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進化するアイドル ももクロが凄いワケ

2011.12.16

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 ニューシングル『労働讃歌』も好評な5人組アイドル ももいろクローバーZが、12月3日に【ももいろクローバーZ 魂のシュプレヒコールツアー】のZepp Tokyo公演を開催。2回公演とも超満員の大盛況となった。


 2011年のNo.1ブレイクアイドルといっても過言ではない活躍で、各メディアに出ずっぱりの日々を送っている彼女たち。この夏にも、同会場でワンマンライブを行ったが、1階フロアにも指定席を用意していた当時に対し、今回の1階フロアをオールスタンディングに。会場をすし詰め状態にするほど、動員が激増した。

 ももクロの人気は、2月に神聖かまってちゃんとの対バンでロックファンに衝撃を与えた辺りから急増してきたが、大きな転機はやはり1stアルバム『バトル アンド ロマンス』のスマッシュヒットだろう。

 インディーズ時代からの代表曲に加え、メジャーシーンに衝撃を与えてきたシングル曲の数々。ミュージシャンとしても活躍する 前山田健一を筆頭に、気鋭のクリエイターが多数参加した同作は、アイドルシーンを超越する衝撃で話題を呼んだ。

 また、冒頭に挙げた新作『労働讃歌』では、英国随一のミュージシャンを作曲に起用し、本格的なサウンドで度肝を抜いた。爽やかな4つ打ちサウンドが主流のアイドルシーンにあって、次々に勝負を仕掛けていく痛快な姿勢が、幅広い音楽ファンから受け入れられたのだ。


 そうした楽曲が披露されるライブも、他とは一線を画する魅力が満載だ。中でも、組体操やバレエ、アクションの要素すら取り入れ、百田夏菜子のエビ反りジャンプに代表されるフレッシュな敏捷性を活かしたダンスは、方々で高い評価を得ている。

 先に挙げたかまってちゃんとの対バンライブで、ロックファンを魅了した理由もそこにある。一部に熱狂的なファンを持つ、高城れにのダンスを例に出そう。この日も披露された最新楽曲『サンタさん』では、回遊する4人の中心で、豪快に髪を振り乱し続ける動きで観衆を驚かせる。

 一見、異様に映るかもしれないが、汗を飛び散らせながら一心不乱に踊り続けるその姿は、ももクロの全力っぷりを体現していると言えるだろう。


 さらに、最近のライブでは、ガイドメロディ的な役割を果たす、被せのボーカルトラックを排除し、生声がよりクリアに届けられるサウンドにチューンアップされた。前述通り、激しいダンスを続けながら歌うのが、ももクロのライブだ。時にはメロディが霞んでしまうほどの熱量が生々しく、その迫力が大きく増した。

 一方で、歌を支えるサウンドの音質も、ライブを重ねるごとにクオリティが格段に向上している。例えば『天手力男』は、大槻ケンヂ率いる特撮にも参加するNARASAKIが手掛けた異色曲で、以前のライブではサウンドバランスに苦戦していた楽曲だ。

 しかし、今回の公演では、以前よりクリアな音質に変化しており、独特の世界観がよりジャストに再現された。正に年頃の女の子とも言うべき目まぐるしい成長を、演者のみならずスタッフも続ける。飽くなき向上心が反映されるからこそ、ファンは幾度でも会場に足を運びたくなるのだ。


 もちろん、MCも見事だ。テレビ出演等が増えたこともあるが、今年の春には、メンバー脱退直後に7日間連続でイベントを開催。ハードすぎるスケジュールを物ともせずに、各界の著名人を招いてトークショーを繰り広げた。様々な機転が要求されたこの経験は、台本要らずの話術に磨きをかける結果となる。

 例えば今回の1部公演では、ツアーの話がいつしか“モツの部位ってドコ?”という議論に発展し、やがて小腸と大腸の違いにまで話が及ぶ、予測不能なMCで爆笑を生んだ。「お前らーッ!」から始まる玉井詩織の扇情的な口上も、今ではライブ必須のお楽しみとして愛されている。若さを武器に、大胆なアプローチを繰り出せる奔放さは、他では絶対に味わえない“ももクロらしさ”だ。

 また、同じく1部のアンコール時には、元メンバー 早見あかりも出演するテレビ東京「ウレロ☆未確認少女」のサプライズ企画として、劇団ひとりや東京03、バカリズムらが登場する一幕があった。お笑い芸人の話術にも怯まず、むしろトークを発展させようと果敢に食いついていくスキルにも、奮闘の歴史が反映されているのだ。


 以上のように、2011年に限定してみても、彼女たちは急上昇する人気のスピードに負けないほどの成長を自ら求め、見事に提示し続けてくれた。惜しくも今年は、目標の紅白出場は果たせなかったが、クリスマスに控えるさいたまスーパーアリーナ単独公演は、早くもチケットが完売になった。

 さらなるブレイクは間違いないと、断言できるだけの力はある。戦国時代と称されるアイドルシーンで既にNo.1との呼び声も高いももクロは、来年、果たしてどのような飛躍を見せるだろうか。

◎シングル『労働讃歌』

2011.11.23 RELEASE
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