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安室奈美恵 ライブレポート

   
   
安室奈美恵
【namie amuro PLAY MORE!!】
2008.02.01(FRI)
東京国際フォーラム
ホールA
   
   
   
SETLIST:
01.Hide&Seek
02.Full Moon
03.It's all about you
04.butterfly
05.Darling
06.COME
07.Luvotomy
08.Should I Love Him?
09.Girl Talk
10.FUNKY TOWN
11.Hello
12.NEW LOOK
13.ROCK STEADY
14.WHAT A FEELING
15.人魚
16.Baby Don't Cry
17.Step With It
18.Chase the chance
映像〜GOLDEN EGGS〜
19.CAN'T SLEEP,CAN'T EAT,I'M SICK
20.WANT ME,WANT ME
21.Violet Sauce(Spicy)
22.Top Secret

En1.Pink Key
En2.CAN YOU CELEBRATE?
En3.Say the Word BH.MIX

   
   
   
   
 
Live Report:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 愛、夢、希望、羨望、そういったもんを全て詰め込んだかのような凄まじい歓声が、『Hide&Seek』の行進のようなリズムに乗りつつ、階段を一歩一歩降りてくる安室奈美恵にぶつけられる。そんなみんなの熱い視線、込み上げる熱気を感じながら、確実に熱を帯びていく安室の歌声、動き。もう「カッコイイ」とか「カワイイ」とかっていう言葉では表現しきれないけど、でも「カッコイイ」とか「カワイイ」とか、シンプルで直情的な言葉しか送れない、高次元な彼女のパフォーマンス。その一挙一動に興奮したり、躍動したりする僕ら。そして何より僕らのテンションを上げるのが、彼女が常人離れしたパフォーマンスを展開しつつも、実に楽しそうで、更には、共に踊るダンサー、共に奏でるバンドメンバーもそんな彼女と変わらないテンションと表情で今この瞬間を楽しみまくっているのがガンガンに伝わってくる、この感覚である。

 
  タオルで汗を拭って、「こんにちは、安室です。今日は来てくださって、どうもありがとうございます」と彼女が挨拶しただけで、凄まじい盛り上がりを見せる客席。安室もそれでちょっと楽しくなったのか、客席のあちこちに手を振って反応がある度にニコニコ(笑)。そして、ピンク色に光るカプセルの中にダンサーと共に入り、再びそこから彼女が現れると、その頭上には、ネオンで彩られた、横たわるセクシーな女性と“BAR FUNKY TOWN”。で、安室自身も実に大人びたセクシーな姿で『Darling』をショーガールのような動きと演出でもって披露。続いて、色を鮮やかに変えながら回るミラーボールの下、ハウス調のリズムに乗せ、聴き手を高揚させるクールな歌声とダンスで魅せたのは『COME』。そして、あのm-floが「安室奈美恵のライブをより劇的にアゲる楽曲は作れないか」と考え生み出した『Luvotomy』は、その狙い通り、腕を振り上げて飛び跳ねるオーディエンスの画を生み、安室自身も歌・ダンス共にアガりっぱなしの、思わず見ててニヤつくほどに見事なパフォーマンスを魅せてくれた。その後も、幻想的な光に包まれながら切なげに、しっとりと歌い上げた『Should I Love Him?』、ピンク色のライトに照らされたステージでハートマークと戯れながら軽快に聴かせ、みんなを笑顔にした『Girl Talk』、ダーツに興じたり、本当に友達と遊んでいるかのような演出を噛ましつつ、その腕をぶんぶんに振り上げ、そして迫力の歌声で会場をひとつにした『FUNKY TOWN』と、とにかくハイライトだらけのライブは続いていく。

 P&G「プレミアム ヴィダルサスーン」シリーズの大型キャンペーン“FASHION×MUSIC×VS”の、60's、70's、80'sをそれぞれ意識して制作されたCM映像が流れると、「Now It's SHOW TIME」という声と共に今正に流れていた新曲『NEW LOOK』『ROCK STEADY』『WHAT A FEELING』の生披露!これにはもうみんな子供みたいに喜んで、大好きな安室ちゃんが表現する『60s 70s 80s』を、これまた「カッコイイ」「カワイイ」と騒ぎながら堪能していた。続いて曲は、図ってか図らずか、90'sの不朽の名曲『人魚』へ。満天の星の下、想いを爆発させた、どこまでも突き抜けていく歌声が感動を呼ぶ。そして『Baby Don't Cry』、すげぇあったけぇハンドクラップと大合唱に包まれて、すげぇあったけぇ歌声。優しさに充ち満ちた「もう大丈夫」というフレーズを響かせる安室。なんでこんな歌がうたえて、こんな空気が生めるのか。思わず涙ぐんでしまうほど、優しい瞬間だった。で、こんな歌をうたわれちゃったら、やっぱりみんなの心はふっか〜いところまでオープンになっちゃうわけで、しかもこの後が『Step With It』、そして生バンド全身全霊の演奏による『Chase the chance』の披露っていう。これで歌わない奴も、踊らない奴も、はしゃがない奴もいるわけがなく、新しいアレンジでより肉体的な躍動感を手に入れたそれを、もうバカみたいにカラッポになった頭でみんな楽しんでいた。

 続いては、このツアーのためだけに作られた「GOLDEN EGGS」の新作上映での爆笑を挟んで、『CAN'T SLEEP,CAN'T EAT,I'M SICK』『WANT ME,WANT ME』『Violet Sauce(Spicy)』と、近年の安室奈美恵が日本のシーンに果敢に叩き付けた、日本のリスナーの耳に多大なる影響を与えた、日本の音楽の未来をこじ開けたと言ってもいい意欲作、衝撃作が立て続けに、しかも全身全霊で披露された。そして本編ラスト、今披露した3曲のシングルナンバーに勝るとも劣らない、ワールドスタンダードを超えるクオリティを誇るであろうナンバー『Top Secret』で、誰も太刀打ちできない強靱な世界観を生み出し、その衝撃を残したまんま彼女はステージから姿を消した。圧巻。

 懸命な「namie」コールを受けて、ピンクとハートでいっぱいのステージに舞い戻った安室奈美恵が歌うのは『Pink Key』。もちろんみんなニコニコ笑顔。そして満を持しての『CAN YOU CELEBRATE?』。「Can you celebrate? Can you kiss me tonight?」までを安室がアカペラで歌うと、その続きをみんなが大きな声で歌う。そしてアコースティックギターの音色を軸にした、歌声を前面に打ち出すアレンジでもって展開していくこの曲を、彼女はとても感情的に熱唱。その後、ドラマティックなバンドサウンドに押し出されるように、更に伸びていく彼女の気持ちの乗った歌声。こんな感動的な『CAN YOU CELEBRATE?』を聴いたのは、初めてかもしれない。そして今夜のライブのオーラスでは、『PLAY』のアートワークを飾った安室ちゃん人形(巨大)が2体も登場!素晴らしい爽快感の中で『Say the Word』を彼女は、強い絆で結ばれたダンサー、バンドメンバー、スタッフ、そしてここにいるみんなとタオルを振り回しながら楽しそうに歌っていた。ほんと、楽しそうだった。メンバーと横一列、「今日はどうもありがとうございました!」と言い、笑顔で手を振って、ステージを後にする安室奈美恵。驚愕の、完璧なライブであった。
   
安室奈美恵 OFFICIAL SITE  
 
http://www.avexnet.or.jp/amuro/

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