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YOSHIKA ライブレポート

【YOSHIKA tour -timeless-
2006.3.23(THU)
渋谷CLUB QUATTRO

SETLIST
00.Intro
01.Just Us
02.Ooo Child
03.Come back to you
04.alive w/WISE
05.STAY
06.Call Me
07.you&me
08.if you were here
09.one day w/B-BANDJ
10.Straight ahead
11.nothing
12.Sunshine w/VERBAL
13.happiness

En-01.let go w/VERBAL
En-02.Jolie



YOSHIKA レビュー
『timeless』
YOSHIKA インタビュー
timeless
 
取材&テキスト:平賀哲雄

 

 ピンクのハート。幻想的な光と色彩。鳥のさえずり。一日のはじまり。音楽のはじまり。ライブのはじまり。ステージ中央に浮かび上がるシルエット。その上に“timelss”という言葉が浮かび上がると、ステージの幕は開き、そこには満面の笑みを見せるYOSHIKAの姿。生バンドによる体温を感じさせる演奏、サウンドに乗って彼女が歌い出したのは『Just Us』。オープニングから嬉しくて仕方ない幸せに満ちた歌声を響かせる彼女。「ありがとう。みんなリラックスして聴いてね」、そう言うと彼女は『Ooo Child』を歌い始める。さすがはアメリカ人にアメリカ人と間違えられるぐらいまでネイティブになった女。英詞曲を歌い出せばもう彼女はほとんどアメリカ人。ハイクオリティな歌声と音楽にオーディエンス一同、賛美の拍手を贈る。

 

 上着を脱ぎ去ると、健康的なセクシーさを感じさせるキレイな肩を出した衣装で『Come back to you』を歌い上げ、超スマイリーで会場の皆さんにご挨拶。「皆さん、こんばんは!YOSHIKAで〜す!」。「みんなの笑顔がたくさん見れて、早くも幸せを感じている。今日は少しでも(みんなに)お礼がしたい」と言ったあと、スペシャルゲストとして、WISEをステージに招き入れる。「どーよ?みんな、今日のYOSHIKA」と彼がコールすると「かわいい!」と大きな声でレスポンスするオーディエンス。で、この二人がステージに並んだということは、そこに流れてくる音楽は『alive』。夜なのにまるで太陽の日射しのような温かさとキラリ感をこの会場に生み出してみせる二人。うん、ハッピー。オーディエンスもそうだがYOSHIKAもノリノリでその体を揺らしていた。そしてこれまたはちきれんばかりの笑顔。完全に心がはぐれたのか、続く『STAY』でYOSHIKAの歌声は熱っぽくなり、張り裂けそうな切なさと、それを包み込もうとする心の葛藤を見事に描写してみせる。そのまま曲は、大好きなBONNIE PINKに手掛けてもらった大切な一曲『Call Me』。この曲もしっかり感情はその歌声に打ち出されていながらも、決してひとつの音楽として崩れたり、壊れたりはしないといった絶妙なボーカルテクニックを(おそらくは無意識に)披露してみせる。ホレボレする歌いっぷりだ。

 桜の話を「ベタだけど」と断っておきつつ(笑)始めるYOSHIKA。もちろんMCタイムはYOSHIKAもオーディエンスも終始笑顔。そんなフレンドリーなMCを経て、彼女はピアノの音だけを頼りにアコースティックバージョンの『you&me』を披露する。何の飾りもない想いが剥き出しとなったそのバラードは、どんな曲より歌より儚げで、また純粋な美しさを感じさせた。人の心を引き付ける歌、こちらの心情など無条件に感動を与えられる歌、リアルな歌。彼女は決してその声質や英語力、テクニックといった表面的な部分だけで語ってはいけないスピリチュアルシンガーであることを知った。そんな感動的な歌声で彼女が今度はショパンを歌い始めた。『if you were here』に酔いしれる僕ら。思わず安易に「天才」という言葉を使いたくなってしまう。大袈裟じゃない、本当に素直にそれぐらいの言葉で表現したいほどに彼女が歌うショパンは美しい音楽だった。

 コンプレックスを抱えていた過去を語り出すYOSHIKA。自分に自信がないことを他の何かのせいにして生きていた彼女は今、がむしゃらでもいいから頑張っていくことで前よりも自分に自信を持てる、「自分はこれでよかった」と思える、素敵なアーティスト、女性となった。そうなるまでの彼女を支えてくれたみんなのためにあの男を呼び出し、楽しい時間を、音楽をプレゼント。B-BANDJをステージに招き入れて、激しく色を変えるステージで『one day』を歌い始める。先までただただYOSHIKAの声に聴き惚れていたオーディエンスも徐々にその体を揺らし出し、続く『Straight ahead』では、WISEもステージに招き入れ、オーディエンスはその手を上に上に、完全にパーティー状態と会場は化す。しかもこの歌唱難易度の高いナンバーを会場中のみんなで大合唱!やたら明るい世界がそこに生まれる。めちゃくちゃ元気なオーディエンスに全身で喜びを表現するYOSHIKA。そして彼女はみんなともっとハッピーになろうと、『nothing』を歌い始める。めっちゃ楽しい!何か良いことばっかが頭の中に浮かぶ(笑)。
  「みなさん、まだまだ盛り上がれますかっ!?」、超ハイテンションのYOSHIKA。もちろんレスポンスは大きな声で「Yeah!!」。聞こえてくる『Sunshine』のイントロ。「誰か足りないでしょ!?」とYOSHIKAが言うと、ステージに現れたのはもちろんこの人、VERBAL(m-flo)。昨年は幾度となくm-floのステージで共演したこの二人。信頼関係はバッチシ。自然体でこの瞬間を楽しみ合う。オーディエンスもすごいハイテンションで大歓声。でもって淀みのないデッカイ声で“サンシャ〜イン♪”と、大合唱。超ハッピー、超ピースフル、超スマイリー。「最後の曲の前にちょっとだけ言いたい」と言って、彼女はみんなの幸せを願っていることを伝え、その想いをこの曲に精一杯込めて歌う、『happiness』。決して押しつけではないYOSHIKAらしい、あたたかい幸せの掴み方のヒントを優しさに充ち満ちた表情と歌声で聴かせてくれた。ステージからYOSHIKAが消えても鳴り止まない拍手、歓声。

 「ヨシカ!」コール。「みなさん、ありがとうございまーす!ただいま!」と、はしゃぐYOSHIKA。みんなと写真を撮りたいと言って、楽しく写真撮影。そして彼女は再びVERBALをステージに招き入れる。で、ファンの要望でYOSHIKA、VERBALのモノマネ。VERBALもなぜか横山やすしのモノマネ。みんな自由過ぎ(笑)。それでも何とか気を取り直して、m-floの二人との最初の出逢いについて語り出すYOSHIKA(当時、彼女は居酒屋でバイト)。そして今では“お兄ちゃん”のような存在になったVERBALと、彼女のミュージックライフにおける運命の一曲『let go』を静かに歌い始める。溢れ出す想いをそのまま歌に換えて響かせ、僕らに届けるYOSHIKA。心強い“お兄ちゃん”のラップに支えられながら。締め付けられる僕らの心。良い曲、良い歌、大感動。ここに集まった人々にとって忘れられないライブテイクになったのではないだろうか。
  そしてオーラスはもうひとつの彼女にとっての運命の曲『Jolie』!誰もがその腕を右へ左へ軽快に振りながらYOSHIKAと共に今日一番の笑顔を見せる。淀みない音楽と心のコミュニケーション。「ありがとうございましたぁ!」「みんな気をつけて帰ってね!」と、無邪気な少女のように叫んで彼女はステージを後にした。

OFFICIAL SITE http://www.yoshika.info/
 
 

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