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aiko ライブレポート

aiko ライブレポート
【Love Like Pop vol.12】
2010.02.04(木)
at NHKホール
01.飛行機
02.その目に映して
03.ボーイフレンド
04.あの子の夢
05.戻れない明日
06.かばん
07.17の月
08.より道
09.歌姫
10.テレビゲーム
11.ふれていたい
12.白い服黒い服〜アスパラ〜ココア〜キラキラ〜恋ひ明かす〜キスでおこして〜小鳥公園〜木星〜アンドロメダ〜猫
13.milk
14.Power of Love
15.be master of life
16.星物語
 
En1.キスする前に
En2.シアワセ

 壮大なストリングの音色と、スクリーンに映し出された今までのライブ映像によって、早くも会場には感動的な空気が充満。すると『飛行機』のイントロと共に幕が上がりaikoが登場。大きな歓声と手拍子の中、一人一人を見つめながら笑顔で、精一杯その声を伸ばす。「おっしゃ!今日はみんな楽しんでや!」満面の笑みで叫んだ彼女が一番楽しんでいるようで、なんだかこっちまで嬉しくなった。「目を合わせて、体を動かして、悲しいことは置いていって、いっぱいいっぱい楽しんで帰ってくれるかなー?」「いいともー!!」そんな微笑ましいやり取りが更に会場を温め、スタートから僅か10分でNHKホールは幸福感でいっぱいになった。

 今年の紅白でも披露した『あの子の夢』、リリースしたばかりの『戻れない明日』を立て続けに熱唱。得意の高音やファルセットを丁寧に響かせ、叙情的な世界を一気に作り上げた後は、MCで終始笑いを誘う。シングル発売日にCDショップでaikoのコーナーにいたカップルに声を掛けたらビックリされたという話から、遠慮がちにaikoを見つめていた七三分けのサラリーマンに自ら握手を求めた話など…彼女らしい話題に観衆も笑みをこぼさずにはいられなかった。そしてサックス、トランペット、トロンボーンの音が煌きを増す『17の月』や、隠れた名曲『より道』をスタンドマイクで歌い上げ、迫力のある歌声も武器にして聴き手を釘付けにする。深々と頭を下げた後は「ゆっくりして、疲れたよね」という一言でお馴染みの弾き語りコーナーへ突入。観客に思いついた単語を言ってもらい、それを即興で歌にするのだが、この日挙がった単語は「サバ、三十路、モンペ、パンツ、猫」など、むちゃぶりに近いものばかり。それでも完成度の高い即興ソングを歌い上げるaikoに、観客も思わず感嘆の声をあげる。散々遊び心満載の空間を楽しんだ後は「みんなの近くにいけますように」と、弾き語りの『ふれていたい』で張りつめた雰囲気を創り、オーディエンスを魅了。感傷的なその声は、耳にする者の心を切なくさせるほど美しかった。

 虹色に輝くライトと弾けるようなブラスバンドの音色で始まった後半戦。ブルーのワンピースで再び登場したaikoは、ポニーテールに結んだ髪を揺らしながら『白い服黒い服』をはじめ、片想いナンバー『アスパラ』やシングル曲『アンドロメダ』など10曲を凝縮した怒濤のメドレーナンバーで畳みかける。バンドメンバーも思い思いに踊り、マラカスを持ってジャンプ。全員が笑顔で踊りまくるその瞬間は、まるで舞踏会のようなワクワク感があった。この"そろそろネタがつきちゃったんだよね〜メドレー"と題されたメドレーのお陰で会場が熱気で満ち溢れている中、お得意のコール&レスポンスで更なる興奮を誘う。「男子!女子!そうでない人!」「めがね!コンタクト!裸眼!レーシック!」「人妻!旦那!バンド!警備員のお兄さん!」会場が一体化した瞬間「せーの!」という一声で金のテープが飛び出し、パワー全開の『Power of Love』を高らかに響かせる。
 アンコールで「最近は、色々なことや特別なことをやらせて頂いて、忙しくて、ハラハラしたりドキドキしたり不安になったり。でも、こうやってライブで歌っていると、帰って来たなぁって思います」「みんなも不安になったりすることもあると思うけど、今日あったことを思い出してなぁ」と口にしたaiko。常に歓喜をふりまき、パワーとエネルギーを与えてくれた彼女に、感謝の想いで胸がいっぱいになった。

aiko

Live Report:武川春奈
Page Design:佐藤恵