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ソウル・フラワー・ユニオン インタビュー

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  シングル
『ラヴィエベル
  〜人生は素晴らしい!』


2007.06.27 RELEASE
XBCD-1021
\1,680(tax in.)


01.ラヴィエベル
    〜人生は素晴らしい!
02.不惑の朝ぼらけ
03.ベラ・チャオ
04.ブルー・マンデー・パレード
05.宇宙フーテン・スイング
06.みんな信者
07.ラヴィエベル
〜人生は素晴らしい!<インスト>



 
 
   
   
   
   
Interviewer:杉岡祐樹
   
   
 
 
  ソウル・フラワー・ユニオン 3年ぶりのニューシングル!

独自のスタンスで、今日も泡盛を夢で割りながら素晴らしき音楽を奏で続けるソウル・フラワー・ユニオンが6月27日、実に3年ぶりとなるニューシングル『ラヴィエベル〜人生は素晴らしい!』を発売した。というわけでその中心人物である中川敬を迎え、今回もいろいろと語ってもらいました。音楽のみに留まらない、毒もユーモアも満載のその言葉は、音楽ファンならずとも必見です!




−−個人的には最近では【ARABAKI ROCK FEST.07】でのパフォーマンスが印象的でした。


中川敬:フェスに出ると、「バンド名と代表曲は知ってるけど……」、っていうお客さんがいっぱいいて、彼らを踊らせるかどうかは、その時のバンドの発するヴァイブレーションにかかってる。そういう意味で、フェスはいつもワクワクするよね。オーディエンスのノリが悪いと「アカン客やな〜」って客のせいにしたりもするけど(笑)。

これはよくタナソウ(※1)とする類いの話やねんけど、例えば、民謡やテクノにはある種の匿名性があるけど、音楽の本質はいわゆる“ロックスター”とファンとの結びつきみたいなものとは違うところにあるはず。そこにある唄、演奏方法、リズム、表現、表情が面白いかどうか。良いヴァイブレーションが流れているかどうか。そこで音楽は決定されるハズなんよ、本当は。やっぱりそこに限りなく近付きたいね、ソウル・フラワーは。


−−今回のシングル『ラヴィエベル〜人生は素晴らしい!』は【ARABAKI】でも大好評でしたが、実に3年ぶりのシングル発売となりました。

中川敬:90年代初頭、メジャーにいた頃は3ヶ月、あるいは半年に1枚くらいは出してたんやけど、シングルの売り方がテレビ的世界、タイアップと結びついてて、レコード会社もスタッフも段々そこで勝負するバンドじゃないっていう位置付けになっちゃって、シングル発売からは遠ざかってた。俺も重々理解できる話であって、実際に99年の『青天井のクラウン』から04年の『極東戦線異状なし!?』まで5年間シングルは出してない。

けど、よくよく考えるとソウル・フラワー・ユニオンは年間3回くらいレコーディングをしてて、曲が十数曲溜まったらフル・アルバムにするっていう形式でココ数年はやってるから、常に出せる作品はあるわけやねんね。だから、ユニオンの「今」を象徴する曲を冒頭に据えて、ライヴ音源をたくさん詰め込んだマキシ・シングル、って形式でバンバン出していけばいいんじゃないか、って去年辺りにふと思って。どんどん新しいソウル・フラワーをCDで聴きたい人もいるやろうしね。


−−ハッピーなヴァイブスに包まれた1曲になりましたよね。

中川敬:遊んでるだけって感じもするけど(笑)。

−−ではこの楽曲を作る上で意識したことなどは?

中川敬:音楽的な話をすると、ニューエスト・モデルの頃にあった方向性、アメリカの深部、ブルース、ニューオリンズ、スイング、カントリーやマウンテン・バラッドなどなど―――、いわゆるルーツ・ミュージックの方に「自己内ブーム」がやってきてて、ここ2〜3年。日本でいえばボ・ガンボスやリクオ。分かりやすく言えばリトル・フィートやザ・バンド、マリア・マルダーみたいな、俺にとってのルーツ・ミュージックに。

−−また、ゲストとして参加しているリクオさんやBLACK BOTTOM BRASS BAND(※2)が、まるでメンバーの様に息のあった演奏をしている点に驚かされました。

中川敬:昨年からリクオと奥野と3人でソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(※3)って形態で地方を回り始めてるんやけど、それも大きいね。
リクオは俺と同世代で、いわゆる群雄割拠のバンド・ブームから生き残った本物のミュージシャンなんやけど(笑)、彼はマネージャー無しで日本全国を年間に150箇所くらい回るのよ。俺は大所帯のダンス・ミュージックが好きやから、ひとりでアコースティックで弾き語りってなかなかやらないんやけど、「リクオとやったらアコースティックのライヴも楽しいんちゃうかな」と思ってやってみたら、もうバッチリ。朝まで呑めるし(笑)。ユニオンのレコーディングにも参加して欲しいと思ったし、リクオの参加は相当大きいよ。


−−また、今作の歌詞はストレートですよね。

中川敬:ここ数年の傾向ちゃうかな。

−−「泡盛を夢で割っている」や、サビの「人生は素晴らしい」と「人生はクソッタレ」が交互に歌われる所など、素晴らしい歌詞も印象的です。

中川敬:人生は本当に泣き笑いやし、悲喜こもごも合わせ呑んで人生はある、ってことをあらゆる現場で学ばせてもらってる。被災地はもちろん、世界各国を回ってもね。嫌なことがあっても、しんどいことがあっても、人生を遊び切らな。死ぬまで生きるわけやねんから。

−−M-02『不惑の朝ぼらけ』は英語のサブタイトル(The Dawn of 40)が絶妙です(笑)。

中川敬:もうこれは10分やね(笑)。この曲はレコーディングの時にセッションで作り上げたんやけど、当初、唄は後で録ろうと思ってた。けど当日になって「もう録ってまえ!」ってことになって、歌詞は10分で書き上げた。ノン・ダビングの一発録り。

俺はニューエスト・モデルの頃から、ガチッと楽曲アレンジを作っちゃう傾向にあるんやけど、やっぱりこういうブルース・セッションをしてみると、またメンバーの新しい資質みたいなものも引き出せたるするんよね。リクオのピアノがいい塩梅にヨレてて、最高(笑)。

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