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桜坂

桜坂

福山雅治

発売日:2000.04.26
UNIVERSAL MUSIC
MVCH-1205
\1,260(tax in)

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 「Good Night」「Dear」「恋人」「IT'S ONLY LOVE」「Heart」「you」「Squall」・・・、福山の作品群の中から名バラードを、有名どころから簡単に選んだだけで、これだけ曲名が浮かんでくる。何をやっても違和感のない男、何でも自分らしさに変えてしまう男、福山雅治だが、男心(時には女心)をさりげなく表現してしまう才能に関しては“違和感のなさ”“自分らしさ”といったものとは違う、福山雅治が表現者として他の追従を許さない“力”を感じる。「Good Night」「Dear」といった楽曲が未だに衰えぬ人気を保っているのは、その“力”が遺憾なく発揮された成果の他ならないだろう。本人は否定するかもしれないが、聴き手としては“天性的”という言葉すら浮かんできてしまう。マンネリ化しやすいスローバラードを、常に新鮮なカタチで完成させ、日本中の男女の心をくすぐるのだから、そう思ってしまっても仕方ない。
 「桜坂」は、そういった素晴らしい過去のバラード群以上に福山の“力”が発揮されたと言っていいだろう。歌唱法も今までのスタイルを破り、恋に揺れる男女をそっと見守るような優しい感じを最初から最後まで突き通している。また、コーラスワークも素晴らしく、見事にタイトルの「桜坂」のイメージを情景として届けることに成功。そして、何よりベタボメしたいのが、メロディ!単調なメロディを繰り返すことで、時間がゆっくり流れる感覚を覚えさせ、サビでほんの少し高ぶる感情を見事に音で伝えてくれている。言葉では言い尽くせるものではないが、「桜坂」のメロディは“春を感じる度に”“桜を見る度に”そして“切なさと優しさの入り交じった・・・”人生の中でほんの一握りぐらい感じることの出来る、あの感じを思い出す度に頭を駆けめぐるものになるだろう。
 余談だが「桜坂」は、TBS系全国ネット「ウンナンのホントコ!」内の人気コーナー「未来日記」に挿入歌として使われている。あの甘く切ないドラマをピンポイントで盛り上げているのは、言うまでもないかもしれないが「桜坂」である・・・。(REVIEW:Tetsuo Hiraga)

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