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MY STORY

MY STORY

浜崎あゆみ

発売日:2004.12.15
avex trax
AVCD-17611
\3,059

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 浜崎あゆみは自身の経験から生まれる精神論を歌にして大衆に届けてきた。その歌は多くの人に共感を与え、結果、彼女はいわゆる「トップアーティスト」と呼ばれる存在となり、そんな彼女のスタイルに影響を受け、その想いを洗いざらい歌詞に乗せて歌うアーティストは今もなお、ここ日本には増え続けている。とは言え、「MY STORY」、そのタイトル通りのコンセプトを打ち出して格好の付くアーティストは多分「浜崎あゆみ」ぐらいのものであろう。

 彼女のこれまでの作品が自身の想いを表現してきたものとするならば、そこにある人生=「MY STORY」は、葛藤と開放の連続、本来、人間が生まれながらにして背負った課題の攻略に走りつづけてきた日々と言える。デビューしてしばらくの彼女は、今作の収録曲「HAPPY ENDING」でも歌っているが、幸福な結末など自分にはあり得ない、所詮、人はひとりきりと、実に自虐的なイメージを与える価値観を打ち出しておきながら、そこにはどこか希望、もとい、渇望を感じさせるものがあった。大衆はそんな彼女の歌を愛したわけだが、見る人から見れば、絶望感を歌うアーティストとしての成功は痛々しく、今だからこそ言えるが、僕に関しては、このまま放っておいたら彼女はセールス的な云々ではなく、人生における終焉を早く迎えてしまうのではないかと、予感していたほどだ。

 しかし、そんなイメージはここ数年で払拭された気がする。それは、優しい歌を、笑顔が似合う歌を、それこそ昔は彼女自身が否定していた「幸福」を感じさせる歌を、浜崎あゆみは、実に気持ち良さそうに歌うようになっていたからである。暗闇の先にある光、彼女はそれを自らの人生で体現し、大衆・・・いや、彼女の大切な「みんな」に伝えてみせた。それは大きな影響力を持つ「トップアーティスト」と呼ばれる存在の正しい在り方のようにも見えた。今作「MY STORY」は、アーティストらしく、それを音楽作品として一枚の形にしたものである。彼女のファンであれば涙なしでは聴けないだろうし、ファンでなくとも、彼女のアーティストとしての、そして、人間としての格好の付け方に拍手の一つぐらいは送りたくなることだろう。(TEXT:hotexpress 編集部 平賀哲雄)

01.Catcher In The Light
02.About You
03.GAME
04.my name's WOMEN
05.WONDERLAND
06.Liar
07.HOPE or PAIN
08.HAPPY ENDING
09.Moments
10.walking proud
11.CAROLS
12.Kaleidoscope
13.INSPIRE
14.HONEY
15.Replace
16.winding road
17.Humming 7/4

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