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見渡す限りの手、手、手……、Miss Mondayの登場と『PON DE PARADE』の始まりに誰もがハンズアップで応え、ジャパニーズ女性ラッパーのパイオニア、そして音楽で何かを変えられると本気で信じるエンタテイナーのステージにその胸を躍らせる。そのステージに女性ダンサーが加わり、息も付かせぬ熱い動きが自然とオーディエンスの体も激しく揺らしていき、熱気の上昇を感じたMondayの声とダンスも魂爆発系の強烈なモノへとなっていく。結果、会場のどこを見てみても、冷静さを保てる奴なんてどこにもいないという、理想的な空間が完成する。
自分とみんなの心を繋ぐサインと言って、小指と親指を突き立てる彼女。「皆さん来てくれてありがとうございます! いろんなMiss Mondayを見てもらおうと、さっき踊っちゃいました!」と、実は先のダンスがラッパーに転身以降史上初の挑戦であったことを告白。そしてYOUNGSHIMをゲストとしてステージに招いて、艶っぽいキュートな彼女の声と合わせて『KISS
THE SKY』を披露したのだが、この間、ステージと客席の間に流れてる空気はず〜っとピース。絶えることのない笑顔と、喜びに充ち満ちたグルーヴとが、まるで南の国にトリップしたかのような開放を生む。
「次の歌はみんなに歌うのを手伝ってほしいんだよね」そう言って“Miss Monday feat.みんな”で、ライブで歌ってほしいというリクエストが一番多かったナンバー『イキルチカラ』が披露される。眩い光に包まれながら、その“チカラ”は今目の前にいる“君”であると、互いに伝え合っていく。広がる、繋がる、想いは伝わる―――、そのメッセージの意味を深く深く噛み締めながら。そうして、すっかり気持ちをひとつにした彼女とみんなは、タオルや旗を振り回しながら、この曲のフレーズ通り“生”に溢れた声と動きで、今夜のライブをもう何段階も高みへと持ち上げていく。「みんなと一緒に遊びたいんだ!」まだまだ遊び足りない僕らは、ゴーフィンガーを掲げて「ボンボンボン!」そしてBIGGA
RAIJIの登場で、その遊びは更にヒートアップ。ボンボン叫び合って、更には昨年の9月から33キロもダイエットで痩せたという彼に賞賛と驚愕の拍手も飛び交って(笑)楽しいことしかない世界、腹の底から笑える時間をみんなで堪能。
この後もゲストはまだまだ控えていて、切なくも春の日を感じさせるイントロダクションと共にあらゆる愛を肯定する『純愛百景II』をMondayが歌い出せば、2コーラス目に童子-Tが現れ、この曲に深みと、この会場に熱を。女の切ない恋心をリアルな描写で聴かせる『君がくれたもの』では、YU-A(Foxxi
misQ)をステージに招いて、共にもう二度とは戻れない彼との日々を想って、その行き所のない感情で僕らの心を締め付けた。そして今夜最後のゲストとして現れたMummy-Dは、同じくニューアルバム『Love&The Light(w/a white lie)』収録の新曲『優柔不断』で、Mondayが歌った恋愛における女の言い分に対して、男の言い分を畳み掛けていく。更には、ライムスターを聴いてラップを始めたと語ったMondayの想いに応え、もう1曲『トレジャーハンター』でも共演したのだが、ここにいる連中の秘めた才能を発掘するべく、感情的なラップを熱く熱く響かせてくれた。そんな今夜登場したすべてのゲストに対して感じたのは、Miss
Mondayに対する敬愛。誰もが彼女の音楽と人間性に魅了され、彼女と音楽を鳴らせることの有意義さを感じながらステージに立っているのがヒシヒシと伝わってきた。新作のタイトルじゃないが、愛と希望と罪のない嘘のすべてを飲み込んで、そしてみんなのもとへと届けようとする彼女のヴァイヴスは、どんな相手でもハッピーに、ピースにしてくれる。今日ここに集まった者たちは、みんな彼女のそこに魅了されていた。
雨なくして虹はない、悔しい思いなしに明るい未来もない。これはアンコール1曲目『雨虹』を披露していた際に彼女が言っていた言葉だが、そんな想いを本気で歌えるところにMiss Mondayの強さはある。明けない夜はないということ、自分自身を諦めないこと、そんな言葉のあと、今この場にいない仲間たちの分も想いを、希望を込めて『The Light』を披露。……で、このまま終わると思っていたのだが、今夜のライブの出演者がこぞってステージに登場し、横一列になって「ありがとうございました!」と礼。この顔ぶれでこの光景は、もうちょっとした奇跡である。彼女はきっとこれまでにも増してとんでもないことを、そう遠くない未来に僕らの前でやらかしてくれるかもしれない。 |
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Miss Monday
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