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異様なほどの熱狂。「YUI!」と叫ぶその声からは、上辺だけじゃない、本気で好きな人に対して向けられた愛情を感じさせる。そしてYUIが「シブヤ〜!」と叫んでそのギターで『Laugh away』を掻き鳴らすと、すかさず巻き起こるフルボリュームのハンドクラップ。疾走していくバンドサウンドに全く負けてない、その感情の乗った音に自然とYUIの歌にも力が入る。そして眩しく注ぐ光の下で「ねぇ笑って ねぇ笑って」とせがまれたオーディエンスは、続く『My Generation』で更にテンションを上げ、またそれを感じたYUIの声が更に力強く突き抜けていくという、微笑ましい相乗効果。
「こんばんは、改めましてYUIです。今日は皆さん来て頂いてありがとうございます。一緒に楽しんで行きましょう!」と彼女が言って響かせたイントロは『CHE.R.RY』。あまりの爽やかさにときめく僕らの胸。この曲のすべてを心地良く包み込む力、エネルギーは見事。すぐに彼女の気持ちを前に向かわせ、歌と音楽をとにかくみんなに届けることに一点集中させていく。そしてすべての声と音はこの会場にキレイに鳴り響いていく。
「今日はカメラがいっぱいで〜、とても・・・気になる」と少しこぼしたあと(笑)先日リリースしたばかりの『SUMMER SONG』を披露。「真っ赤なブルーだ!」と歌い叫んでみんなを夏の爽快な海へと誘う。と、ここまで勢いよく突き進んできた今日のライブであったが、彼女はみんなを座らせて『Understand』を歌い始めた。更には、1人弾き語りで『Namidairo』を披露し、徐々にその歌声に確かな感情と温度を滲ませていく。ただキレイで心地良いだけではない、もっと心と心がぶつかり合うあの感じを、この弾き語りを境に彼女は生み出していく。『My friend』『TOKYO』と彼女の核の中の核を綴ったナンバーを“I LOVED YESTERDAY”を自覚した今の想いと声で届けるYUI。「正しいことばかり選べない、それぐらいわかってる」というフレーズも今までに増して僕らの胸を打った。上京して4年、こうして集まってくれるたくさんの人々の存在が、失敗しても凹んでも自分の支えになってると告げ、そんなみんなととにかくどこまでも盛り上がっていきたいと、彼女は『How crazy』を皮切りに再び疾走モードへ。しかもさっきより明らかに高まってる感情を従えて。そして曲は特効の炸裂音と共に『Rolling star』!ステージの背後には、巨大なビジョンが現れ、そこには今この瞬間、実に気合いの入った表情でその胸の内にあるネガティブもポジティブも歌い放つYUIの姿、必死に生きる泥だらけローリングスターの勇姿が!これに対してオーディエンスの動き、ハンドクラップも実に感情的なものへなっていき、YUIに紹介されていくバンドメンバーたちにも大きな声援を送る。そうして生まれた心地良いグルーヴ、一体感の中でぶっ放される痛快ロックンロールナンバー『No way』に『Daydreamer』、そして真っ赤に染まった世界の中で切なる想いを叫べるだけ叫んだ『Love is all』に僕らの感情は激しく動かされ、乱される。そこにある“生きる”ってことへの狂おしさや愛おしさを感じて、涙が出る。そこからスリリングにドラマティックに展開される『Highway change』も素晴らしかった。生きるリアルを積んだ声と音と言葉と動き、藻掻きが僕らを、そしてYUI自らを覚醒させる。そして人と本気でぶつかり合い、でも共に生きていきたいと願い、希望したり絶望したりする日々を歌った曲『Am I wrong?』を彼女はその想いのままの歌声で響かせた。
アンコール。「久しぶりの曲をやりたいと思います」と言って、YUIが歌い始めたのは『Tomorrow's way』。思わず会場から歓喜のため息が零れる。“I LOVED YESTERDAY”を銘打った彼女が今歌う「叶える為 生まれてきたの」というフレーズは、大きな力を伴っていた。そして今夜もう一度だけ訪れた、みんなではしゃいではしゃいではしゃぎまくっちゃってOKな時間帯!『HELP』『OH YEAH』『LIFE』と、もう今までライブで凄まじい盛り上がりを魅せてきた実績を持つナンバーばかりが立て続けに披露され、揺れるNHKホール。飛び跳ねて歌って叫んで、なぜか「東京タワー」「東京ドーム」「明治神宮」「東京特許許可局」(←これはちゃんと言えてなかった)「もんじゃ焼き」「ザギンでチャンネーとシースー」と、もうとにかく何でもかんでもコール&レスポンス!最後は、チャゲアスの『YAH YAH YAH』を全力で歌い叫ぶYUI(笑)。一体誰がそんなこと教え込んだんだ!?とツッコミたくなる部分も一部あったが、「楽しかった」とYUIが満足げだから、みんなも満足!そして彼女は今この瞬間の喜びをギターに乗せて響かせた後、再会の約束と感謝の言葉を残し、最後の曲『Good-bye days』を披露した。それは、また明日からYUIと僕らが新しい日々歩いていくための歌。 |
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