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ライブレポート

 【a-nation 10th Anniversary for Life Charge & Go! ウイダーinゼリー】ライブレポート
【a-nation 10th Anniversary for Life Charge & Go! ウイダーinゼリー】
2011.08.27(SAT)28(SUN)
味の素スタジアム
SET LIST(2011.08.27)
Purple Days(オープニングアクト)
Dream5(オープニングアクト)
Little Blue boX(オープニングアクト)
アクトダンサー (オープニングアクト)
GIRL NEXT DOOR
後藤真希
鈴木亜美
U(城田優)
Acid Black Cherry
E-Girls

AAA
mihimaru GT
AFTERSCHOOL
Do As Infinity
The ROOTLESS
倖田來未
TRF
X JAPAN
浜崎あゆみ
東方神起
SET LIST(2011.08.28)
東京女子流(オープニングアクト)
yu-yu(オープニングアクト)
SHU-I(オープニングアクト)
GIRL NEXT DOOR
ICONIQ
鈴木亜美
AKB48
TRIPLANE
AAA
hitomi
Me(misono)
YELLOW FRIED CHICKENz
BoA
Sweet TVステージ
May J.
Every Little Thing
moumoon
観月ありさ
倖田來未
TRF
浜崎あゆみ
東方神起

まえがき〜大塚 愛不在の【a-nation】

 今年の4月23日。自分は「俺の考える大塚 愛【a-nation'11】構想。ド頭からAKB48と同人数の女子従え『さくらんぼ』〜『CHU-LIP』でダンス&行進。特効&炎の演出ありつつ『ポンポン』『ロケットスニーカー』を畳み掛け、最後は歌詞をレクチャーしつつ『Always Together』大合唱。」という勝手な構想(ツイート)をしながら盛り上がっていたのだが、今や【a-nation】を成立させる為に欠かせないピースとなった彼女が育児休暇の為に不参加。正直、今年の【a-nation】は少し寂しくなると思っていたのだが、そこは天下のavex主催イベント。10周年ということもあり、幾つものサプライズと熱いステージで10万人以上(東京公演2days)のオーディエンスを大いに盛り上げてくれた。

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GIRL NEXT DOOR/後藤真希/ICONIQ/鈴木亜美によるNON-STOP SHOW

 トップバッターのGIRL NEXT DOOR。まず千紗の笑顔が良い。向日葵みたいな笑顔で、元気ハツラツに踊って歌って“L”マークを振り上げる姿が可愛いし、観ていて元気が出る。That's avexサウンドを引き受けた『Infinity』や『ダダパラ』も【a-nation】の幕開けにはピッタリだ。続け様に登場した後藤真希は「今まで支え続けてくれたファンの皆さん、a-nationで私のことを知ってくれた皆さん、ありがとうございました!」と活動休止前、最後の【a-nation】に全力を注ぐ。そして純白のドレスを着てBlue Teddyと手を繋いで現れた鈴木亜美は、まさかのデビュー曲『love the island』でライブをスタート。往年の大ヒットダンスチューン『BE TOGETHER』には観客はもちろん、会場に舞い込んできたアゲハ蝶も踊る。なお、この3組によるノンストップショー、2日目の2番手はICONIQだったのだが、ベリーショートだった昨年とは打って変わり綺麗なロングヘアー、そして黄色いドレスをなびかせながら、精一杯手を振って『TOKYO LADY』を楽しげに歌い上げていく。ステージから客席へ伸びるランウェイを歩いていく姿にもハッピーグルーヴが溢れており、その変貌ぶりには涙腺が緩んだ。

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shooting act(U(城田優)/AFTERSCHOOL/The ROOTLESS/TRIPLANE/Me(misono)/May J./moumoon)

 また、メインステージの転換時に登場する新進気鋭のアーティストによる“シューティングアクト”も今年は例年にも増して豪華で、大ヒットドラマ「ROOKIES(ルーキーズ)」等で知られるイケメン俳優 U(城田優)は、歌手としても十二分に成立するスウィートボイスで女子の心を鷲づかみに。安室奈美恵とのコラボレーションも記憶に新しいK-POPガールズグループ AFTERSCHOOLは、一切乱れることのない9人によるマーチングパフォーマンス、セクシーかつエモーショナルな歌とダンス、更には「愛してるよ〜」とキュートに叫んで老若男女をときめかせる。また、アニメ「ワンピース」OPテーマを力強いバンドサウンドと情感たっぷりのハイトーンボイスを響かせたThe ROOTLESS。まだ実態を知らない人も多いバンドだと思うが、そのステージはかなり情熱的。4人それぞれに全身を使って突き刺さる声と音を放っていく。

 2日目の“シューティングアクト”では、TRIPLANEが「東方神起を観に来た人も、AKB48を観に来た人も一緒に盛り上がろう!」となりふり構わず、自身いわく「北海道で今一番売れてる曲(イチバンボシ)」をぶちかませば、Me(misono)はミュージカル「アニー」でお馴染みの名曲『tomorrow』をなんとアカペラでカバーし、空高くハイトーンボイスを響き渡らせる。近年はタレントとして活躍する彼女だが、その存在感抜群の歌声にはとても大きな歓声が贈られていた。やっぱり貴女は歌うべき人だよ。また、May J.もいきなり大ヒット曲『Garden』をアカペラで歌い出し、続く『No No No』では腰をくねくねさせるセクシーダンスを披露。更に“お嫁さんにしたいランキング1位”にいつ輝いてもおかしくないYUKA(vo)擁するmoumoonは、真夏の青空の下というシチュエーションにハマり過ぎる『Sunshine Girl』を披露。ぴょんぴょん飛び跳ねながら、MASAKIの穏やかなギターにたゆたいながら、楽しそうに歌うYUKAの姿は可愛かった。

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SECRET含むゲスト陣や初登場組のアクト(Acid Black Cherry/E-Girls/mihimaru GT/X JAPAN/AKB48/Sweet TVステージ/観月ありさ/YELLOW FRIED CHICKENz)

 近年の【a-nation】の楽しみと言えば、シークレット含むゲスト陣や初登場組のアクトである。今年はAcid Black Cherryが「どう見てもこのフェスに似つかわしくない……」と自ら笑いながらも「こう見えてもavexの一員なんで」と轟音ロックを躊躇なく響かせ、真夏の日中に相応しくないグルーヴで観客を扇情。EXILEの意志を継ぐ3組のガールズグループ Dream、Happiness、FLOWERによるE-Girlsは、総勢31人によるガールズパワーで『渚のシンドバット』等をキュートに歌い踊り、会場中の視線を集めてみせる。今や【a-nation】の大常連になりつつあるmihimaru GTは『気分上々↑↑』などの畳み掛けでワールドカップさながらの大合唱を誘発し、「なでしこジャパン」「ポポポポーン!」などの流行語によるコール&レスポンスで笑顔を誘う。そして初日唯一のSECRETゲストとして登場したX JAPANは、まずYOSHIKIのピアノとTOSHIのボーカルのみで「もう独りで歩けない 時代の風が強すぎて……」と名バラード『Forever Love』を歌い出し、そこへPATA、HEATH、SUGIZOも姿を現し、YOSHIKIが上半身裸になってドラムセットの前へ駆け寄ると、花火の炸裂と共に『Rusty Nail』の旋律が。オーディエンスを尋常じゃないテンションまで一気に舞い上げた。ラストは『X』で会場中に“Xジャンプ”を発生させ、TOSHIとYOSHIKIは「We are!」「X!」のコール&レスポンスを観客と何度も繰り広げていく。そしてメンバー5人が手を繋ぎ、子供のように無邪気にはしゃぐ姿は実に印象的であった。

 2日目にはAKB48が登場。前田敦子、大島優子、柏木由紀、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美、指原莉乃、仁藤萌乃、佐藤亜美菜、倉持明日香、増田有華、高城亜樹、市川美織、横山由依といった豪華布陣で『ヘビーローテーション』を披露したのだが、5万人が「アイウォンチュー!」と歌い返す光景は圧巻。そこにいる全員が彼女たちのファンかと錯覚するほど、圧倒的な人気を誇っていた。また「Sweet TVステージ」と題したファッションショーにも、土屋アンナ、道端アンジェリカ、道端カレン、girl next doorの千紗、鈴木亜美、ICONIQ、木下優樹菜、Kelly、黒田エイミ、hitomiといった豪華な顔ぶれが次々と現れ、最後は全員でランウェイを歩いていく。また、この日は2組のSECRETゲストが出演。まずは太陽の下、観月ありさが【a-nation】に初登場し、ステージを駆け回りながら小室哲哉プロデュースの大ヒット曲『TOO SHY SHY BOY!』をお届け。そしてノンストップで『Happy wake up!』を披露し、夏の終わりをハッピーかつ鮮やかに彩った。そして突如“七人の侍”なる言葉がスクリーンに映し出され、ステージへシャウトしながら登場したのは、GACKT率いる肉食系ユニット YELLOW FRIED CHICKENz。炎がボンボン爆発を起こす中、見事な肉体美を躍動させながら、激しくヘドバンしながら歌い踊る7人に5万人は釘付け。GACKTも「最高だぜ!」と大満足の様子だった。

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a-nation/avexを支えてきた主役たちによる競演(AAA/Do As Infinity/hitomi/BoA/Every Little Thing/倖田來未/TRF)

 幾度となくシーンの主役としてクローズアップされ、avexの輝かしい歴史を紡いできたトップアーティストたち。気付けば2作目となるベスト盤『#AAABEST』を発表するほどのキャリアを積んできたAAAは、メンバー7人で馬車に乗り込んでタオルをぶんぶん振り回しながら登場。ウイダーinゼリーを10秒で飲み干したり、サイン入りフリスビーを客席へ投げ入れたりと相変わらずのフレッシュさ、実力も個性もフル活用したステージングで観客を大いに盛り上げた。Do As Infinityは「いぇいいぇい!東京!」「1!2!1!2!3!4!」といきなりヒットナンバー『冒険者たち』を圧巻のサウンドプロダクションとパワーボイスで響かせ、一瞬にして【a-nation】をロックフェスへと変貌させる。また、雨の野外ライブと縁深いDo Asだが、この日は曇り空で『本日ハ晴天ナリ』を披露。2人揃ってランウェイ最前から「君だって 僕だって 気付いていないだけ 雨だって ダメだって 本日ハ晴天ナリ!」と響かせ、50000人の心を思いっきり快晴にしてみせる。また、2日目に参戦したhitomiは「みんな!愛し合ってますか!?」とキヨシローさながらの挨拶。毎年ぶっ飛んだ衣装で楽しませてくれるが、今年は超セクシーなナース姿で『LOVE2000』『
CANDY GIRL』などの代表曲で大合唱を生み出し、最後は「サンキュー!愛してまーす!」とステージを後にした。

 アメリカデビュー後、ダンスやボーカルの更なるスキルアップに成功したBoAだが、今年の【a-nation】では日本デビュー10周年を迎えていることもあり『ID;Peace B』など懐かしのナンバーも連発。ラストには伝家の宝刀『VALENTI』も飛び出し、フラメンコを取り入れたダンスとハイトーンボイスでぶっ放した「My Dream!」で会場中から拍手喝采を浴びている。今年で15周年のEvery Little Thingは、スクリーンに歌詞を映し出しながら『出逢った頃のように』などの大ヒット曲をメドレー方式で披露。持田香織が自由に踊りながら、マイクを客席に向けながら、シャドウボクシングを繰り広げながら、超音波みたいなハイトーンボイスを響かせながら、今日これまでで一番の一体感を生み出し、最後にガッツポーズを決める姿はお見事であった。また、バンドを従えて登場した倖田來未は、エメラルドグリーンの花火を打ち上げながら『BE MY BABY』などカバー曲を連発。露出度が半端ない衣装、キレッキレのダンス、完全攻撃モードのボーカルで5万人の拳を振り上げさせ、大合唱を巻き起こす。必殺メドレー『キューティーハニー〜Butterfly』でもみんなで「ハニーフラッシュ!」を決めたり「オイ!オイ!」と叫びまくったり、最初から最後まで振り切れたステージングで観客を熱狂させた。そこで生まれた熱量を更にスパークさせるべく、TRFは久々に【a-nation】で『Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜』を披露。その後もヒット曲を畳み掛け、最後はスペシャルゲスト 小室哲哉と共に『Survival dAnce』で巨大なスパークを発生させる。照れながら踊るTKは、とてもチャーミングであった。

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驚愕のクライマックス(浜崎あゆみ/東方神起)〜あとがき

 何年にもわたって【a-nation】の大トリを務めてきた浜崎あゆみが、東方神起にその座を譲って一足早く登場したことには誰もが驚いたし、ほとんどの楽曲をAAAのNAOYAとパフォーマンスしたことや、H Jungle with t『WOW WAR TONIGHT』をカバーしたこと等、新しいアプローチがとにかく多かった今年の構成に戸惑った人は決して少なくなかったであろう。が、様々な感想や憶測がファンの間で飛び交いまくった翌日、28日のステージで彼女は涙を浮かべながらも、とんでもない熱量で歌い、踊り、ファンと一体となってスタジアム中を駆けずり回り“戸惑い”を“絆”でもって吹き飛ばすアクトを展開。そして最後は男勝りの声で「ありがとうございました!」と叫び、多くの人々の目頭を熱くした。90年代よりシーンの頂点に君臨してきた戦士の生き様。それを10年目の【a-nation】にもしっかりと刻んだのだ。また、強烈な重圧を感じて当然の状況で登場した東方神起だが、赤いサイリウムに染まった会場を見渡しながら、凄まじい歓声の中で勇ましいダンスを披露し「みんな、お待たせしました。a-nationと一緒に戻ってきました」「たくさんのアーティストと競演できたことも嬉しいけど、今目の前にいる皆さんと出逢えたことが何より嬉しいです」と大喜び。すべての想いをまたこのステージに立てたことへの感謝に昇華し、圧倒的な歌声と動きで10年目の【a-nation】最大の熱狂を生んでみせるのだった。

 以上、とにかく激しかった【a-nation 10th Anniversary for Life Charge & Go! ウイダーinゼリー】。個人的にはファンであるとかないとか関係なく、万人が笑顔で楽しんでいたアクトが印象に残っているし、そこを目指した出演者たちの意気込みにも胸は熱くなった。で、そうしたアクトや出演者が増えれば増えるほど、終演後に打ち上がる花火の輝きも変わるのだろうなとも。来年は大塚 愛も復帰しているだろうし、今からでは想像もつかないビッグネームの出演もあったりするんだろうし、今年参加したアーティストたちもレベルアップしているだろうし、音楽フェスの更なる理想型を体感させてくれるはずだ。その進化ぶりを楽しむのが【a-nation】の醍醐味。という訳で、皆さん、来年も【a-nation】で必ずお会いしましょう!

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Live Report:平賀哲雄
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