「ADDICTED TO METAL」/KISSIN' DYNAMITE アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2010-

「ADDICTED TO METAL」KISSIN' DYNAMITE画像
「ADDICTED TO METAL」
KISSIN' DYNAMITE

2010.7.7release

 ウドが絶賛した若きピュア・メタルの使者!KISSIN' DYNAMITEの日本デビューアルバム!!

 ハネス(Vo)とアンデ(Gt)のブラウン兄弟を中心に結成された5人組、2ndにして本邦デビューアルバム。2008年リリースのデビュー作『STEEL OF SWABIA』では、日本未発売ながら当時16〜17歳とは思えないポテンシャルを感じさせる仕上がりに好評価を得た彼ら。ようやく18歳(!)になってリリースされる本『ADDICTED TO METAL』の仕上がりがこれまた素晴らしく、かのウド・ダークシュナイダー(ACCEPT、U.D.O.)も絶賛したあげく本作でゲストヴォーカルを取った理由も容易に理解できる。

 本人たち曰くMOTLEY CRUE、SCORPIONS、WHITESNAKEから影響を受けたとするメタルは、程よい哀愁を帯びたキャッチーなメロディーが何とも印象的で、往年のメタル・バンド(しかもビッグネームたち)を彷彿とさせる“歌えるメタルチューン”満載だ。
 ウドが参加したタイトルチューン「Addicted to Metal」はまさにメタル・アンセムであり、哀愁のメロが何ともドイツらしい「Run for your Life」,「We want more」,「Metal Nation」、フックに富んだ展開をみせるキャッチーチューン「Supersonic Killer」,「Love me hate me」では特にメロディーセンスを感じさせる。また、ユニークな展開で盛り上がりをみせる「Hysteria」や、HAMMER FALLやジャーマン・メタル系なドラマ性を持った「All against all」,「In the name of the Iron Fist」なんかの変化球も投げられるし、お約束の叙情的バラード「Why can't you hear me」,「Lie For Me」もあったりと、メタルの全てを兼ね備えている。もはやDAMN YANKEESの「High Enough」のユニークなカバーはオマケに過ぎないのだ。

 シンガーの声質とメロディーの質感がアンディ・デリス時代のPINK CREAM 69にも似た雰囲気を持つ本作。所属レーベルの代表がソングライティング面でバックアップしているようだが、基本的にはメンバー全員が関わっているのもありバンドの勢いがそのまま楽曲に反映されているのも特筆すべき点だろう。メロハーの最右翼:heat(シンガーが抜けてしまったが)しかり、このKISSIN' DYNAMITEも“メタルの本格的復興”に大きく貢献するに違いない!要注目バンドだ。

ハネス(KISSIN' DYNAMITE:Vo)&ウド・ダークシュナイダーのスペシャルインタビューはこちら

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