ART-SCHOOL ライブレポート
ART-SCHOOL
【テュペロ・ハニー】
06.12.11(MON)
Shibuya O-East
SETLIST:
01
.Missing
02
.水の中のナイフ
03
.Negative
04
.BLACK SUNSHINE
05
.Miss World
06
.羽根
07
.欲望の翼
08
.エイジオブイノセンス
09
.汚されたい
10
.ウィノナライダーアンドロイド
11
.アイリス
12
.I Hate My Self
13
.テュペロ・ハニー
14
.SWAN DIVE
15
.フリージア
16
.光と身体
17
.刺青
18
.イノセント
19
.車輪の下
20
.foolish
21
.メルトダウン
22
.サッドマシーン
23
.ロリータ・キルズ・ミー
24
.UNDER MY SKIN
25
.あと10秒で
En1
.プールサイド
En2
.それは愛じゃない
En3
.DIVA
En4
.BOY MEETS GIRL
En5
.FADE TO BLACK
En6
.ニーナの為に
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ライブレポート
【Tour'06 フリージア final】
ART-SCHOOL インタビュー
『フリージア』
Live Report:杉岡祐樹
Art Direction:齋藤卓侑
当然の超満員。「何ココ、サウナ?」程の熱気 in DECEMBER。すっかり冷え込んできた暮れの渋谷、何となしにホウッとついたため息が白く濁らず、「そういえば今年は暖冬とか言ってたっけ」とか呟いてみたり………。
予期せぬポエミィな滑り出しに自分でも驚いていますが、ともあれ2006年12月20日にはシングル『テュペロ・ハニー』、さらに明けて2007年の2月28日にはニューアルバムの発売も控えるART-SCHOOL。2006年を例年同様、もしくはそれ以上に精力的な活動で駆け抜けた彼らにとって、その1年を締め括るかのようなこの年末ギグで、果たしてどのようなパフォーマンスを披露してくれるのか。人気プロデューサー・益子樹を迎えて制作されたという『テュペロ・ハニー』とニューアルバムの音にも、注目が集まる所だ。
ライブ開始を告げるかのように雄叫びをあげたVo&G.木下理樹、どうやら今夜は相当に気合いが入っている様子。『BLACK SUNSHINE』では木下とG.戸高賢史が向かい合ってギターを掻き鳴らしし、会場から黄色い声援も木霊した。
そしてまず印象的だったのが、Dr.櫻井雄一が叩き出す低音が、心なしかいつも以上にズドンと胸に響いていた事だ。宇野剛史がガシガシと生み出すベースラインと、櫻井が叩きつけるリズムの一体感。更に強固になったこのリズム隊が、個性をぶつけ合うようにステージ上で暴れまくる木下と戸高を、揺るぎなき大地の如く、ガッチリと支えている。何かアホみたいな言葉になっちゃいますけど、気付けば新生ART-SCHOOLも涙が出るくらいに素晴らしいバンドになりました。
中盤に演奏された新曲『テュペロ・ハニー』は、POPなメロとキャッチーなグルーヴが心地よく、脳髄をかき乱すような超速トリルを駆使したギターソロが突然、飛び込んで来るなど、正に現在進行形ART-SCHOOLな楽曲。続く『SWAN DIVE』は木下が20歳くらいの時に発売したソロアルバムに収録されていたという楽曲なのだが、優しく静かなメロが心にすっと入ってきて、とても暖かい気持ちになれるんだけど、何故か寂しい。ちょっと可愛らしい雰囲気のトラックもまた、その雰囲気を助長。近年のART-SCHOOL楽曲を更に突き詰めたイノセンスが、胸に痛い名曲です。
やはり今日は相当に気合いが入っていたようで、本編ラストの『あと10秒で』ではまさかのダイブまで敢行した(!)木下。しかしアンコールでは打って変わってアコースティックギターを手に、戸高と2人で『プールサイド』『それは愛じゃない』を披露。1年ほど前から良くこのスタイルを目にするが、会場から自然と手拍子が生まれるなど、今ではART-SCHOOLのライブにおいては最早欠かせない。そしてWアンコールの『ニーナの為に』も今までにない程のハイテンションで、「今日は全力でやりました」と笑った木下だったが、確かに私もこれ程までに観客とバンドの温度が一致したと肌で感じられるライブは、初めてだったかもしれない。
コレ書いてる今現在、2007年に突入してしまっている訳で、『テュペロ・ハニー』は既に発売され、私たちはまだ見ぬニューアルバムの発売を待っている状態である。この日聴いた『SWAN DIVE』だけでは、まだその全貌、いやその感触すらも語る事は難しい。ただひとつ言える事は、バンド、楽曲、個性など、今のART-SCHOOLはもの凄い勢いで進化しているって事。更にビルドアップされたアンサンブルに、今や精巧な装飾が施された氷の彫刻の如く、儚く冷たく美しく研ぎ澄まされてきた楽曲。状態がよいバンドのライブ故、メンバーのテンションも高い。今のART-SCHOOLが反映されるのが次なるアルバムなのだとすれば、それは正しく名盤、という事だ。期待です。
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