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【Hot Stuff 30th Anniversary Special Live “out of our heads”】 ライブレポート

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【Hot Stuff 30th Anniversary Special Live “out of our heads”】
2009.07.04(SAT)横浜アリーナ
木村カエラ∞Perfume
東京スカパラダイスオーケストラ
浜真心
moumoon
HOME MADE 家族

 いきなりのビッグアーティストコラボ登場に、強烈に沸き立つ観衆。ステージ下から回転しながらせり上がってきたかしゆか、カエラ、のっち、あ〜ちゃんの4人が、息の合ったダンスで観衆を魅了している。銀色の衣装を身に纏った3人と、黒が基調の1人が手を取り合うように、カエラがPerfumeを知るに到った思い出の名曲、『チョコレイト・ディスコ』を歌っているのだ。

 ココは真夏の横浜アリーナ。昨年初夏より1年間、様々な会場、様々な対バン、様々なサプライズでファンをリスナーを楽しませてくれた【Hot Stuff 30th Anniversary】の最終公演、“out of our heads”が遂に開幕する。そのトップバッターを任されたのが、驚愕のコラボユニット・木村カエラ∞Perfumeだ。可愛らしく4人で挨拶した後、カエラの『Jasper』で解散! という超レアなアクトで、記念すべき1日の幕開けを飾るのだった。

 しかも続いての登場は日本が誇るライブモンスター・東京スカパラダイスオーケストラである。ピンクのスーツで登場した伊達男たちは、それが当然、と言わんばかりの狂騒を瞬時に生み出し、広大な会場をダンスホールへと変えていく。「Hot Stuff30周年おめでとうございます! スカパラは20周年です!」と谷中敦(sax)が元気よく言い放てば、ホーン隊が次々にとっておきのフレーズを披露する『CALL FROM RIO』、いまやライブ必殺の疾走チューン『White Light』と、たった10曲にして最高の一時を観衆に届けてくれた。

 一方、サイドステージのトップバッターとなったのが、この夏メジャーデビューを迎える新バンド・鴉だ。静と動が入り乱れる轟音サウンドに、湧き上がる情念をそのまま声にしたような強烈なボーカル。若干、緊張気味のMCも微笑ましく、とはいえ堂々としたアクトで豪華共演陣にも負けない印象を観衆に与えた。

 この日、2組目のコラボアクトとなったのが、浜崎貴司(from FLYING KIDS)と真心ブラザーズのふたりによる“浜真心”。真心の代表曲を中心に、横浜市民を代表して桜井秀俊が美声を響かせる『横浜市歌』や、故・忌野清志郎への追悼の意を込めた『デイ・ドリーム・ビリーバー』。浜崎が生み出したチャリティソング『友情のエール』など、やはりこの日ならではのスペシャルな選曲で、アコースティック・ユニットながら強烈なステージを展開する。

 続いてサイドステージには、初夏に開催の同イベントにも出演したmoumoonが登場。滑り出し、ちょっとしたPAトラブルに見舞われながらも、3曲と少ないセットリストの中で自身の魅力を存分に発揮した、ウォーミーかつファンタジーなテイストのサウンドを奏で上げていく。中でも最後に披露した『ハレルヤ』では、YUKA(vo)の壮大な歌声で広大な会場をスピリチュアルな世界観に。

 幅のあるアクトでこれまでとは一風変わったヴァイブスを生み出してくれたHOME MADE 家族もまた、春の同イベント以来、2度目の出演だ。ブースに佇むU-ICHIから繰り出されるカラフルなサウンドに、操られるように盛り上がっていく観衆。出演陣の殆どがバンドスタイルで占められた、ある意味アウェイなステージであっても、『少年ハート』でぐいぐいと押し込むように盛況を生み出し、『YOU 〜あなたがそばにいる幸せ〜』で多くの観衆の涙を誘う。デビュー5周年を迎えるキャリアの中で培ったモノの大きさ、そして今では名古屋を代表するトリオに成長したことを、自ら証明してみせたのだった。

Live Report:
平賀哲雄 / 杉岡祐樹
PHOTO:堀清英
Page Design:梅原直也