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GREATEST HITS

GREATEST HITS

MISIA

発売日:2002.03.03
BMG FUNHOUSE
BVCS-21025
\3,059

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 98年2月、MISIAの「つつみ込むように・・・」が全国のラジオステーションからヘビーローテーションで流れまくっていたのを思い出す。「あの歌声は誰?」といった、一部のコアなラジオリスナーの声は、一瞬にして全国区に広まり、気がつけば“ミーシャ”という名前は、その年の流行語と言っても過言ではないほど知名度を上げていた。今思えば、この「つつみ込むように・・・」のイントロがラジオから初めて流れた日から、昨今の“R&B系女性シンガー・ムーブメント”は幕を開けたのかもしれない。
 あれから4年、日本の音楽シーンは海外の様々なジャンルを飲み込み、随分と細分化、多様化してきた。それの立て役者となったMISIA自身も、2000年に「Everything」というナンバーを日本の音楽史に残るスタンダードナンバーにして以来、ドリカムとの夢のコラボレーション、老若男女誰が見ても感動できるコンサートを実現。歌唱力、音楽性、認知度、キャラクター、どんな面でも、どんな女性シンガーと比較されても、落ち度の見つけられない完璧な女性シンガーになったと言える。
 このベスト盤で彼女の歴史を辿りながらふと思う。彼女はどうしてここまで巨大な存在に成り得たのか?その答えを掴むキッカケは、ファンとのコール&レスポンスの場となるコンサートにあった。彼女はステージ上に立つと、CDプレーヤーのスピーカーから流れてくる歌声以上に迫力ある、どこまでも突き抜けていくような歌声を披露する。それは、“届けたい”という想いが凄まじく強くなるからだ。「最後にみんなでミーシャって呼んで下さい!」、僕が行ったコンサートのラストにMISIAはこう叫んだ。MISIAという一人の女性は、ファンがMISIAの歌声を求めるのに負けないぐらい、そのファン達のレスポンスを、笑顔を、声を求めている。その想いが、これだけの名曲揃いのベスト盤を世に残すまでのアーティストに彼女を育て上げたのだと思う。
 彼女のそんな想いがこれからも変わることなく、いつまでも万人の心に響く歌声を届ける存在であって欲しいと僕は、そして、彼女の歌声を求める全ての人々は願っている。(REVIEW:Tetsuo Hiraga)

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