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COOL DRIVE ライブレポート

COOL DRIVE
【ガンガンドライブ・ファイナル】
05.10.14(FRI)
SHIBUYA AX

SETLIST
01.SMOKY LIFE
02.マグロでROCK A GO GO
03.空よりも高く飛べたら
04.流星キセキ
05.Sunny Sweet
06.NEW DAY
07.うそつきのうた
08.冬の魔法
09.風向きはいつだって変わる
10.33
11.DRIVE HOME
12.スーツケース
13.涙の誓い
14.スパイのハリー
15.soul my kitchen
16.時計の針が左にまわったら
17.グロッキールーム
18.瞳に咲く情熱の花
19.ともだち
20.容疑者(Instrumental)
21.Maybe I cry 〜大いなる幻影〜
22.call my name
23.COOL TRAIN
24.アモレゴ
25.笑えばよかった


cool drive makers
ライブレポート
2001.2.16 SHIBUYA AX
 
取材&テキスト:平賀哲雄

 
 

 始まりを知らせる女性の声のアナウンス、思い思いに叫びまくるオーディエンス、普段のライブならただただ胸が高揚するこの瞬間だが、今日は高揚と共に胸がギュッと締め付けられる感覚を覚える。やがて会場は真っ暗となり、それに相反して派手で鮮やかなサウンドが会場に響き渡る。そして、オーディエンスのあたたかい拍手と声援を浴びて、元気よくCOOL DRIVEの面々がステージに登場。何かを語る前にネモがアコースティックギターで切ない音色を奏でだし、本当に凄まじい歓声を受けながら今夜の記念すべきオープニングナンバー『SMOKY LIFE』を軽快に披露。変わらないCOOL DRIVEの音楽空間が今夜も実に心地よくこの会場に、そして僕らの中に広がっていく。みんな良い揺れ具合だ。1曲目から気持ち良く、かっこよくその演奏と歌声を決めたら、その人差し指を立て「おーい!ガンガン行こうぜぇ!」と叫ぶネモ。曲はそのまま洗練されたバンドサウンドに乗せて『マグロでROCK A GO GO』へ。今度は飛び跳ねながらこのCOOL DRIVE的なロックンロールを堪能するオーディエンス。キーボードのダイスケも軽快に動いてみんなのテンションを煽っていき、“どちらかといえばオレはエロ違法!!!”と歌うネモにみんな笑顔でその手を振り上げる。そんな最高の雰囲気の中で曲はcool drive makers時代から絶大な人気を誇ってきた『空よりも高く飛べたら』!当然盛り上がらないわけもなく、オーディエンスはもちろん、COOL DRIVEの面々のテンションも自ずと高くなっていく。そして曲はダイスケの星をイメージさせる音色と共に『流星キセキ』へ。爽快な空気が彼らの手元と口元から生み出されると、なんだか心がキレイになった気になってくる。

 

 「ど〜もぉ!今日はガンガンやりますんで、どうかひとつよろしくお願いします」、ネモがそう挨拶すると、ユウシがドラムスを走らせ、より爽やかで胸が躍るナンバー『sunny sweet』が披露される。いきなりアドリブ(?)でブレイクを入れてみたりしながら幸せな時間をその音楽で提供。続く『NEW DAY』では、リアルをリアルな音と歌声で表現し、決して生やさしくはなかったけれど確かに前に向かえる力を与えてくれた。「ちょっと遊ぼうか?」、ネモがこの手の言葉を発したということは、毎度恒例、COOL DRIVEによるスーパーセッションタ〜イム!自由自在に歌い、奏で、それぞれの音がひとつになっていくと共に僕らの心も会場中の空気もひとつになっていく。そして曲は『うそつきのうた』へ。その音だけでオーディエンスを煽り立てる彼らのこの手法は、J-POPシーンにおいて彼らにしか成せない業である。「みんなめちゃくちゃ狂っちゃえよ!」、“もちろん狂いますとも!”といった具合で勢いよく飛び跳ねてその腕を振り上げる僕ら。ただし、続いて披露された『冬の魔法』ではもちろんクールダウン。あったかくて綺麗な情景を彼らの音楽と重ねながらじっくりと、まったりと、みんな聴き入っている。
  「オシャベリの代わりにウクレレオシャベリ」と言って、夏でもないのにウクレレで即興で作ったようなナンバーを弾き語るネモ(笑)。そして、とにかくガンガンやりたい旨をネモが伝えると、みんな良い方向にスウィッチが入ったのか、更にノリが良く、動きが良くなり、良い表情になる。そのタイミングで聴こえてきたのは『風向きはいつだって変わる』。まぶしいぐらいの光が勢いよく会場中を照らし、これまた心も体もスッと軽くなる歌声と演奏を聴かせてくれる。だったらどこまで飛んでいこうって気持ちにみんながなったところで、cool drive makers時代の名曲『33』『DRIVE HOME』がメドレーで披露される。多くのファンが口ずさみながらかなりゴキゲンな面持ち。ナチュラルに楽しく音楽を歌い、奏でることがミュージシャンにとっては一番大事だと心の底から思えている彼らだからこそ作り上げられる空気がそこにはあって、もう僕らはそんな彼らに“ほんと、かっけぇわ、あんたたち”としか言えなくなる。そんなかっけぇCOOL DRIVEが続いて聴かせてくれたのは『スーツケース』。やさしい光とファンの想いに包まれながらひとつひとつのフレーズを丁寧に聴かせていく彼らの姿、音楽に、僕らは釘付けになって、涙腺を震わせる他ない。

 

 「皆さん、高いところからこんばんは。キーボードのダイスケのMCタイムでございます」と言って、韓国語でMCを始めるダイスケ。まずは「アンニョンハセヨ!」と叫び出し、誰も分からない韓国語を喋り続けていた(笑)。その後、デビュー前の話を振り返ったりしながらその流れでネモとダイスケが知り合うキッカケになった曲、cool drive makersが始まるキッカケになった『涙の誓い』が披露された。なんだろう?なぜかこの曲を演り始めた4人が急に若く見えてきた。まるで当時のcool drive makersを観ているような気分になる。続いては、超ジャジィ、でも遊び心も欠かしてない『スパイのハリー』が聴こえてくる。彼らがいかに本物志向の部分を持ち合わせていたかが分かるパフォーマンスが目の前で繰り広げられる。プレイヤーとしてもアーティストとしても本当に魅力的な4人。そんな彼らがあの曲『soul my kitchen』を聴かせ始める!奇声に近い歓声が上がる。ライターとして申し訳ないけど、もう「楽しい!」としか言いようのない空間がそこには存在して、もうそれ以外の感想は持てない。これぞ音楽、といった感じ。もう究極。

 「後半戦、まだ元気残ってるかい?」「イェ〜〜〜〜〜〜〜イ!!!」「OK!これ行ってみよう」、COOL DRIVE、王道中の王道ナンバー『時計の針が左に回ったら』を皮切りに本編ラストの畳み掛けがスタートする。音に委ねるとは正にこのことだなと思わせる光景が目の前に広がる。COOL DRIVEの歌と演奏は気持ち良いものになっていく一方だし、このライブを最後に彼らがその活動を休止してしまうなんてこの時は本当に忘れていた。サポートギターの永田氏(CAMERAMANS)とネモのスキャットの掛け合いが更に会場中のテンションを上げ、続く『グロッキールーム』では爆発的にその音が空間に広がっていくと共に僕らの感情も大爆発。なんかもう無敵な気分(笑)。“今ここにいる自分たち以上に楽しい奴なんかこの世にいるわけない”的な楽しさがここには充満、楽しさに歯止めが効かないなんてあるんだね・・・と知った。もうここまで来たら頭ん中を真っ白にして踊るしかない。しかない・・・っていうか、勝手に踊っちゃってる。こんなの初めて。続いて畳み掛けられるナンバーも、ファンなら分かると思うがヤバかった。『瞳に咲く情熱の花』。はしゃぎ過ぎてる。こんな音楽の気持ち良さの究極みたいなもん感じさせられたら体も心もはしゃいでしまうに決まってる。 本編ラストは、「どうも今日はありがとね〜。最後は『ともだち』。俺たち“ともだち”。ここにいるみんな“ともだち”!」というネモの言葉と共に『ともだち』へ。当然もう大合唱である。で、見たよ、笑顔で涙っていう誰かが言ってた“最高の涙”ってやつを会場中のいたるところで。

 

 アンコール。必死でオーディエンスがその手を叩き続けた先に生まれたアンコール。ネモはcool drive makers時代のトレードマークであった“69”Tシャツ(赤)とサングラス姿での登場だ。そして昔の仲間を迎え入れるネモ。まずはその仲間の中から二人のホーンセクションが気持ち良くその音色を響かし、パーカッションが飛び跳ねるぐらい超軽快にリズムを刻みまくる。この盛大な盛り上がりよう!これは祭りである。ファンも業界人も関係なし!みんながひとつになってCOOL DRIVEの約10年の軌跡の一つの答えをその全身で体現する。まずは『容疑者』から!cool drive makersデビュー当時に比べ、明らかに成長した7人が今こうしてひとつのステージで再会を果たし、出来うる限りの熱い感情のこもったプレイを魅せまくる。続いて曲は『Maybe I cry 〜大いなる幻影〜』!懐かしい7人の音の絡み合いはあまりにまぶしい。誰がこのステージを観て、懐古や郷愁だと言うだろうか?この生々しい熱さ、勢い、血の通いまくった音楽は紛れもなく未来輝く“今”だ。アンコール3曲目、『call my name』!ありったけの声で歌い上げながらその腕をステージ上の7人に向けて高く高く振り上げていく僕ら。パラッパッパッパ〜♪といつまでも歌い続ける・・・この感じ、もうたまらない。
  「Oh!Yeah!楽しいかい?オレもすげぇ楽しいや」、そうネモが言って最高の仲間たちと奏で始めたナンバーは『COOL TRAIN』!この一体感はもはや圧倒的としか言いようがない。楽しすぎるっ!!!ここで最高の仲間たち、サポートメンバーの紹介へ。トランペットの大山ちゃん(現PE'Z)、サックスのかどやん(現PE'Z)、パーカッションのさっちゃん、それぞれ名前を叫ばれると、最高にゴキゲンなプレイでそれに応える。そんな最高の仲間であり、ミュージシャンである3人がステージを去ると、「昔の感じで4曲やってみました。おじさんには(体力的に)ツライや」と、ネモ(笑)。でもその表情は実に気持ちよさそう。そして次の曲へ行く前に「一番遠くから来てくれたファンに」と、ロンドンから来てくれたファンにムスタングのギターを「今度やるときまで取っておいてください」とプレゼント。そして改めてメンバー紹介を。ホクロが綺麗なドラマー、八王子日野市出身、COOL DRIVEのおっとり担当、ユウシ。アバンギャルドなベーシスト、所沢出身、COOL DRIVEのパンク&特攻隊長を担当、ヤマ。親父が元中日ドラゴンズ応援団長のキーボーディスト、岐阜県出身、夢は名古屋ドームのエレクトーン奏者、ダイスケ。そんな3人と思い出話をしつつ、永遠のアレルギー鼻炎(笑)、COOL DRIVEのスーパーボーカリスト担当のネモは、「僕らのデビュー曲を聴いて下さい」と言って、『アモレゴ』を会場中のみんなと一緒に歌い始める。手をクラップさせるオーディエンスのタイミングもバッチリ。COOL DRIVEが活動休止前に与えてくれた幸せの時間を心の底から堪能する僕ら。

 

  「どうもありがとう!ほんとにほんとにありがとう!ありがとう!ほんとにみんなと繋がれて幸せです!ありがとう!今日で一回休みます。前向きな決断なので、ニッコニコで音楽やっていくので、これからも応援よろしくお願いします!ほんとありがとう!最後の曲、聴いて下さい。」、今日の25曲目、オールラストソングは『笑えばよかった』。これからの4人と重なる、新しい旅立ちを明らかに浮かび上がらせるこのナンバーを、結成して約10年間にわたって彼らを見守り続けてきたすべてのファン、スタッフ、媒体、数え切れないぐらい出逢ったたくさんの人々に「さよなら。また!」という言葉の代わりに贈るCOOL DRIVE。歌っている最中も我慢できずに「ありがとう」と何度も言うネモ。ばかやろー、泣けてくるじゃないか。でも笑うぞ、ばかやろー。そして、COOL DRIVEがくれた数だけの感動と、音楽をもっと好きにさせてくれたことに“ありがとう”を贈ろう。ありがとう×・・・・・数え切れないよ。

 P.S.いつまで経っても鳴りやまないオーディエンスの拍手に彼らは応え、ステージにもう一度だけ登場。4人で手を繋ぎ、深く頭を下げ、“ありがとう”という言葉をもう一度だけ残した。最後まで彼ららしい姿だと思った。

 
 

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