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柴咲コウ ライブレポート

   
   
柴咲コウ
【柴咲コウ インビテーション・ライブ】
2007.08.05(SUN)
SHIBUYA-AX
   
  SETLIST:  
   
01.invitation 
02.嬉々 
03.影 
04.分身 
05.カラフルタクシー 
06.かたちあるもの
07.-toi toi- 
08.月のしずく 
09.プリズム
10.at home 
11.graybee 
12.若手クリエーター

En1.ひと恋めぐり 
En2.no fear
En3.小さな部屋

   
   
   
   
 
 
 
Live Report:平賀哲雄
Page Design:杉岡祐樹
   
   
 
 
 
  初ワンマンライブ。だけどステージには、ギター、ベース、ドラムス、キーボードのフルバンドに女性コーラス3人、ストリングス奏者8人という豪華さ。そこへ「すごいいっぱい来てくれてありがとうございます。今日は楽しんでやりましょう」と、全く気負った様子のない、少しおどけた感じの柴咲コウ。そして黄色い歓声が飛び交う中で、心をふわっと軽くしてくれる、このライブのタイトルにもなっている『invitation』を彼女は歌い出す。で、みんなも大はしゃぎなんだけど、それを見て彼女は満面の笑みで誰よりも大はしゃぎ!めちゃくちゃ可愛らしい!と思うと共に、何でも楽しんでしまえ!的なポジティブさ、そしてファン一人一人と普通にコミュニケーションを楽しむフラットさには、「さすが」の一言。で、更に驚いたのは、3曲目の『影』、初めて彼女が生で歌うバラードナンバーを聴いたとき、もちろんこの曲の決して甘くない、ドラマ『白夜行』の主題歌としてのイメージもありきではあるが、そのドラマの中にあったあらゆる人々の想いのすべてを届けるかのごとく、まっすぐに感情的に僕らの心を揺さぶったこと。MCで「大丈夫かね?」と、本人は不安がっていたが(笑)、その必要はない感動を彼女はこの会場に巻き起こしていた。

 
  また、今日の彼女は「みんなで一緒に楽しもう!」というのを言葉でも行動でもよく表していたのだが、わざわざボードを使って自分の楽曲に込めた想いやその楽曲が生まれた経緯などをみんなに伝えたり、みんなと楽しくハンドクラップをして一体感を生み出していったり、あととにかくファンと笑顔をたくさん交わしていた。もちろん初めてだらけのことで不器用に映る面もあったが、それでも彼女の魅力、まっすぐさは十分に伝わってきた。

 
  「自分にとっては大きな存在の曲。離れていく人の気持ちを歌った曲」彼女がこう言った時点でピンと来た人もたくさん居ただろう。曲は満天の星の下、『かたちあるもの』へ。ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』と共に日本中にたくさんの涙と感動を生んだ名曲を柴咲は堂々と熱唱。聴いててこっちもたまらない気持ちになったが、何より彼女の声にたまらない気持ちが溢れてきているのが強く伝わってきた。また、壮大なストリングスの音色に乗って問いかけてくるいくつもの質問が、まるでいつまでも心の中に生き続ける大切な人からの優しき問いかけに聞こえて、これまたたまらない気持ちになるのだった。そして曲は続いて『月のしずく』、大きな感動が更に大きくなってゆく。彼女の背には半分に欠けた月が浮かび上がる―――。

 「もうちょっとで終わっちゃうよ!」と、おどけて言う柴咲の声をキッカケに俄然テンションを上げるオーディエンス。柴咲は心と体を躍らせ、ステージの上を所狭しと歩き回りながら今日一番のハイトーンボイスを軽快に吹っ飛ばしていく。そして「ありがとうございました」「楽しかったです」と、とにかく嬉しそうな柴咲を更に喜ばせる出来事が起きた。彼女がステージを後にすると、ファンの女の子が今日誕生日の彼女に『HAPPY BIRTHDAY TO YOU』を歌い出したのだ。そこから「アンコール!」と叫ばれる声を大きくなっていき、ステージに彼女が再登場すると、ピアノの演奏付きで『HAPPY BIRTHDAY TO YOU』の大合唱が!更に天井からは数え切れないほどの風船が落ちてきて、「ビックリ」と普通に驚く柴咲コウ(笑)。

 
そしてバースデーケーキが目の前に運ばれてくると「ありがとう!」と言って、ローソクの火を消し、最高の笑顔を見せた。そうしてあったかい想いがい〜っぱい溢れ出たところで歌われた『ひと恋めぐり』、そして父親が唯一「カラオケで歌ってくれ」と言うらしい、柴咲が初めて詞を手掛けた『no fear』は、本人も「すごくあったかい気持ちです」と口にしていたが、もうとにかく声に会場に僕らの心に幸福感がいっぱい!な状況を生んでいった。柴咲や演奏陣が“幸”とプリントされたTシャツを着ていたけど、正しく“幸(コウ)”でいっぱいの音楽がそこに流れていた。

 オーラスは、未発表曲『小さな部屋』。ささやかなやすらぎやぬくもり、そして今日この場でもたくさん溢れていた、笑顔をくれる人がいるということ。それがどれだけ幸せなことであるかを彼女はその歌声で、僕らに強く気付かせてくれた。それも演技ではなく、素の柴咲コウとして。
 
 
柴咲コウ OFFICIAL SITE http://www.universal-music.co.jp/shibasaki/    

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