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宇都宮隆(U_WAVE)
【TAKASHI UTSUNOMIYA CONCERT TOUR 2006 U_WAVE“SECOND THEME”】
2006.11.4(SAT)
Zepp Tokyo
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OPENING
01.Theme of U_wave
POEM 1〜夢なんか要らない、夢のような現実が見たいんだ〜
02.Lap Trap
03.Daydream Tripper
04.Bye&Good Luck
POEM 2〜大人のピーターパン〜
05.Happy Go Round
06.Story to History
07.IDDD〜International Direct Distance Dialing〜
POEM 3〜サエコ&カオリン『合コンの夜』〜
08.Innocent Cloud
POEM 4〜ボクはなぜ愛を疑うのか?〜
09.LOVE&PEACE&DOUBT〜Second Theme of U_wave〜
10.Rag Doll
11.In This World
POEM 5〜交錯〜
12.Smoky Woman
GUITAR SOLO
13.Strange Guitar
14.Trouble in Heaven
15.Stand up! Get up!
POEM 6〜祈り〜
16.悠久の風
POEM 7〜エンドロール〜
En-01.O.O.O.〜Out Of Obstruction〜
En-02.RUNNING TO HORIZON
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先程まで客席を忙しく動き回っていたピエロがステージに上がり、パントマイムでオーディエンスを沸かすと、急に真紅に染まった世界に「夢」やら「心」やら「矛盾」やら意味深い言葉が次々と僕らの視界に、そして心のあらゆるところに飛び込んでくる。そしてステージには6人のシルエット。その6人が思い思いにギターを掻き鳴らしながら『Theme of U_wave』を爽快に歌い上げていく。そして僕らは“U_WAVE”という言葉と共にその体で大きなウェーブを生み出す。まるで事前に打ち合わせがあったかのような見事な一体感。

部屋の中をしばらく長いこと出ることを忘れたひとりの男がその魂に鋭気を取り戻すのを待って、夢を語るのではなく、夢以上の現実を手に入れるための物語。それを森雪之丞の言葉だけで語られると、先までシルエットだった6人の表現者たちは、その姿の全貌を現し、演劇ともライブとも取れる、いや、その両方を融合させ昇華させたステージ、物語を華々しくスタートさせた。無論、僕らはその物語の読者であると同時に登場人物であり、街中に溢れている物語では体感できないリアルな実感をその心と体で得ていた。そして僅か3曲で大団円を迎えたかのような感動に浸っていると、またひとつの物語が彼のポエムによって、そして宇都宮隆の声、U_WAVE各メンバーの声によって読み上げられていく。次の物語のタイトルは【大人のピーターパン】。このような感じで、まるでショートムービーを次々と見続けるかのような、そしてその世界の住人として精一杯生きてしまえているかのような、ちょっと非現実的で、豪華で、斬新かつ最高のショウを今夜僕らはとことん堪能させてもらう。世に涙させる物語があれば、笑いを呼ぶ物語、悲しみに浸らせる物語があるように、この“U_WAVE”というメディアを通して僕らは様々な感情をその全身で表現していた。

愛と平和と疑惑、、、 ボクの心の奥、、、夢と真実と嘘、、、 キミの思考(あたま)の隅、、、キミを信じたいからキミを疑うのだ。愛を信じたいから愛を疑うのだ。本当の人間の姿。世界の仕組み。そんなモノもこの空間は大っぴろげにし、終いには先の言葉のようなアンサーまでサラッとメッセージしてみせる。6人のステージは、そのメッセージとしっかりリンクしながらもそんな重いテーマをあくまで人を楽しめる音楽として成立させている。本来成立し得ないモノをひとつの表現として、アートとして、組み合わせて、未だかつてない方法で今まで万人が追い求めてきたモノのすべてをメッセージするかのような、コンプリケイテッドなのかシンプルなのか、悩ませたいのか解放させたいのか、まるで“矛盾”することこそがすべてを成立させるための手段であると歌っている、それがU_WAVEが今この瞬間に表現しているモノである。歌も演奏もポエムもコント(!?)も、光も影も笑いも涙も感動も興奮もすべて複雑に絡み合っているようでもあるし、シンプルに並んでいるようにも見える。すべては受け取り方次第。ただどう受け取ってもらっても絶対に「つまらない」とは感じさせずドキドキワクワク高揚させる。こんなライブを観たのは初めてである。よくもまぁこれだけのモノを形にしてみせたものだ。それを実現するために必要だったのがこのメンバーであり、U_WAVEであったということか。これはすごい。よっちゃん(野村義男)のギターの裏にも「U_WAVE 来年もやろうぜ」と書いてあったことだし、このU_WAVEが最終的に行き着く先を自分は見てみたい。

アンコールでは、懐かしの『O.O.O.〜Out Of Obstruction〜』、そして『RUNNING TO HORIZON』の披露。自身の表現の形を追求する日々の中でもファンの気持ちを常に忘れないでいるのも宇都宮隆の大きな魅力である。突如目の前に現れたバースデーケーキによっちゃんと共に驚くウツに『Happy Birthday to You』を贈るみんなの表情がそれを証明していた。
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