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SET LIST

01.僕らだけの歌
02.はじまりの場所
03.SUN
04.F.L.D.
05.足跡
06.夢追い人
07.HEY!Police
08.日付のない日記
09.レールの行方
10.東の空
11.雑草
12.スコール
13.君がため
14.大切なもの

EN-1 春雨
EN-2 row,row,row
EN-3 大切なもの



ROAD OF MAJOR LIVE 『ようこそ移動式ロード荘へ!! 2003』
2003.11.13(THU) SHIBUYA-AXにて。


 “ROAD OF MAJOR”・・・大きなステージへと続く道。
 
 2002年、某テレビ番組のとあるコーナーから飛び出した彼ら。当時、誰もが考えもしなかったであろう目覚ましい活躍、そして今夜、運命に導かれるように2003年11月13日を迎える。ここ最近は【次世代を担うビックオーディション 2003】など、ありがちなタイトルを掲げ、新しい才能を見つけ出す場がどんどん散漫になっているような気がするが、その中で大きく飛躍していくアーティストは本当に一握りと言える。ロードオブメジャー、彼らはそんな一握りの中の1組といえる存在ではないだろうか。今夜は、そんな彼らの初ワンマンのツアーファイナル、どんな足跡をこのSHIBUYA-AXに刻んでいくのかとても楽しみである。

 深夜にオンエアされている【SDM発!】という番組が、ステージを占拠している大きなスクリーンに映し出されていく。映像は、ロードオブメジャーのメンバーとも親交の深い、戦友とでも言おうかザ・ルーズドッグスが番組に出演したときものらしい。オーディエンスたちは、それを見ながら本命の登場を待ち構える。ちなみに会場は人と人の間が全くないくらいの満員御礼状態だ。ステージの両サイドには階段状のセットが組まれ赤い文字でROAD OF MAJORと刻まれている。このセットがこの後繰り広げられる怒濤のライヴで活躍することは言うまでもない。開演時間が過ぎ、少し経つとスクリーンに来年2004年にザ・ルーズドッグスとまわる「tearbridge “TITLE MATCH TOUR” ROUND 2」の緊急告知が、劇場映画の予告さながらのド迫力な演出でスタートする。「ワァァァァァァ!!」と言うオーディエンスの歓声が地鳴りのように耳に届き、予告が終わると共にスクリーンがゆっくりと上がり、ステージがオーディエンスの目の前に広がっていく。フロアを埋め尽くしていたオーディエンスたちは、“ザァァァァァァッ”という音と共にステージの前に“我先だ!”と言わんばかりに前へ前へと押し寄せる。会場を一杯に埋める観客が同時に同じ動きをするとこうまでもの凄い状況が生まれるのか!と、関心と興奮を抱きながらその一種異様な光景とすら言える状況を2階席から食い入るように見つめる私。・・・そして、会場の明かりが落ちていく。

 「ヴゥー!ヴゥー!ヴゥー!・・・」という非常警報のような音が鳴り響く。オーディエンスはとにかく出せる限りの歓声をステージにぶつけ、彼らの登場を急かす。非常警報の音と言うのは、人間の潜在的な部分を解放させるというか、興奮(テンション)を一気に高めるために最も有効な手段、音の周波数かもしれない。気持ちが早し立てられていく。そして、そこに追い打ちをかけるように激しく降り注ぐ閃光の雄々しゅう。警報の音がどんどんスピードを上げオーディエンスたちを攻め立て、照明の明かりも目が眩むくらいに明るさを増していく。音と光その両方が最高潮に達した!その時、ステージのソデからメンバーの4人が登場してくる。今年、2003年のベスト3に入るのではないかというくらいのもの凄い歓声が、会場を埋め尽くしていく。眩しく光っていた照明が少しずつ落ち着き、4人の姿がはっきりとオーディエンスの前に現れてきた。会場の床が歓声と共鳴しているのだろう、彼が登場してきてからずっと小刻みに揺れている。メンバーの4人がポジションに着くと今夜のライヴ記念すべき1曲目「僕らだけの歌」がスタートする。鼓膜を突き破るような歓声と爆音が会場に広がり、オーディエンスたちはもう既にモッシュを開始。そのままライヴは、2曲目「はじまりの場所」へ突入していく。ステージの中央で人差し指を高々と突き上げ、歌い叫ぶ北川賢一(Vo)。更に、間を空けることなく3曲目へ突入するライヴ、「ヘイ!ヘイ!ヘイ!渋谷ー!!楽しんでるかー!!!」という北川の声に「ウォォォォォォオ!!」という獣のような(笑)雄叫びを上げるオーディエンスたち。両腕を大きく広げオーディエンスたちが放ってくるパワーを受け止め、その力をメロディに乗せ再び会場1人1人に打ち込んでいく彼ら、ロードオブメジャー。
 

 ライヴがスタートしてアッと言う間に3曲が終わり、ここで松本賢一(Ba)&北川によるMCタイム。「渋谷ー、元気かー!!今日は一緒に盛り上がって行こうー!!」という今夜のライヴにかける意気込みを叫ぶ。次の曲で、もっと会場に盛り上がってもらうためにオーディエンスたちに振りの練習をさせるメンバーたち、簡単な振りとコール&レスポンス講座が終了すると間を空けずに4曲目「F.L.D.」に入っていく。縦ノリ+ジャンプ+突き上げられた拳の三拍子を終始崩さない頼りがいのあるオーディエンスたち。さっき曲が始まる前に勉強した振りとコール&レスポンスを北川の合図で全てに忠実に応えていく。
 「イエイ!イエイ!イエイ!今日は楽しいね〜、今日はハッピーになって帰りましょう!!」と満面の笑みで松本。そして、「今日は初ワンマン【ようこそ移動式ロード荘へ!!2003】に来てくれてどうもありがとう!今日は楽しんで行って下さい!!」そう言うと、今までの4曲とは一転、ゆったりとした静かなナンバーが会場を包み込む。柔らかいブルーの照明がステージを染め上げ、切ないメロディがオーディエンスを聞き入らせていく。ステージでは、北川が真っ暗になった空間でたった1人、橙色のスポットライトに照らし出されしっとりと想いを歌い上げる姿に引き込まれる会場。
 そして、一時の休息のような曲が終わり、再び彼らのハイテンション、ハイスピードな世界が演出されていく。ステージを彩る照明も温度を感じさせる赤を基調とした色が曲と同じスピードで転換し、前の曲でしっとりとしたオーディエンスの気持ちを高ぶらせる。そして、それをステージの上から感じているメンバーたちも感じ取り、お互いの気持ちがシンクロするとライヴは大きな一体感を生み出し始める。

 この曲が終わると北川が、一時ステージ裏に戻っていく。ステージには松本、近藤信政(Gu)、上原彰兼(Dr)の楽器隊の3人が残される。「渋谷の皆さん、元気ですかー!!俺ね、ひとつ皆さんに言いたいことがあって・・・俺ね、タバコがすごい嫌いなの!!」という松本のMCと共に、北川抜きの3人のラウドなプレーがスタートする。間奏で「俺と賢ちゃんは、タバコは吸わない!!」と言うと、ギターの近藤は愛煙家(笑)らしく、オーディエンスを巻き込んでの禁煙妨害コールを松本にアピールしていく(笑)。ハードな1曲が終わると「この日をどんだけ待っていたことか!次の曲は、アルバムの中から聞いてもらおうかなと思います。」と上原。彼のMCの間に、北川がステージに戻ってきて「それでは聞いて下さい!「日付のない日記」!!」と曲紹介がされると、哀愁ポップソングが切なく流れていく。ステージは夕焼けのように橙色に染まり、“青春”を駆け抜ける彼らを4人を象徴するような1曲が会場を染めていく。オーディエンスたちは曲に合わせゆっくりと手拍子を重ねていく。

 照明が落ちステージが真っ暗になると、中央に立つ北川1人に真っ白なスポットライトが当てられ、前の曲の感情がそのままこの曲に流れ込むような、とても優しく力強い曲が披露されていく。そのまま、ライヴは止まることなく「レールの行方」、そして、それが終わると「雑走」と今夜の山場へと向かい、走り出す。

 「ライヴはまだまだこれからだぞー!楽しんで行けよー!!「雑走」!!!」という言葉が会場に響いた瞬間、グリーンの光が目の前を閃光のように広がり、今までのモッシュを凌駕する驚異的な一体感が生まれる。フロアはオーディエンスの固まりが波のようにうねりをあげ、その摩擦により熱気が空間を埋め尽くしていく。
 「暴れろぉぉぉぉぉお!!」という掛け声が引き金となり、始まった次の曲「スコール」。小刻みに体を揺らしながら、ステージの4人の音を待つ彼ら。曲がスタートするとステージの両サイドにある階段状のセットに北川と近藤が登り、疾走していた曲がピタッと静止。「渋谷ー!行くぞおぉぉぉぉぉぉお!!」という北川の声を合図に再び、4人の音が走り出す。雷のような照明がメンバーの激しいパフォーマンスをスローモーションのような視覚効果を作り出し、会場のテンションを引き上げたまま曲が終わる。タイトル通りの爆音の雷雨を会場に打ち付けた彼ら。そのまま、上原が叩き出すアグレッシブなドラム鼓動から次の曲「君がため」が始まるとオーディエンスもそれを感じとるように「ワァァァァァァァ!!」という歓声を上げる。会場全体が大合唱が始まり、最後はメンバーの掛け声に合わせみんなで大きく1回ジャンプ。フッとステージの後ろに目をやると“ROAD OF MAJOR”と刻印された巨大な幕が悠然と赤く燃えていた。
 「ありがとう、渋谷ー!楽しんでるかー!!次で最後の曲となります。最後の曲一緒に歌ってくれ!!大切なもの!!!」という紹介で「ゴオォォォォォォ!!」という今夜のライヴ始まりを思わせる地鳴りが、再びラスト1曲にきて再現されていく。彼らの運命を大きく変え、出会うべくして出会ったこの曲で今夜、初ワンマンのラストが飾られるのは、オーディエンスにとっても、そして、なにより彼らロードオブメジャーとって、この先、幾度となく行われるライヴの中でも忘れられない瞬間になるのではないだろうか。北川はオーディエンスにマイクを向け、ここまで支えてきてくれた力強いオーディエンスの声を受け取る。曲が終わると「ありがとうー!!」と両腕を上げステージを後にするメンバーの4人。

 照明が落ちた会場にアンコールの声だけが響いていく。そして、なんと!驚くことにそのアンコールの声はいつしか「大切なもの」の合唱に変わり、オーディエンスたちによる「大切なもの」が会場を包み込む。その会場の一体感に関係者もビックリ、口笛や歓声がその合唱を横切るように飛び交っていく。少し経ち、メンバーが登場してくると北川が、スペシャルゲストが来ていることを発表する。その名も“ベートーペンさん”(笑)。大きな歓声の上がる会場に登場してきたのは、ベートーベンっぽい格好をしたドラムの上原だ(笑)。彼の登場に会場は大爆笑、ステージに中央に用意されたシンセの前に座ると「それでは、音楽は国境を越える!聞いて下さい「春雨」!!」という言葉で、アンコール1曲目がスタートする。優しく流れていくピアノの音色をバックに北川の歌声が会場に染み渡り、曲が進むにつれてギター、ベースの音が溶け合い徐々に厚みを増していく。それはまるで、楽曲に本当の命が吹き込まれるような、そんな“温度”を感じる1曲。曲が終わると今夜、一番の温かい拍手がメンバーに送られる。
 「みんなー!元気かー!!あとちょっとー!!!」という言葉に、「オォォォォォォォオ!!」という気持ちの良いレスポンスがかえされる。このコール&レスポンスがアンコール2曲へ入っていく合図となり、「んじゃ、行くぞー!!row,row,row!!!」という掛け声と共に再び会場にモッシュがスタート!間奏に入るとメンバーからイルカの浮き輪が会場に投げ入れられ、オーディエンスの波の上を勢いよく飛び跳ねるイルカたち(笑)。

 「ありがとうー!!」という言葉で曲が終わると、来年のツアー告知挟みオーディエンス、スタッフへ感謝の言葉が送られる。そして、アンコール最後の曲は、再び「大切なもの」を歌うようだ。これには、オーディエンスも大盛り上がり。「ラスト!一緒に歌ってくれー!!大切なものー!!!」、会場が眩しいくらいに明るくなり、オーディエンスもメンバーも最後の力を振り絞り「大切なもの」を歌い叫ぶ。もの凄いの歓声と感動の中、ライヴは幕を閉じた。

 2002年、某テレビ番組のとあるコーナーから飛び出した彼ら。数々のライヴを重ね1,500人の集客数を誇るSHIBUYA-AXを満員にするまでに成長した。メンバー自身もここまで来れるとは夢にも思っていなかったと言っていたが、確かにそうかもしれない。今、現在デビューしては消えていく移り変わりの激しい音楽業界で、これほど短いスパンで登ってきた彼らを称えるには本当に“奇跡”や“運命”と言った非現実的な言葉に頼らざる負えない。しかし、今夜ここで行われたライヴは紛れもない現実であり、ロードオブメジャーの存在を改めて感じることが出来きた貴重な空間だったことには間違いない。周りを見る暇もなく走り抜けてきた彼らには、これから幾度となく大きな壁が立ちはだかることだろう。そのとき彼ら、ロードオブメジャーの4人はどんな答えを導き出すのか?そこには進化した彼らの存在(すがた)と大きな資質を見ることが出来るかもしれない。
 最後はメンバー4人がしっかりと手を繋ぎ、よくダンサーとかがやるウェーブを作ると(笑)会場に一礼し、ステージを後にする。

Live Report:榎本岳史

★☆★☆★☆ お待たせしました!!★☆★☆★☆
『tearbridge"TITLE MATCH TOUR 2004" ROUND 2』全日程です!!!
出演/ロードオブメジャー、ザ・ルーズドッグス、BOO BEE BENZ

3/13(SAT) 熊本DRUM Be-9
3/14(SUN) 宮崎ウェザーキング
3/15(MON) 鹿児島CAPARVOホール
3/17(WED) 福岡DRUM Be-1
3/18(THU) 大分DRUM TOP'S
3/20(SAT) 長崎DRUM Be-7
3/21(SUN) 佐賀GEILS
3/23(TUE) 松山サロンキティ
3/25(THU) 広島CLUB QUATTRO
3/26(FRI) 米子ベリエ
3/28(SUN) 岡山ACTRON
3/29(MON) 高知キャラバンサライ
3/30(TUE) 徳島ジッターバグ
4/1 (THU) 大阪BIG CAT
4/3 (SAT) 神戸チキンジョージ
4/4 (SUN) 京都ミューズホール
4/6 (TUE) 福井Holly's 5.1 (SAT) 新潟 CLUB JUNK BOX
4/7 (WED) 金沢AZ
4/8 (THU) 長野CLUB JUNK BOX
4/10(SAT) 岐阜モダンカフェクラブ
4/11(SUN) 名古屋 BOTTOM LINE
4/12(MON) 沼津Noir
4/14(WED) 宇都宮VOGUE
4/16(FRI ) 高崎FLEEZ
4/17(SAT) 熊谷VOGUE
4/19(MON) 水戸Light House
4/20(TUE) 郡山Hip Shot
4/21(WED) 仙台CLUB JUNK BOX
4/23(FRI ) 秋田CLUBSWINDLE
4/24(SAT) 青森Quarter
4/26(MON) 函館フライデーナイトクラブ
4/28(WED) 旭川HIJACK・ON
4/29(THU) 札幌ペニーレーン24
5/6 (THU) Shibuya O-EAST

***** お問い合わせ先、チケットの発売方法は2004年1月上旬に発表致します *****

<ロードオブメジャー オフィシャルサイト>
http://www.tearbridge.com/roadofmajor/index.htm


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