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土屋アンナ&OLIVIA ライブレポート

土屋アンナ&OLIVIA 【アニメ「NANA」SPECIAL 土屋アンナ&OLIVIA STREET LIVE】
2006.6.25(SUN)
新宿ステーションスクエア

SETLIST
01.rose(土屋アンナ)
02.zero(土屋アンナ)
03.a little pain(OLIVIA)
04.SpidERSpins(OLIVIA)


土屋アンナ レビュー
『rose / ANNA inspi' NANA(BLACK STONES)』
OLIVIA レビュー
『a little pain / OLIVIA inspi' REIRA(TRAPNEST)』
土屋アンナ インタビュー
『rose / ANNA inspi' NANA
(BLACK STONES)』
OLIVIA インタビュー
『a little pain / OLIVIA inspi' REIRA(TRAPNEST)』
 
取材&テキスト:平賀哲雄

 

 新宿で、いや東京で最も有名な待ち合わせスポット、アルタの道を一本挟んで目の前にある新宿駅東口。言うならば、新宿のど真ん中とも言えるその場所に特設されたステージ。その周りには、見渡す限りの人、人、人・・・。今から何が始まると知ってか知らずか、ここから放たれ、漂う異様な空気に皆、導かれるように集まってくる。そんな日曜日の夕方、偶然にもこの場に居合わせた人々は、次の瞬間、休日ののどかさなど吹っ飛ばしてしまう衝撃手なステージをその目と耳と心に刻むことになる。

 背中の開いた黒いドレス姿でバンドメンバーと共に僕らの目の前に姿を現した土屋アンナは、そのビートに、そのフレーズに激しく体を揺らしながら咆えるように歌う。BLACK STONESの大崎ナナをも凌駕するその出で立ち、パフォーマンス、歌声に新宿中の人々が圧倒される。「センキュー」と言ってニヤリと笑ってみせるアンナ。かなりご満悦の様子。オーディエンスもあちらこちらで「カッコイイな」とため息。「こんにちは、楽しんでますかぁ?」と、見渡す限りの観衆を指さすと、立て続けにゴキゲンモードで『zero』を熱唱。「今日の新宿はロックするからぁ!」と叫び、高校生からOL、家族連れに至るまで、すべての人々にロックの強靱さと鮮烈さ、そして優雅さを体感させるのであった。
  「次はOLIVIAが出るよ!!」、そう叫んでアンナがステージを後にすると、「なんか分かんないけど、すごいもんを見てしまった」といった空気が辺りに広がっていた。個人的にも半永久的に忘れられそうにない、脳裏に焼き付くライブとなった。そして、それは続いてステージに登場した彼女にも言えることだった。

 アンナのステージとはうって変わって、雑然とした新宿のど真ん中にまるで祈りのような幻想的で美しい歌声が響き渡る。その妖精のような透明感のあるビジュアルのせいもあって、まるで人間離れした・・・というか、崇高なアートを見つめるように彼女の世界に引き込まれていくオーディエンス。『a little pain』を歌い終えると、久しぶりのライブということもあってか、とても嬉しそうな表情を覗かせるOLIVIA。そんな彼女の笑顔にうっとりする人々であったが、次の瞬間、爆音がそこに鳴り響き、彼女がその音のうねりの中で壊れた操り人形のようにメロディを口ずさみ出したことによって、オーディエンスは戸惑い始める。未だかつて聴いたこともないアートとしてのゴシックロック、それへの免疫のなさがそのまま空気としてそこには流れた。それでも彼女は気にせず、狂ったかのように高音域のシャウトを繰り返し、踊り続ける。そして彼女はすべてを歌い終えると、何もなかったかのように客席に笑顔を振りまき、その場を後にするのであった。

 
 

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