音楽情報サイト:HOT EXPRESSthere is music by side ホットエキスプレス・ミュージックマガジン  
 
   
 
音楽情報サイト:HOT EXPRESSニュースインタビューライブレポート
レビューチャートメールマガジンスペシャルページ
SEARCH
アーティスト検索
 
 

supercell インタビュー

Single
single「君の知らない物語」ジャケ写

『君の知らない物語』
2009.8.12 RELEASE
[初回限定盤(CD+DVD)]
SRCL-7079/80
\1,575(tax in.)

購入ページへ

[通常盤]
SRCL-7081
\1,223(tax in.)

購入ページへ
01.君の知らない物語
02.LOVE & ROLL
03.theme of “CENCOROLL”
04.君の知らない物語 -TV Edit-
05.君の知らない物語 -Instrumental-

--そして8月12日、シングル『君の知らない物語』をリリースしますが、大きなトピックとしてボーカルにnagiさんを招いています。

ryo:元々、ニコニコ動画への投稿を始める前から nagiさん(※3) のファンだったんですけど、『メルト』を投稿した翌日くらいに彼女が歌ってくれたんですよ。そういう経緯もあって今回お願いしたら快く受けて頂きまして。

--『君の知らない物語』のデモはボーカロイドを使用して制作したそうですが、歌い手がボーカロイドと人間とでは、制作過程なども変わってくるものなのでしょうか?

ryo:人間の歌には音域があるので、“その人に合った音域をフルに使い切ろう”と思ってます。ただ、nagiさんの音域はボーカロイドなみに広いんで、結果はボーカロイドと変わらない音域に(笑)。カラオケで歌ってもらえると分かると思うんですけど、これ、かなり難しい歌なんですよ。だから意識的にはあまり変わらずに作りました。

--そしてバックバンドも強烈な布陣が揃いました。

ryo:好きなプレイヤーさんばかりを集めた感じはあるんですけど(笑)、かっこよく演奏して頂いて。詞も出来上がった状態のデモ曲を渡して演奏してもらったんです。もう打ち込んだまんま再現してもらった感じで。やっぱり生音は空気感が違いますよね。マイクを通して録ると他の音も入ってきますし、揺れも出る。その微妙なグルーヴ感を打ち込みで出すのってけっこう面倒くさいんですよ。

--ryoさんの作る楽曲はロック的なアプローチが多いですよね?

ryo:自分が好きな音楽が男のエモボーカルというか、基本、あんまり女性ボーカルの曲って聴かないんですよ。だからそういうエモーショナルな感じを女の子のポップスでやってみたいですね。

--また、ryoさんは以前、詞を作ることは恥ずかしく、ボーカロイドが歌う前提があるから書けるといってましたよね?

ryo:元々、女性目線の歌詞って完全に自分じゃないですからね(笑)。でも慣れましたね、特に恥ずかしいとも思わなくなってきましたし。まああくまでボーカルの人 ―――初音ミクも設定上は16歳の女の子なので、そんな女の子が叫べる歌詞っていうのは恋愛ですよね。 今回のnagiさんのは人っていうのもあるんですけど、ちょっと回想気味な感じというか。周りからは大して変化していないように見えるかもしれないですけど、結果、作り手的には塩加減ひとつで楽しめるというか。

--この『君の知らない物語』はアニメ「化物語」のテーマソングになっています。

ryo:1話目の時はおなかが痛くてちゃんと観られなかったんですけど、2回目はちゃんと観られて……。いつも思い出になりそうなポイントを逃すんですよ(笑)。

--カップリングの『LOVE&ROLL』は映画「センコロール」の主題歌になっています。ダンス的なアプローチのこの楽曲、個人的には表題曲よりも好きだったりします(笑)。

ryo:多分、そう言われる方もいるだろうと思って、「どっちか好きでしょ?」って(笑)。アルバムもそうなんですけど、「どれか1曲好きでしょ?」っていうスタンスで作ってるんです。この曲は映画の宇木敦哉監督から「好きにやって下さい」と言われたので、どんな感じが好きか聴いてみたら4つ打ちだと。それでやってみた感じなんですけど、完璧にやりたいようにやらせてもらいましたね。

--さらにM-03『theme of “CENCOROLL”』も同映画で使用されているんですよね?

ryo:トレイラー映像で使われた楽曲なんですけど、ハイスピードなアニメーションに合うように作った感じですね。

--結果、良いバランスの楽曲が揃ったシングルになりましたね。

ryo:まさに青春群像劇、という感じですね。まあ自分の作った曲って完成しちゃうとあんまり聴かないっていうのがあるので、……次も頑張りますって感じなんですけど(笑)、サウンド的には生ピアノを使ったので、その辺の空気の揺れなども楽しんで頂ければと。

Interviewer:杉岡祐樹
Page Design:梅原直也