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アンジェラ・アキ ライブレポート

   
   
アンジェラ・アキ
【CONCERT TOUR 2007-2008“TODAY”】
2008.01.31(SUN)
東京国際フォーラム
ホールA
   
   
   
SETLIST:
01.Again
02.MUSIC
03.TODAY
04.Rain
05.EVERY BREATH YOU TAKE(カバー)
06.モラルの葬式
07.Kiss Me Good-Bye
08.乙女心
09.This Love
10.愛のうた
11.One Melody
12.孤独のカケラ
13.サクラ色
14.On & On
15.たしかに

En1.Runner(カバー)
En2.HOME

   
   
   
   
 
Live Report:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 19:15。オーディエンスのハンドクラップに応えるように点滅する光と“TODAY”という声。そこにアンジーのことを圧倒的に支持するミュージシャン3人が各々の音でカオティックな世界をそこに生み出し、やがてその3人と同じステージに現れたアンジーがピアノの前に座り、声高らかに歌い上げると、すべての音が、そして、ここにいるすべての人々の表情が晴れ渡り、大空をジェット機で駆け抜けるかのようなグルーヴ、音楽が僕らを高揚させる。「どうもありがとぉぉぉ!!」「ミュージック!!」すべてを突き抜ける突進力とすべてを切り拓く開放感。音楽で出来うる限りの気持ち良い空間創造。41公演の41回目とは思えない、今日が人生で初めて恋人ができた日ぐらいのテンションでアンジーは歌っていた。そして今しかないこの瞬間をみんなひとつになって楽しんでほしいと、ツアータイトルにもなっている『TODAY』を早くもこのタイミングで披露。“今日を祝福したいんだ!”というフレーズ通り、眩いほどの愛に溢れた想い、エネルギーをビシバシぶつけ合うアンジーとオーディエンス。

 
 毎度恒例の洋楽カバー。今夜も素敵なチョイスだ。ポリスの『見つめていたい』を熱唱。もちろん今夜もアンジー先生の「勝手に英語でしゃべらナイト」付き(笑)。韻とはオヤジギャグであるという諸説やら、韻を踏んでるJ-POPということで、PUFFYの『アジアの純真』、アンジーが本当に恋をしていたB'zの『BAD COMMUNICATION』の一部披露やら、「この曲はストーカーの曲なんだよ」とスティングが語っていたトリビア話やらを楽しく聞かせ、最後はみんなで大合唱!そんな笑顔でいっぱいになったコーナーを終えると、会場の空気は一転、ノイジィでおどろおどろしい音が僕らの耳を劈(つんざ)いてくる。真っ赤に染まったステージ。そうして生まれた幻想的かつ緊張感で張り詰めた世界の中で聞こえてきたのは『モラルの葬式』。その歌詞通りの葬儀が、物語が、目の前でリアルに展開されているような臨場感は、この曲が伝えんとする“生きる”ということの意味を痛いほどに、僕らの心に刻み込んだ。そんな衝撃的なテイクの後、一人ステージに残ったアンジーは、これまでにないぐらい、すべてのフレーズに深い溜め=想いを溢れさせながら『Kiss Me Good-Bye』を披露。すべてを歌い終え、深く息を吐き出すその瞬間まで、確実に誰かを、何かを真っ直ぐに見つめながら、心のままに歌い上げていた。この曲の披露を機にコンサートはアンジーの弾き語りの時間帯へ。

 
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 行くと思ったら、20分ぐらいのトーク(笑)。そして熱い思いに溢れに溢れまくった『乙女心』を披露。奪い取れ!やり返せ!ぶつかれよ!と、乙女心をみんなとコール&レスポンス。あっつい気持ちを甦らせてくれるアンジー。そのまま流れるように彼女は更なる強い愛を爆発させるように『This Love』を熱唱。あまりに真っ直ぐな歌に、諦めていたことや忘れてしまったこと、そうしたモノすべてに対する気持ちが奮い立つ。『愛のうた』『One Melody』『孤独のカケラ』『サクラ色』、彼女が全身全霊で歌う愛の歌は、僕らのあらゆる人生、生活に水を注ぎ、心を潤し、力を与える。例えば、仕事のこと。例えば、家族のこと。例えば、恋人のこと。例えば、昔の恋人のこと。例えば、夢のこと。例えば、挫折のこと。例えば、過去のこと。例えば、未来のこと。そのすべてに対しての迷いを「こうすべきなんじゃないか」「俺はこう生きるべきなんじゃないか」っていう考えや意思に変えていく。故に『On & On』、故に『たしかに』の披露に対するオーディエンスの眩いほどキラキラしたレスポンスである。真っ直ぐな潤んだ瞳、手が痛くなるぐらい懸命に鳴らされるハンドクラップ、情熱的な歌声、なんだかすげぇ前に向かおうとさせる空気が与えし、何かを掴もうとする意思。そうして生まれた一体感の凄まじさは、類を見ない。

 どこからともなく自然発生的に巻き起こるウェーブ。みんなすっげぇ良い笑顔。アンコール一発目の邦楽カバーコーナーは、まさかまさかの爆風スランプ『Runner』!アンジーのピアノが!歌が!走る走る!で、みんなで大合唱!!。そして最後はアンジーが一人ステージに残り、「ほんまに自分は幸せもんやと思う。ありがとうございます」「心の底から来てくれた一人一人に感謝してます。ありがとうございます」「また逢える日を楽しみにしています。今日はありがとう」「私のHOMEでいてくれて、ありがとう」と、たくさんの“ありがとう”を言葉に、そして『HOME』という曲に乗せて、彼女は届けた。寂しさが染みついた夢のない夜には、あなたを呼んでいる。ふるさとを呼んでいる―――、ここにいた誰もがHOMEの意味を知った瞬間。
   
アンジェラ・アキ
OFFICIAL SITE
 
 
http://www.angela-aki.com/

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