cutman-booche ライブレポート
cutman-booche
【cutman-booche 2008 TOUR-Permanents Release! boosoul of spring-】
2008.05.16(FRI)
Shibuya O-nest
SETLIST:
01.くちなしの午後
02.landscape
03.みちかけた明日
04.cu-po-la
05.Omoiyari
06.ジョゼ
07.Big Band Orchestra
08.Verse book
09.Little pumpkin(What's all right?)
10.sister
11.手の中のlife
12.maditation
En1.four-leaf clover
En2.故郷 松の湯
WEn1.troppin' time
cutman-booche
アーティストページ
cutman-booche レビュー
『Permanents』
Live Report:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
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メガネの金佑龍(g,vo)、坊主頭の林周作(woodbase)、ヒゲ面の小宮山純平(dr)と、少しむさ苦しい野郎どもが生み出すは、音楽の心地良さを髄の髄まで貪欲に求める者にしか生み出せないグルーヴ、「良ければ手拍子ください」のたった一言で喜んでそのグルーヴの中へと身も心も投げ出せてしまうほどの吸引力と開放感。なるほど、これがcutman-boocheか。と思っていたのだが、そんだけじゃなかった。
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「今日はありがとう、カットマンブーチェ初ワンマン来てくれてありがとう!」と、林がウッドベースを拭いたタオルで顔を拭いながらの金佑龍。「階段の軋む音」というなんでもないフレーズにすべての感情を叩き付けて歌う金佑龍。「よければ何でもええから踊ってくれや、よければ何でもええから踊ってくれや、よければ何でもええから踊ってくれや!」と、林と小宮山と共にオーガズムの連発を体感させてくれる音楽を味わわせながら叫ぶ金佑龍。なんだコイツ!むちゃくちゃオモロイやないか!知ってる曲だろうが、知らない曲だろうが、とにかく聴き手を揺らすそのバンドの実力、センスもそうだが、この金の心持ちみてぇなもんがむちゃくちゃ気持ち良くてたまらない!何だったら“オシャレ”と表現してしまっても何ら問題ない音楽なのに、このオッサンが一個ネジの飛んだテンションで、格好付けた言葉で言えば全身全霊でこっちに向かってくるもんだから、もうMCでも沈黙でもこっちは踊れてしまうモードに。そんなグルーヴィーでファンキーでクレイジーなライブを展開していく中で、突然そっと打ち出されるバラードがこれまたヤバく。後悔も暗闇も決して消え去りはしないのを分かっていながら「be alright」と歌ってしまう感じに心を打たれる。
「ここは遊び場やぞ!」と、金。愉快に軽快に愛すべきメンバーを紹介。この辺りから開放感は幸福感へと変わり、もうみんな笑顔満開で大きく手拍子。天井知らずの清々しさ!しかし金はギターの弦をぶっち切ってしまい、ちょっとショックを受けていた(笑)。で、「ここは下町か!?」って思うぐらいの壁のなさでファンと絡み出す。いちいち客席から飛んでくる声に反応してヘコんだり喜んだりして。そんな金の姿を笑顔で見守る林と、いつまでも曲に行かない2人を制する小宮山。なんか良い。そしてライブが終盤に差し掛かると、金があまりの心地良さに客席に飛び込み、みんなの頭をとにかくなでる!なでる!なでる!結成6年目にして初めてフルアルバムが出せた喜びと、初めて東京でこうしてワンマンライブが出来た歓びと、今ここにある悦びと、そのすべてを噛み締めながら、テキーラを5,6杯煽ったみたいにベロベロになって「ありがとう」を繰り返す、cutman-booche一同。大阪から東京に出てくる度にみんな敵だと思っていたのに、今ここいるみんなが「味方すぎる!」と、もう泣き出しそうに嬉しそうな金の姿がそこにはあった。そんな完全にみんなと音楽にベロベロに酔っ払った彼は『手の中のlife』を歌い始める。明日は変わる。世界は変わる。だけど、こんな瞬間が今そこにあるならそれを信じられる。「またこんな日があったらええなって思います」と、金。そして彼らは最後に「何でもええから踊って帰ってください!」と、今日一番激しくグルーヴィーなナンバーを。
これで終わっても大満足だったのだが、予定外のダブルアンコールが待っていた。オーラスは『troppin' time』という曲。風呂なしトイレなし月28,000円の部屋でバンド活動以外はずっと寝ていた日々を少し思い浮かべて、「夢は叶うぞ。やるだけやったら叶うぞ!自分が頑張るかどうかなだけや!頑張っていきましょうや!ほんま!俺も頑張るわ!こんなん言いたかってん、ずっと言いたかったけど言えなかってん!でも東京で言えて良かった」と、東京を好きになれなかった大阪生まれのバンドは、気持ちの限りを音楽とみんなにぶつけていた。
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OFFICIAL SITE
http://www.cutman-booche.com/
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