|
|
|
|

「FEEDING THE FLAMES」
BURNING POINT
TKCS-85069
03.6.25release
 |
フィンランド産、ネオ・クラシカル・メロパワ・バンドのデビュー作!!
「フィンランド産、ネオ・クラシカル・・・」とあると、今ではすっかり「あぁ、またSTATOVARIUSやSONATA ARCTICA系か」という感があるが、このBURNING
POINTのサウンドはそれとは若干異なる。サウンドは最近のメロスピやメロパワ系の新人バンドらよりもネオ・クラシカルな速弾きを連発するギターを前面に押し出し、いわゆる様式美的要素の強いパワー・メタルを披露している。このBURNING
POINTが他バンドとの差別化を計るのに成功している点として、やはりシンガーの存在が大きいだろう。MANOWARのエリック・アダムス・・・というとちょっと大袈裟だが、骨太で男気溢れる(?)太い声質で中低音からハイトーンまでも難なく披露しておりなかなかのものだ。(80年代のマイク・バーニー系のアルバムで歌っていそうな声質!?)
所々にぎこちなさを微妙に残しながらもソング・ライティングはなかなか安定しており、最初の数曲を気に入れば最後まで同じテンションで聴き薦められる。ネオ・クラシカルなフレーズをキメまくるギターをはじめ、バックの楽器隊も安定感のあるプレイで危うさを微塵も感じさせない所は特筆すべきだろう! 疾走系の「Into
The Fire」から三連の「Voice From The Past」、ドラマティックなサビ・メロが印象的な「All The
Madness」と楽曲の幅も割と広い。
もちろん本作の方がずっとマニア向けだが、AT VANCE何かのネオ・クラシカル・メタルが好きな方なら聴いてみるては! |
|
|
|

「DOUBLE LIVE ANNIHILATION」
ANNIHILATOR
MICP-90011
03.6.21release
 |
カナダ産、技巧派パワー/スラッシュ・メタル・バンドの2枚組ライブ・アルバム!!
LOUDNESSのサポート・アクトとして廻ったジャパン・ツアーも好評だったANNIHILATORの最新スタジオ・アルバム「WAKING
THE FURY」のヨーロッパ・ツアー時の19曲のライブ・トラックと、「The Blackest Day」と「Fisco」('95年live
in JAPAN時)のライブ映像を収めたエンハンスド2枚組のCD。元よりテクニカルだとか技巧派という冠のつくパワフルなヘヴィ・メタルを聴かせ、中心人物のジェフ・ウォーターズが完璧主義者(!?)で各メンバーに対する技量にうるさいだけあり彼らのプレイは完璧そのもの。本作でもこれがしっかりと反映され、非常にクオリティーの高いパフォーマンスを収めている。特に“元OVERKILLのギタリスト”という経歴を持つシンガー:ジョー・カミューの歌唱は素晴らしく、自分の参加した2作品以外の楽曲も難なく見事なまでに自分のものにして歌いこなしているのは特筆すべき点。
1stから最新作までの美味しい所を掻い摘んだような選曲は、昔からのファンを喜ばせるでしょう!特に「Never,Neverland」,「Alison
Hell」,「I Am In Command」,「Phantasmagoria」,「Crystal Ann」の初期の名曲を収めたDISC2は圧巻! 個人的には名作「SET
THE WORLD ON FIRE」からの曲がタイトル・チューンだけだというのが非常に残念。確かにあの作品だけカラーが異なってはいる(でも、一番売れているはず!)が、ジョーが歌えばスタジオ盤よりもANNIHILATORらしいアグレッシブでテクニカルなチューンになってカッコ良いと思うのに・・・あのアルバムってコアなファンからは受けが悪いのかな? |
|

「鳳翼天翔」
陰陽座
KICM-1073
03.6.4release
4曲入りMAXI single
 |
日本のメジャー・シーンで大健闘中の実力派メタル・バンド、AL「鳳翼麟瞳」からの第二弾シングル!
既にリリースとなっている本4曲入りマキシ・シングル(うち2曲はカラオケ)はオリコン初登場69位を飾った。関西地区ではチョットばかり有名な(?)実力派シンガー:池田綾子の1つ上位だ。リード・トラックの「鳳翼天翔」はJUDAS
PRIESTばりのギター・リフが印象的な陰陽座らしいメロディアスなメタル・チューンだが、ヘヴィ・メタルが、しかもシングルでオリコン・チャートに登場するなんていうのはいつ以来だろうか?名実共にリスナーから正当な評価を受けている証拠だ。
テレビ朝日「ワールドプロレスリング」のファイティング・ミュージックとしてお茶の間で親しまれている(?)この「鳳翼天翔」はアルバムではインスト序曲「焔之鳥」と対を成しているが本作では本編のみ収録。
新曲のカップリング「梧桐の丘」は今までにないタイプのしっとりとしたアダルティーな雰囲気を持ったこれまた素晴らしい楽曲! ここではディストーション・ギターは一切無くクリーン・トーンのカッティングがジャジーなベース・ラインにのり、黒猫がやさしく切ないメロディーを歌い上げるというサスペンス・ドラマのエンディング・ロールで掛かっていそうな曲だ。メタル・チューンではないが陰陽座の音楽性の幅をまたヒトツ広げるのに成功したこの曲で本シングルの存在価値がある。
両曲とも最後は「舞い上がれ〜」と同じ歌詞,(ほとんど)同じメロディーで締めくくられているのには意図があるのだろう、瞬火氏の事だから・・・。
単なるアルバムからのシングル・カットに終わらせず、作品ひとつひとつに明確な意味と価値を持たせるという陰陽座の信念が本作でも見られる。6.25にリリースされるライブCD及びライブDVDにも個々に異なった意味合いを持たせた充実した作品に仕上がっているので、そちらもお楽しみに! |
|

「PREDATOR OF THE EMPIRE」
STEEL ATTACK
KICP-937
03.6.4release
 |
輸入盤市場をにぎわせていたスウェーデン産パワー・メタル・バンドの日本デビュー作!!
トリビュート作品や輸入盤店をこまめにチェックしているマニアの間では既にお馴染みのSTEEL ATTACK、シンガー兼ベーシストのスティーブ・スティールとドラマーの脱退により本作からニュー・シンガー&リズム隊の計3人を新たに迎えている。サウンドはいわゆるメロディック・パワー・メタルに傾倒するものでツイン・ギターのハモリをフィーチャーした疾走チューンもあるが、昨今に多いHELLOWEENやSONATA
ARCTICAのフォロワー的なバンドではなく、印象的なギター・リフの上にメロディアスなヴォーカル・ラインと男気溢れた(!?)コーラスが入ってくるという80'Sの正統派ヘヴィ・メタルのエッセンスを色濃く持っているので現在のシーンでは逆に新鮮に感じたりもする。
ロニー・ジェイムス・ディオ・・・というよりはその影響を受けたマルコ・ヒエタラ(TAROT〜SINERGY〜NIGHTWISH)似の、なかなかの実力を持ち合わせたニュー・シンガーの貢献度は大きく、ジャーマン・メタル系疾走チューンの「Predator
Of The Empire」,「The Darkness」,「The Holy Sign」もさることながら、キャッチーで叙情的なメロディーを持ったミドル・チューン「Cursed
Land」,「Point Of No Return」,「Heavy Metal God」,「Arise」などの楽曲でその伸びやかな声質は特に映える。個人的には楽曲的に見ても後者の様な正統派メタル・チューンの方に魅力を感じ、むしろ疾走チューンではもう少し頑張ってもらいたいという感は否めない。アルバムの前半のテンションが最後まで続かないのも汚点だが、曲作りのセンスは確かなものなので今後大きなバンドへ成長する可能性も充分あると思う。
アートワークのセンスが骨太さを象徴しつつも逆にマイナスなイメージを持たせてしまいそうで残念だが、中身の方は“捨て曲なし”まで言わずともメロディアスで骨太で良質なヘヴィ・メタル・チューンをたっぷりと聴かせてくれているので機会があったら是非お試しを。 |
|

「ORDER OF THE ILLUMINATI」
AGENT STEEL
KICP-934
03.6.4release
 |
カリフォルニア産スピード/スラッシュ・メタル・バンドの復活第二弾アルバム!!
80年代後半に彗星の如く表れ彗星の如く消え去った(笑)AGENT STEELは、当時スラッシュ・メタルのマニアの間で熱い支持を受けていたバンドだ。そんな彼らが再結成ブームにのり(?)'99年のAL「OMEGA
CONSPIRACYで」再結成し、マニアの注目を集めた。
本作のサウンドはスラッシュ・メタル的なギター・リフで疾走をしていながらも、ヴォーカルはいわゆるディストーション・ヴォイスではなくジェフ・テイト系のハイトーン・シンガーが浮遊感のあるメロディーを歌っているので、典型的なスラッシュ・メタルとは言い難い。楽曲もドラマティックな展開があったり、アラビアン音階を取り入れたり(80'Sスラッシュ・バンドに良く聴かれるパターンだが)と結構バラエティー豊かだ。本作を現代の若いファンが聴いてどう感じるか分からないが、以外と新鮮でクールに聞こえたりするかもしれない・・・
当時のMETAL CHURCHやANTHRAX系の80'Sのアメリカ産スラッシュ・パワー・メタルを本作でも全開に聴かせてくれているのでその手のファンは期待通りに大喜びするサウンドだ。最近系のスピード・メタルとは全く違うのでお間違えのないように! |
|
|
|
|
|