TRICERATOPS
【RIDE TO THE WARP
TOUR 2005】
05.11.28(MON)
LIQUIDROOM ebisu
SETLIST
01.GOING TO THE MOON 02.Caramel Tea 03.1000Love 04.Ace 05.プレゼント 06.Groove Walk 07.Waiting For You 08.Someone In The Dark 09.僕が欲しいもの 10.Finally 11.Warp! 12.Mirror 13.Raspberry 14.Jewel 15.Rock Music 16.ロケットに乗って
En1.Green En2.King Of The Jungle
中堅どころ、という言葉もしっくりくる程の存在になりつつあるTRICERATOPS。デビュー時より着実に注目を集め、シングル『GOING TO THE MOON』でその人気は爆発。以来、骨太ロックの代表格と言われる存在となり、早くからロックにダンステイストを取り込み、4つ打ちにヘヴィなギターリフを絡ませる楽曲スタイルはそのまま“トライセラ風”と呼んでも過言ではない程だった。2000年前後では移ろいの早い時勢と自身の音楽性との間で迷い揺れていた時期もあったが、その重みから逃げる事なく前進を続けてきた彼ら。そしてこの日、全国を廻ったツアー【RIDE TO THE WARP TOUR 2005】の最終日であるこのライブで、久しぶりに彼らのライブを生で体感した自分は、彼らがさらに先を見据えて前進を続けているんだと知る事となる。
ステージにはスクリーンが貼られバンドロゴが映し出されている。開始を告げるSEが流れるとファニーなアニメ絵が動き出し、スクリーンに「ARE YOU READY TO WARP?」。そして映し出されたロケットのカウントダウンが始まると、その秒刻みに併せて会場全体が鼓動を徐々に強くする。バンッとバックライトに照らされて登場した3人は早速大ヒット曲『GOING TO THE MOON』で待ちわびたオーディエンスを一発でノックアウト。指を突き立て腕を振り上げてレスポンスするオーディエンスに、Vo&G.和田唱も満面の笑顔。さらに最初のMCでは、和田が小学生の頃から大ファンだというマイケル・ジャクソンへの熱弁がスタート。日本公演時におけるマイケルの『スタート・サムシング』のステージングを伴奏付き(B.林幸治、Dr.吉田佳史による生演奏)で演じ始め、最後はステージ中央でビシッと指押っ立てて両足をくの字に曲げるマイケルポーズまで披露!
そのマイケル・ジャクソンのレア・トラック『Someone In The Dark』(※1)のカバーやほぼ10年前に作ったという『僕が欲しいもの』なども披露された中盤の見所は、新曲『Warp!』。聴き手を次のステージへワープさせちゃうような楽曲を作りたかったというこの楽曲は、彼らならではのR&Rなギターリフと、開放的な壮大なサビのメロディが印象的で、ロックへの原点回帰を感じさせた佳作『LICKS&ROCKS』の延長線上にありながら、バンドとしての成熟や余裕すら感じさせる一曲となっている。様々な音楽性を模索した上に辿り着いたひとつの答えを、彼らはアルバム『DAWN WORLD』で提示してみせたと個人的には思っているのだが、彼らはそこで止まる事などなく、『LICKS&ROCKS』ではよりネイキッドなロックサウンドへと躊躇なく次のステージに突入した。そしてそれまでのTRICERATOPSを踏襲しながらも、もうひとつ先のステージに進んでいくんだとの意気込みに溢れたこの『Warp!』は、今回のツアーテーマ曲といってもよいだろう。
終盤は人気曲や最近の代表曲が演奏され、『Rock Music』などでは往年の名盤ロックリフを織り交ぜたお祭り騒ぎなステージでオーディエンスをガンガンに踊らせるTRICERATOPS。アンコールのMCで和田は『GOING TO THE MOON』の歌詞を引用し、「「まだ足りないから〜♪」って感じ。それがロックンロールでしょ?」と笑った。もう30歳だぜ?とはにかむ彼だがその表情からは、老け込んだ様子は一切見受けられない。楽しむ事への追求に関してはすぎる程に貪欲な恐竜は、満ちる事のない好奇心という名の胃袋で色んな物を呑み込み、血肉に変えながら、みんなを乗せて次のステージへワープして行く。この日のライブを含めた【RIDE TO WARP TOUR 2005】の模様は、1月25日に発売となるライブDVD『LIVE WARP』に収録される。その後、彼らはシングル、アルバムと発売していく事になるだろうが、成熟した新たなTRICERATOPSをまだ目にした事のない方は、DVDでもその魅力は十二分に感じ取れると思うので、是非ご覧になってみて欲しい。その映像を見ればバンドにとっての絶頂期がこれからであり、それが間近に迫ってるんだって事を確信できるだろう。
※1.マイケル・ジャクソンのレア・トラック『Someone In The Dark』・・・E.Tの大ファンだったマイケル自身がナレーターを務めたLP『ET Storybook』にのみ収録されていた楽曲。2001年に再発された『スリラー』や、2004年に発売されたCD4枚+DVD『アルティメット・コレクション』など、最近になってCD音源として収録された。 ↑本文に戻る
◎リリース情報!!
ライブDVD『LIVE WARP』
06.01.25 RELEASE
VIBL-316
\3,800(tax in.)
収録曲:
Going To The Moon
Caramel Tea
1000 LOVE
Ace
プレゼント
Groove Walk
Waiting For You
僕が欲しいもの
Finally
Mirror
Raspberry
Jewel
Rock Music 〜medley
ロケットに乗って
赤いゴーカート