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ソウル・フラワー・ユニオン ライブレポート

ソウル・フラワー・ユニオン 画像
ソウル・フラワー・ユニオン
【芸能生活20周年・
人生40周年記念ツアー】
2006.03.12(SUN)
LIQUIDROOM ebisu
SETLIST
01.雑種天国
02.ロンドンデリー
03.秋の夜長
04.不死身のポンコツ車 
05.世紀のセレナーデ
06.平和に生きる権利
07.夕立ちとかくれんぼ
08.杓子定木
09.アル・ファジュル
10.マウンテンバイク・フロム・ヘブン (奥野Vo)
11.おやすみ
12.永遠の語らい
13.松葉杖の男
14.夢は夜ひらく (ジゲンVo)
15.釜ヶ崎人情
16.くんじゃんジントーヨー
17.満月の夕
18.アテルイとモレの逆襲
〜巌山 (桃梨)
19.ソウルサバイバーの逆襲
20.サヴァイヴァーズ・バンケット
21.極東戦線異状なし!?
22.荒れ地にて
23.風の市

En1.神頼みより安上がり

En2.DAYS
En3.エンプティ・ノーション

En4.海行かば 山行かば 踊るかばね

 
ソウル・フラワー・
アコースティック・パルチザン
【ヤポネシアン・フォーク・ジャンボリー・ツアー(其の一)】
 
Live Report:杉岡祐樹
Photo:wadayasu
 2006年はまだ関東圏での目立った活動はなかったものの、Vo&G.中川敬とKey.奥野真哉は2月に大阪城ホールで開催された【ROOTS 66 Don't Trust over40】などの出演で話題となっていた。無知を晒すことになるが、イメージしていた年齢よりも中川が若かったという現実に驚いたりもしたが、ともあれこの日は2006年、ソウル・フラワー・ユニオンとして関東圏では一発目のライブであり、誕生日を月末に控えた(3月29日)中川敬の40周年(もちろん奥野も12月で40歳)を、そしてその芸歴20周年を記念したライブなのだ。

  この日のライブでまず何が印象的だったかと言われれば、それはやっぱりTHE NEWEST MODEL時代の楽曲が多数演奏されたことだろう。ソウルフラワーのライブ盤『High Tide & Moonlight Bash』でもお馴染みの『雑種天国』や『マウンテンバイク・フロム・ヘブン』に、中川本人もライブで演奏するのは15年ぶりくらいだと話していた『ソウルサバイバーの逆襲』。そしてアンコールのラストを締め括った『エンプティー・ノーション』など、大脳の奥底にしまっておいたノスタルジアボックスを刺激されたオーディエンスは、中には手を繋ぎ肩を組み合いながら、大きく暖かい輪を作り出していた。そんな様を嬉しそうに眺める中川。この一連のグルーヴはまさにソウルフラワーのライブにおける一番の醍醐味でもある。

 そしてこの日もうひとつの見所が、6月に実に9年ぶりのアルバム『デラシネ・チンドン』をリリースすることが決定した、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの楽曲だ。個人的に大好きな『釜ヶ崎人情』が披露されたのが嬉しかったりもしたが、三線が印象的な『くんじゃんジントーヨー』(※1)はみんなで大合唱。さすがは沖縄に長く伝わる島唄、既存曲であるが故に知っている方も多数いたとは思うが、会場が全員で合唱出来る普遍性を持ったメロディである。
  そんな楽曲の数々をソウルフラワーが奏で、全員で歌う。被災地や寄せ場、東ティモール他、本当に場所を選ばずに呼ばれて飛び出る大活躍を今も続けるモノノケ・サミット。まさに究極のトラッドを体感する瞬間が、ココにはある。

 まあ相変わらずとにかくハッピーな長尺ライブをこれでもかってくらいに詰め込んだ一日となった訳だが、何というか日々、暗い顔して落ち込んでる人や、しかめっ面でパソコンの画面を眺める毎日を送ってる人は、とりあえずココに来て踊ってみればいいと思う。で、気持ち良かったら声上げたりすればいいんじゃないって。
  ステージも含め、みんながみんな、笑顔でバッカみたいに楽しそうにやってるし、その踊りだってみんなバラバラで正直変だ。けどそんなこと気にする人もいなければ、既にみんな笑ってるんだから、「笑われた!」なんて思う暇もないし。でさ、「そんな時間がないよ!」とか「近くに来ないよ!」って方はとりあえず、ユニオンなりモノノケ・サミットなり、CDを手にしてみればいいと思う。CDの中にも彼らのヴァイヴスは十二分に詰め込まれてるから、きっと部屋でひとり、踊れちゃうから。
  人との出会い、音楽との出会い、国との出会いetc。出会いを大切にしている人間が奏でる音楽ってのは、出会った瞬間にその温かみが伝わってきて、自然と身体が温かくなってくる。何しろ温もりを感じ取れる距離、目と目を合わせた出会いを重んじる男が奏でる音楽。暖かくない訳がなく、最っ高に楽しいです



『くんじゃんジントーヨー』・・・登川誠仁の代表曲のひとつ。この楽曲も収録されたアルバム『スピリチュアル・ユニティ』は、プロデューサーとして中川敬が、また演奏にソウルフラワーも参加している。
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