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鈴木亜美×キリンジ インタビュー

 
 
   
  シングル
それもきっとしあわせ

2007.03.14
RELEASE
AVCD-31191

\1,050(tax in.)





01.それもきっとしあわせ
02.それもきっとしあわせ
   “Basic Session Version”
03.Narration Drama「join」♯3
     〜the days after〜


 
   
   
   
   
Interviewer:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 
 
 
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 名曲誕生。鈴木亜美がこれまで相まみえることのなかった別世界のアーティストのカラーに染まる。そんな今回の“join”プロジェクトにおいては、当然のことながら実験色の強いナンバーが目立った。しかしその中において、万人がおそらく「良い曲」と口にするであろう名バラードが誕生。『それもきっとしあわせ』、作詞作曲をキリンジが務めているのだが、その内容は今まで露呈されなかった鈴木亜美の心情、なぜ彼女は歌うのか?その本心を丸裸にするモノとなった。


−−キリンジと鈴木亜美は奇しくもメジャーデビューが1998年で同じなんですよ。で、まずお互いがお互いにどんな印象を持っていたか、聞かせてもらいたいんですが。

堀込泰行:本人を目の前にしてそれを語るのは、なんか、恥ずかしいですね(笑)。え〜っとね、僕の友達は『ASAYAN』で彼女に投票したって言ってましたね。印象とは違うと思うんですけど(笑)。「思わず投票した」って言ってましたね。普段そういうことする奴じゃないんですけど。

堀込高樹:やっぱり“芸能界の人”っていうイメージでしたね。僕らはわりと地味って言ったら地味で(笑)学生の頃のまま音楽を作り続けている感じで、わりと大人になってからデビューしてるんですよ。でも彼女は若くしていろんな大人の人と関わっている方という印象ですね。僕らには分からない世界というか、あれだけ若い時期からこの世界で働く感覚っていうのは「どんなものなのかな?」っていう感じでしたね。そういう漠然とした印象。

−−逆に亜美さんはキリンジにどんな印象を?

鈴木亜美:やっぱり正反対の世界というか、私はどちらかと言うと、音楽の人っていうよりもとにかく露出しまくって顔を知ってもらう。そういう要素の方が大きかったんですけど、キリンジさんは、自分たちの音楽を貫き通していて、「強いな」って思っていましたね。そういう風に突き進む人たちって私なんかとは全く違う考え方をもって、やっぱり音楽一本、一筋というか、自分たちの道を自分たちで作っていっているじゃないですか。私みたいにちょっと宙をふわふわ歩いてる感じじゃない。で、私はそのふわふわ歩いてる感じのときは、やっぱり常に不安だったので、キリンジさんみたいに自分たちの音楽を純粋に愛してもらって活動できている人たちを、子供ながらに羨ましがっていましたね。私は楽器が出来たわけでもないし、ただ出来上がっていくモノをさくさく歌っていくだけだったんで、「全く違う作り方をしているんだろうなぁ」って、そういう興味はありましたね。自分たちで音楽を作って自分たちの思い通りに物事がすべて進んでるんだろうなって(笑)。

堀込泰行:そんなことないですよ(笑)。

堀込高樹:まぁ出来ている方だとは思うけど。

堀込泰行:とは言え、やっぱりね、「みんなが喜びそうなやつ、書け」とか(笑)、そういうのはやっぱりどうしたってある。

堀込高樹:どこも一緒だと思いますよ。

−−でも亜美さん的には、その音楽に集中できる環境というか、存在に憧れていたと?

鈴木亜美:そうですね。特にデビュー当時とかは、全く自分にはない要素だったので「いいなぁ」って。でも「やっていいよ」と言われても出来ない自分が当時はいたんですけど(笑)。そこは全く違うと思っていましたね。本当のミュージシャンってキリンジさんみたいな人たちのことを言うんだよなって。

−−今回、共に“join”シングルを制作する上でコミュニケーションを取る機会はあったんですか?

堀込泰行:歌入れ前に初めてスタジオで会って、そこでちょっと話をしたり。

鈴木亜美:今回“join”させていただいたアーティストさんのほとんどがそうなんですけど、みんなキーチェックのときに初めて会って、その後歌入れのときに会うという流れでしたね。

堀込泰行:で、「ここの詞は楽しい感じで」とか、説明したり(笑)。

鈴木亜美:(笑)。あの、今回“join”させていただいたアーティストさんとのレコーディングの中でもキリンジさんは結構後半だったんですよ。で、私もちょっと他のアーティストの現場に出向くスタイルに慣れてきていたときだったし、しかもキリンジさんの曲は、今回の“join”企画のシングルのラストを飾る曲でもあったので、ちょっと私の気持ちの入れ方も違ったというか、アルバムに繋がるシングルになるので、すごく重要だったんですよ。でもデモのときから曲の世界はすごく出来上がっていたから、安心はしていたんですよね。特にキリンジさんはご兄弟ということもあったので、私は妹になった気分で「どうすればいいのかな?お兄ちゃん」みたいな感じで(笑)。そういう安心感があったので、スタジオに入った瞬間に家族的な雰囲気というか、すごくアットホームだったんですよ。スタジオがお部屋になっていたのもあって、入った瞬間に「なんか空気が違う!」と思って、その空気の中にそのまますんなり入っていきましたね。

−−そのときのキリンジさんは?

堀込高樹:俺たちは結構緊張してた(笑)。

(一同爆笑)

堀込泰行:あと、これまで楽曲提供はやったことはあったし、自分たちのレコーディングに誰かが来ることもあったんですけど、僕らが完全にサウンド面は作っていくということで、指示を出したりするのには慣れてなかったんです。いわゆるプロデューサーっぽいことっていうんですかね。そうなってくると、その人の個性を活かしつつ、僕らがどうしたいのか?とか、そういう作業の中で一番良いところを探す感じになるんですよ。そこは今回すごく新鮮でしたね。

−−じゃあ、今回の企画の話が来たときは、どんなリアクションを?

堀込高樹:まぁビックリしましたね。

堀込泰行:ツアー中だったし。

鈴木亜美:突然ですもんね、あまりにも。

堀込泰行:で、「どういう曲が求められているのかな?」っていうのが、最初分からないで、その知らせだけ来たからビックリしたっていう。

堀込高樹:鈴木さんの曲の印象としては、ダンスっぽい、結構アップ目の、煌びやかな印象があったんですよ。で、我々はアップな曲もあるけど、どちらかと言えば、ミディアムが多いんですよ。なのでミディアムを求められているのであれば、参加できるかなとは思ったんですけど。いきなり「ダンスチューンをお願いします」と言われたら・・・。

鈴木亜美:(笑)。

堀込泰行:「なんで我々に!?」っていう話になっちゃうからね(笑)。でも知らせがきたときに「Buffalo Daughterとかもやる」っていう情報はあったので、今までと毛色の違うことをやってみる企画なんだろうなっていうのが分かって、それだったら「面白いことができそうだな」って。

堀込高樹:一緒に何かやるってなると、同じ地場にいる人同士がやることが多いじゃないですか。普段の飲み仲間とか、音楽性がちょっと似てるとか。ただ、そういう人同士でやっても、あんまり面白くないんですよ。でもキリンジと鈴木亜美さんっていう、住む場所も育ってきた環境とかも全然違う者同士が何かを一緒にやることには、意義があると思うんですよね。なので「どうなるか分からないけど、面白そうだからやってみよう」っていう感じでしたね。

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