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SET LIST
01.「虹を見たかい(杉)」〜「街をゆく(GOMES)」
02.「緑の車(GOMES)」+「夢のMexico(杉)」<合作アレンジ>
03.「7th avenue(GOMES)」〜「十番街の雨の朝(杉)」
04.「バカンスはいつも雨(杉)」〜「思うことはいつも(GOMES)」
05.「街で見かけた君(杉)」<アコースティックセット>
06.「自転車で追い越した季節(GOMES)」<アコースティックセット>
07.「お聞きローズマリー(杉)」〜「僕らのくらし」<アコースティックセット> |
08.「恋のかけひき(杉)」〜「午後の窓から(GOMES)」〜「keep on rockin'(GOMES)」
09.「いとしのテラ(杉)」〜「Rosemary Street(杉)〜「雨の夜と月の光(GOMES)」
10.「光と水の関係(GOMES)
11.「夏休みの宿題(杉)」
EC-1 「言葉はうそつき(GOMES)」
EC-2 「君の物語(杉)」
EC-3 「maybe someday(GOMES)
EC-4 「Wonderful Life〜君がいたから〜(杉)」
EC-5 「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」<杉+山田> |
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2000.9.10 (SUN) 吉祥寺Star Pine's Cafeにて。
高い天井、ゆっくりと回っているミラーボール、ざわめくオーディエンス。今夜は開演前から、普段のゴメスのライブ空間とは何かが違う。ただ、その理由はあまりにも明白であった。今夜は巨匠・杉真理とのジョイントライブだから・・・。どこか大人びた匂いがする、この「Star
Pine's Cafe」・・・、杉真理を招くには充分の環境である。
どこからともなくクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」が流れ出す。それに合わせてGOMES THE HITMAN、そして杉真理が登場!オープニングは杉真理の「虹を見たかい」。今夜のジョイントライブの幕開けに相応しいナンバーを、年をとっても相変わらず気持ちよさそうに歌い、ライブをとにかく楽しむ杉。ゴメスの山田が杉の片手を振り上げて、杉のライブパフォーマンスを讃えると、続いてゴメスの1曲目「「街をゆく」。この調度良い密集感のせいか、あっという間にライブならではの心地よさが会場に広がっていく。杉のライブ&ナンバーをはじめて見て聴いた人も、ゴメスのライブ&ナンバーをはじめて見て聴いた人も、そのメロディと空気だけで、なんか楽しい気持ちになれてしまう。
杉の曲、ゴメスの曲、杉の曲、ゴメスの曲といった感じで、交互に互いのナンバーを披露していく。そんな空間の一部になっているうちに、だんだん杉もゴメスもひとつになっていく。分かりやすく言うと、ジョイントというよりは、ひとつのバンドのワンマンライブのように錯覚してしまう。「いとしのテラ」も「雨の夜と月の光」もひとつのバンドのナンバーみたいに聞こえてくるのだ。この二組が同じ時間を共有しようと思った理由がよく分かる気がする。音楽性が合ってるとか、人間性が合ってるとかじゃなくて、無条件に一体化できる感じ。ちょっとした驚きであった。
とにかく多くの曲数を披露した長いジョイントライブであったが、この時間帯、この空間には終始青空が存在していた。それは、照明効果で青くしたとかじゃなくて、彼らのライブが浮かばせる情景のようなもの。雨が題材になるナンバーであっても、それは必ずと言っていいほど最後に太陽を打ち上げてくる。絶対に暗くなったりしない。真っ暗なライブハウスで青空の情景って言ってもイメージ湧かないかな?でも、杉&ゴメスの歌や演奏、表情から翳りを感じることは絶対にない。絶対にまぶしいほどの明るさが保たれている。
杉真理とゴメスの掛け合い、ステージとファンの掛け合い、とにかく自然体だ。MCによると、この日の何日も前から杉とゴメスのメンバーはリハーサルを行っていたらしい。それも、「あんまり練習しすぎると当日になって新鮮みがなくなる」といった理由で、ほとんどゲームしたり、トークしたりと旅行気分だったらしいのだが、やはり、そういった生活を共にした感じも、今日のライブでは良く出ていた。前述の一体化にしてもそうだし、情景にしてもそうだし、何よりも歳の差がこれだけあっても(笑)、それを感じさせないフレンドリーさ。これは何回合同リハーサルをやっても出せるものではない。それを見たファンも当然アーティストとフレンドリーな感覚を得ることが出来る。これも今夜のライブがトコトン明るく感じた大きな理由のひとつだ。
ラストは杉と、ゴメスのボーカル・山田の二人だけで弾き語りの「ALL I HAVE TO DO IS DREAM」。どんなにフレンドリーでも、コンビニのような手軽な音楽を求めているアーティストであったら辿り着けないハイクオリティ。上質なポップス。今夜はそれを何度も何度も感じさせてくれた。それと、最後の杉と山田のさりげない握手と抱擁・・・、ポップスが世代を飛び越えたことを気づかせる瞬間であった。
Live Report by Tetuso Hiraga
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