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まぼろしコントロール
“抑うつ”なる状態を知っているだろうか。専門的な知識はゼロに等しいのであまり乱暴な事は言えないが、平たく言ってしまえば「鬱っぽい状態」らしい。酷い場合は医師の診断が必要らしいが、人生の中で落ち込んだり不安になったりで鬱っぽくなった事のない人間なんてそうはいない。皆さんも自らを省みれば思い当たる節もあろう。すなわち、世界中の殆どが抑うつ状態体験者って事だ。「これ音楽レビュー?」と思う方が殆どだと思われるが、何を隠そうロボピッチャーのミニアルバム3部作を締め括るこの一枚は、別に隠しちゃいないがそんな抑うつ状態にしこたま沁みる一枚だったのだ。
「結果的に」3部作を締めくくるに相応しい今作は、今まで以上に伸び伸びとストレートに耳に残るメロディと、変わらないインテリジェンスと泥臭さが同居した正に古都・京都的サウンドの融合が、今まで以上のナイスブレンド。そこでうたわれるみんなには見えないかもしれないけど、確かにある何かを紡いだ6篇の、優しく残酷な世界のほんと。温い優しさや弱さを隠したニヒリズムでも埋まらなかった心の隙間にピッタリはまる、そんな一枚なのだ。 で最後に、以上の事をまとめますとつまり、“『まぼろしコントロール』は世界中の人たちから必要とされる可能性すら秘めた一枚である”と言えないでしょうか。その辺に向けた彼らの意気込みは、ひょっとしたらその値段にも現れているのかもしれないっ!とか身も蓋もない事を。(REVIEW:杉岡 祐樹) 01.サイケデリック・ハロー 02.キャンディービート 03.ヘブン 04.今日じゃない明日 05.泣きべそをかきましょう 06.ミクロ |
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