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草木、太陽、ヒマワリ・・・幻想的でありながら日常と地続きなリアルを感じさせる映像。そして相も変わらず西洋人形のような出で立ちで、軽い足取りでステージに現れたOLIVIAは、そのテンションに相応しい新作『Trinka Trinka』のタイトルトラックで今宵のライブの幕を開ける。渋谷WOMBご自慢の音響設備をフル活用し、鮮明な音と声をとんでもないボリュームで響かせると、早くも揺れ始めるオーディエンスの体。OLIVIA特有の心地良い世界へと皆を誘っていく。その後も『Sea me』『Cloudy world』とアッパーチューンを畳み掛け、4曲目『Nothing's gonna take my love』でいよいよ彼女の内側に秘められし何かが激しく開眼。「ライブするのは久しぶりです。去年の12月以来です。すごく幸せです」と笑顔を浮かべ、自分が一番好きな曲と言って『Cut me free』を披露!いくつもの波紋のような光の華をバックに、感情を露わにして、そしてどこまでも美しい歌声をWOMBの高い天井に、僕らの深いところへと突き刺していく。10ヶ月のブランクを感じさせない強烈な、唯一無二の存在感、音楽、世界。続く『Space Halo』で僕らはそれらに再び身も心も、何を抗うこともなく、驚くほどに素直に捧げるのだった。そんな夢のような世界から叩き起こす、地鳴りのようなバンドサウンドと目の前を覆いつくす、無限に降り注ぐ光の粒。その世界のど真ん中で、暗闇と混沌にまみれた音像に包まれ、歌うOLIVIA。
たくさんの人のKiss(Love)をもらって埋め込んだ、マイナスエナジーを取り除き、LoveやJoyなどの良いエナジーを注入出来るという「ザッパー(?)」なる機械を発明し、必死に手作りで完成させるまでのドキュメントムービー(脚本/撮影/編集までOLIVIA本人が手がけた)が上映された後、その機械以上に光のエネルギーを持つ『Collecting sparkles』が披露される。たくさんのLove,Peace,Joyを集めて放たれたスパークルは心地良く、また僕らに光を集めることの有意義さ、その必然を知らせる。「さっきのドキュメンタリー、ライブの2週間前から作り始めて・・・ちょっと説明したいことがあるんだけど、エイリアンのKissをもらわなきゃと思ってたら、偶然バス停にハート(彼女は知人や友人にハートに象った紙にKissをしてもらい、それをザッパーのエネルギーとしていた)があったの」と、興奮するOLIVIA。そして「ごめんなさい」となぜか謝る(笑)。そんないつもどこかでワンダーを追い求め、たまにそれをリアルにしてしまう夢追い人は、傷付き、はね除け、抗い、孤独に震え、それでも消せやしない愛する想いを、まるで自身の心をそのまま映し出したかのような激しき音像と歌声で強く強く響かせる。「最後のブロックになります。これからアップな感じになっていくので、盛り上がっていきましょう」そう言ってOLIVIAが嬉しそうに踊りながら歌い始めたのは『Rain』。ニューアルバムの中でも抜群の抜けの良さを感じさせていたナンバーだが、ここで生まれた開放感たるや僕らの涙腺を緩めるほど。更に畳み掛けられた『Tell me』では、会場が揺れ、そのとんでもない盛り上がりを受けOLIVIAのテンションもより高まっていき、最後の『Stars shining out』では、誰もがその拳を振り上げ、とんでもない熱気に汗を飛ばしながら、笑顔を浮かべるという。OLIVIAはステージ上で激しい音像に包まれながら、満面の笑みで踊り倒してるという。嘘みたいに綺麗な光景が目の前に広がっていた。
「I Love リヴィ!」やら凄まじい雄叫びやらが飛び交う中、再びステージに戻ってきた彼女は「OLIVIAサイコー!」という声に顔をくしゃくしゃにして喜んで、ここにいる人の多くが彼女を好きになるキッカケにしたであろう『a little pain』をプレゼント。更に、今夜素晴らしくエモーショナルな音を響かせてくれたバンドメンバーの紹介を経て、同じく人気曲『Wish』を披露。今夜一番の猛烈なエネルギーのうねりの中で大はしゃぎする一同。ラストは完全なるクレイジーモードでの『SpidERSpins』で、僕らは頭を真っ白にして踊り、いや、暴れ明かす。今宵のライブは最後の最後まで実に愛くるしい、狂喜乱舞な夜であった。
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