いきなりの『There will be love there -愛のある場所-』という贅沢な幕開けに、その目を輝かせながら、その腕を振り上げながら、共に優しい気持ちでこの歌を口ずさむオーディエンス一同。長年にわたって歌い継がれ、聴き継がれてきた名曲に文字通り、愛のある場所を感じる。そんな中、今日は自分の誕生日ということで、みんなに「誕生日おめでとう」と言わせるTommy(笑)。で、バンド再始動第一弾シングルとして昨年リリースした『Stand by me』を披露。奥田俊作(b)と松井亮(g)がその音で生み出した灰色の世界の中で、懸命に光を見出すように、絶望を掻きむしるように歌うTommy。そんなカッコイイ彼女が「私はバレンタイン、無くなればいいと思ってる」と、バレンタインイベントで平然と暴言を吐いた後(笑)、奥田が「良いと思うよ、バレンタイン」と言い、松井がバレンタインの思い出を口にするという、ナイスチームプレーを見せるブリグリ。で、また同一人物とは思えない強烈なライブパフォーマンスを魅せた後、「バレンタインって素晴らしいですね」と、Tommy(笑)。更にステージに誕生日ケーキが出てくると、今度は心の底から「MTV最高!!」と大喜びするTommy(笑)。いろんな意味で今日は彼女が主役だったと思う。
Every Little Thing
今夜のトリは、凄まじい「モッチー」「いっくん」コールに包まれながらも、しっとりと新曲『サクラビト』を1曲目に披露。桜色に染まったみんなの顔が可愛らしくも幻想的にこの曲の世界を鮮やかに彩る。「今日は殿方がいなくて女子だけで。こういうことは初めてで、嬉しく思っています」と、本当に嬉しそうな顔をする持田香織。その顔を見てこれまた嬉しそうな顔をする女子たち。そんな良い雰囲気の中、持田は『恋文』をとても優しい声で歌い始めた。バレンタインイベントに相応しい、やわらかい音楽がみんなの心もやわらかくする、Every Little Thingらしい心のコミュニケーションが交わされていた。そして「せっかくなんで、一緒に歌えたら・・・」と『Shapes Of Love』を、「この恋、掴み取りたい!」という、ほんと、ここにいる女子にピッタリなフレーズを叫び合う持田とみんな。そのコール&レスポンスは、今日一番の熱気を会場に。そしてオーラスは、今日ここにいる誰もが聴きたかったバラード曲『fragile』。外と同じように舞い振る粉雪と、恋する切なさをそのまま現したかのような音に包まれながら、ひとつひとつのフレーズが大切に綴られ、受け止められていく。