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hitomi ライブレポート

hitomi
【Love Concent hitomi】
2006.12.10(SUN)
CLUB CITTA'川崎

SETLIST
01.アラビアン・ドリーミング
02.アイ ノ コトバ
03.プラスティックタイムマシーン
04.change yourself
05.MARIA
06.LOST emotion in DARKNESS
07.恋愛飛行
08.IS IT YOU?
09.Love Angel
SE.Loveholic
10.by myself
11.so you
12.バンドセッション・タイム
13.ありったけの愛
14.CRA“G”Y☆MAMA
15.GO MY WAY
16.CANDY GIRL
17.LOVE2000

En-01.Japanese girl
En-02.SAMURAI DRIVE
En-03.LOVE CONCENT


hitomi インタビュー
LOVE CONCENT
hitomi レビュー
GO MY WAY
hitomi ライブレポート
【10th anniversary
“Thank you”】
 
取材&テキスト:平賀哲雄

 

 物憂げでも雄大でもあるオーケストレーションと真紅に染まり上がったステージ。スクリーンには、ツアータイトルとハートマーク。でもって力強いバンドサウンドと艶やかな二人の女性のシルエット。幕が開かれると、まん丸いソファに深く腰を下ろすhitomiの姿。まるでアラブの国のお姫様のような出で立ちで彼女は『アラビアン・ドリーミング』を時に激しく、時に幻想的に表現。露出度の高いhitomiの姿格好のせいもあるが、この空間は一瞬にして真夏の野外でのライブを体感しているかのような空気でいっぱいになり、その中でhitomiは迷いのないクリアーな歌声で「君が好きです!すごく好きです!」と、快唱。その歌に合わせオーディエンスはその腕を高く振り上げ、実にライブハウスらしい、激しく気持ちの良い光景が目の前に広がっていく。「サンキュー!カ!ワ!サ!キ!」とhitomiが叫ぶと、曲は『プラスティックタイムマシーン』へ。全力で拳を振り上げ合って、満面の笑みを浮かべる彼女と僕ら。序盤から実にhitomiらしい爽快なエネルギーが爆発しまくっていた。

 

 「こんばんは!hitomiでーす!みんな元気ですか!?」「今日は一人一人に熱い、あったかいモノを届けていこうと思っているので、よろしくぅ!」もちろんそのコールへのレスポンスは超元気。で、聞こえてきたナンバーは『change yourself』。まだ彼女が小室ファミリーから卒業したばかりの頃に自作していたナンバーが今のhitomiの世界観とエネルギーとメッセージでもって、まっすぐに僕らの心に迫る。躍動するバンドサウンド。hitomiを照らす光。鳴り止まないハンドクラップ。「僕たちは誰のためにこの道を進むのか?」その答えをこの会場に集まったすべての人々が気持ちをひとつにして体現していた。その深いところで得られた一体感は、この日のライブを更に熱く有意義なモノへと変えていく。『MARIA』の歌唱中、想いが高まりすぎたのか、一瞬声を詰まらせるhitomiを凄まじい歓声でもってフォローするオーディエンス。そのあたたかいエネルギーに感情豊かな歌と音楽を全力で返すhitomi。早くも大きな感動が凄まじい疾走感と爆発力の中で会場を埋め尽くしていく。なんかすげぇぞ!このライブ。

 「実は私は川崎市民だったんです。私の子供時代よりはかなり開けてる感じで。久しぶりに帰ってきて思いました。懐かしい感じです」とこの街との絆を語ったり、近況を話したりすると、今年の彼女の活動のコンセプトでもある“恋愛観”が綴られたナンバーが立て続けに披露された。LOVE MUSICの海を泳ぎ、空を舞い、心をさらけ出し、泣いたり、笑ったり、怒ったり、はしゃいだりするhitomiと僕ら。言うならば、それは生きていることの実感。愛なくして僕らに生きていることなど、様々な想いを巡らすことなど、実感できないという証。愛の証。アルバム『LOVE CONCENT』の最初に収録されていたイントロダクション『Loveholic』が意味深な映像と共に流れた後、白いドレスに着替えたhitomiがこの12年間の活動について語り出す。その活動の中でとても大切にしている曲、孤独を初めて感じて手掛けた曲『by myself』をピアノの音色だけをバックに彼女は静かに、そしてまっすぐ力強く歌い上げた。そして流れるように曲はこれまた名バラード『so you』。hitomiの切なる想いが大きくスパークする。

 

 今回のツアーでもhitomiの潜在能力をガンガン引き出してきたであろう、超豪華バンドによるセッションを経て、ステージのど真ん中に巨大なミラーボールが現れると、今日3度目の衣装チェンジを施したhitomiのライブは、更に激しく楽しく明るいナンバーの畳み掛けに突入。まずはシアターブルックの名曲『ありったけの愛』をカバー。原曲より派手なアレンジとボーカルパフォーマンスでもってファンクの洗礼を受けたオーディエンスは、思い思いにその体を揺らし、その心を高揚させていく。そして曲はエンターテインメント色の強いナンバー『CRA“G”Y☆MAMA』、一度は挫けかけた自分を奮い立たせたポジティブなエネルギーに満ちたナンバー『GO MY WAY』の連続技でもって、オーディエンスの心はフルオープン、体は汗を吹き出しながら笑っちゃうぐらいキレよく激しく動き回る。『GO MY WAY』を訳すと「進め!我が人生!」。あらゆる戸惑いも迷いも飲み込めるだけの情熱が会場中のあらゆるところで燃え盛っていた。そこにより踊りやすくなったファンキーなバージョンで畳み掛けられた曲は『CANDY GIRL』!オーディエンス一同「Do you want Do what you want CANDY GIRL♪」と、跳びはねながら大合唱!更には『LOVE2000』が畳み掛けられ、無数のLOVEがとんでもない力をもって僕らの中で、この世界で、はじけた。現時点でこの冬一番のスパークを体感。hitomiというアーティストがそのエネルギーを100%解放できる状況が整ったとき、そこに生まれる音楽は何モノにも負けない、愛と喜びと力強さを感じさせることをよ〜く知った。

 アンコールでも彼女は『Japanese girl』『SAMURAI DRIVE』と、今のhitomiの漲るエネルギーを大爆発させるにはうってつけのナンバーを連発し、僕らの心と体は昇天。中にはテンションが上がりすぎて、想いが込み上げすぎて、泣いちゃう者までいたぐらい上げ切った。そして「すごく楽しかったです」と「ありがとう」という言葉を残して、みんなとの繋がりを歌った曲でもある『LOVE CONCENT』を最後にhitomiは披露した。彼女がとても大きな意味合いでメッセージし続けてきた「LOVE」とは、日常の暮らしの中で、いろんなことにぶつかったり挫けたりしながらも、人はこんなにも素晴らしい笑顔を交わし合いながら、歌ったり踊ったり、誰かとの繋がりを喜んだりできるという、正に今この瞬間に僕らの目の前に広がっている光景・世界のことを言うのだろう。やっぱりLOVEは最強である。

 
 

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