幻想的な雪のクリスマスをイメージしたステージに今夜のイベントのオープニングアクトとして登場した絢香。2006年2月1日にデビューを控えた彼女は、まるでこれまで幾度ものライブを重ね、数え切れないほどの感動を呼び起こしてきた歌姫かのようにそのどこまでも響き渡る神々しい歌声でオーディエンスを圧巻。デビュー曲『I believe』など3曲を、これだけ広い会場で歌を届けられる悦びを目一杯味わいながら熱唱した。すごい18歳。
MTVのイベントらしくステージ両サイドの巨大スクリーンには今日の出演者たちのビデオクリップ。やがてこの巨大な会場の灯りが消え、ビデオクリップの上映も止まると、大きな歓声。再び光り出したふたつの巨大なモニターには、今日出演する3組の美人女性アーティストの紹介映像が流れ、ステージ上にはMTVのVJでおなじみのテッペイ。「みんなしっとりしてますかぁ!?メリークールクリスマス!略してメリス!」、頑張ってレスポンスするオーディエンス(笑)。
そしてテッペイの「今夜のロマンチックは止まりません」宣言を経て、MTVからの一番最初のクリスマスプレゼント、melody.のステージが始まる。黒人コーラス隊を含める超豪華バンドを従えて、実にムーディーで大人なサウンドに乗り、まずは『Believe me』を熱唱!笑顔で客席に手を振るmelody.。「みなさん、メリークリスマース!」そう可愛らしく口にすると、続いての曲『realize』を歌い始める彼女。まるで照明の当たったゲレンデのように映る美しいステージの上でのその声を伸びやかに響かせていき、みんなにクリスマスらしくピースフルな感情を芽生えさせてくれる。続く『Summer Memory』でもそのタイトルとは裏腹に、実に冬っぽいあたたかさを感じさせる歌声と音色がこの会場に染み渡っていく。「今日はクリスマスソングを用意してきました。子供の頃からずっと大事に歌ってきた曲」と言って『Holy Night』を披露。「あ、クリスマスってこんな感じだった」と思い出させる、彼女の美声から生まれるあたたか〜いまったりしたムード。空より舞振る粉雪を眺めながら僕らはその歌声と音楽、そしてこのクリスマスのムードに酔いしれた。最後の曲『Take a Chance』、会場中の人々のクラップに包まれながら実に優しい表情でまっすぐに歌い上げていくmelody.。もう最後はちょっとした“天使にラブソングを”状態。感動的なステージを魅せてくれた。
再びテッペイ登場。先のmelody.のパフォーマンスを「スバラシイ!」とベタボメしたあと、用意していたプレゼントを次々と当選したお客さんにフォーユー。しあわせな人たち。で、もっともっと僕らをしあわせな気分にするべく、今最も熱い注目を浴びるあの方の登場。ピンク色に染まったステージに鳴り響くドラの音・・・このイントロは『NO TRICK』!もちろん歌うは倖田來未!紫のシースルー“エロかっこよさ200%”の出で立ちでド頭から激しいダンスと歌声を披露。2005年のミュージックシーンの象徴的アーティストなだけにその存在感は圧倒的。初めて彼女のライブを生で観た人の多くは度肝を抜かれたことであろう。倖田も興奮のあまり思わずシャウト。そして更にこの会場の空気を熱いものにするべく続いて披露されたナンバーは『Heat』。真冬なのに、クリスマスイベントなのに、真夏のような暑さをこの会場に充満させていくあたりも実に彼女らしい。短い時間の中で自身のライブの魅力を伝える術をよく考えている。
「どーもぉ!倖田來未でーす!みんな盛り上がってますかぁ?」、もちろん盛り上がっている。「今日は呼んでいただいてありがとうございます!」と元気よく叫んだあと、倖田來未になってからこの5年、クリスマス・イブは毎年仕事と軽く悔しがりつつも(笑)まぁとにかく今夜もマシンガントーク(笑)。そして「愛の曲を聴いてください」と、ステージに一人でなんと!『White Christmas』を披露!しかもこれが彼女の抜群の歌唱力、純粋なシンガーとしての実力を浮き彫りにするものになり、誰もがその歌声にうっとり。そして「サンキュー」と言ったあと、聴こえてきたのは現在大ヒット中の、12週間連続リリースプロジェクトの第一弾シングル、名バラード『you』。幻想的な炎とスモークに包まれながら、切なる想いをその歌声に込めて全身で表現していく彼女。そんな彼女のありったけの歌声に感動している暇も与えずに曲はうってかわって『Hot Stuff』。再び戦闘モードに切り替わった倖田來未は、このパシフィコ横浜のとんでもない数のオーディエンスの右手を振り上げさせてみせる。たった5曲、いつもとは全く環境の違うはずのこの会場で、まるでワンマンライブのような光景を生み出していく規格外の力強さ。誰もが彼女と共にその体を揺らし、胸を熱くし、興奮し続けていた。改めて“倖田來未、おそるべし”を感じた夜であった。でも最後は素の“くぅちゃん”モードに戻って「ん〜まっ!」とみんなに愛情たっぷりの投げキッス。完璧です(笑)。
そして本日の【MTV Cool Christmas 2005】、最後のライブパフォーマー、全米No.1の常連になるほどの世界的スーパースター、アシュリー・シンプソンのステージがスタート。まずその本物の天使のような笑顔に会場中がどよめく。黄色い声援。そのままライブは大盛り上がりモードへ突入・・・するはずだったのが、アシュリー、ライブの途中にステージを後に。バンドだけが演奏を続ける奇妙な光景が目の前に広がる。アシュリーの名前を叫び続けるオーディエンス。しばらくして彼女はステージに戻ってきたのだが、そこで彼女は急に声が出なくなってしまい、歌えなくなってしまったことを謝罪。しかしこのままでは終わらせられないと感じたのか、今日のイベントの司会進行役であり、MTVのVJであるテッペイは横浜パシフィコに集まったみんなと『赤鼻のトナカイ』を大合唱(笑)。最後の最後で起きた急なハプニングで一時はどうなることかと思ったが、最後はみんな笑顔であたたかい空気が会場に溢れていた。このテッペイのパフォーマンスはMTV JAPANの歴史に伝説として残り続けるであろう。何はともあれ、メリークリスマス♪もとい「メリス!!」。

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