KAMELOT、新譜『POETRY FOR THE POISONED』特集!

KAMELOT 「POETRY FOR THE POISONED」Release Special

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Suported by MARQUEE AVALON

 約3年ぶりとなるKAMELOT待望の新作『POETRY FOR THE POISONED』。脱退したベーシスト:グレン・バリーの後任にショーン・チベッツを迎え新ラインナップで制作された本作だが、“新生”らしくサウンド面や独自の世界観にさらに深みを増した作品に仕上がった。例に漏れずサシャ・ピート&ミロによるプロデュースであり、特にミロが手掛ける壮大なオーケストレーションは倍増。また、シモーネ・シモンズ(EPICA)、アマンダ・ソマーヴィルなどのフィメールシンガーをはじめ、ジョン・オリヴァ(SAVATAGE)、ビョーン・スピード・ストリッド(SOIL WORK)のゲスト参加も、アルバム全体像が及ぼすシアトリカルな演出に大きく貢献している。

 要所要所に導入されたSE効果もあり、前作『GHOST OPERA』路線をさらに推し進めたダークかつミステリアスなサウンドは、KAMELOT史上一番緻密に練り上げられた作品だと言えよう。さらなる表現力をつけた“ロイ・カーン”改めカーンのヴォーカルは、ミステリーテラーの如く、時に怪しく、時に情感豊かに語りかけ、またトーマス・ヤングブラッドのギターがこれまでとは一味違う多彩な音色とフレーズを聞かせ、楽曲のカラーリングを豊かにしている点も見逃せない。“ゴス的”と言ったら誤解を招くかもしれないが、さりげなくモダンなアプローチを取り入れつつも、シンフォニックで悲愴感ただよう独自のスタイルはぶれることなく健在。まさに“深化”という言葉が相応しい、力の入った過去最高傑作に仕上がった。



「POETRY FOR THE POISONED」KAMELOTジャケ写
1.The Great Pandemonium
:ゴス的なノリがこれまでにないモダンさを醸し出すも、ビョーンのグロウルやオペラティックなフィメール・ヴォイスが郷愁を誘うKAMELOT節満載の佳曲。トーマス・ヤンブラッドの泣きのギターも聴きどころ。

2.If Tomorrow Came
:こちらもまた“デジロック的な”オープニングリフが意表をつく。カーンのCONCEPTION時代から持っていたミステリアスなメロディー・センスが栄える。何とも言えぬ“ウネリ”を持った曲だ。

3.Dear Editor
:雨の街中の音像から一点、“殺人鬼”を取り上げた次曲のストーリーを語りあげる1分半のSE。

4.The Zodiac
:殺人鬼ゾディアックを取り上げる内容に相応しいカーンのこれまで以上に多彩な声色が楽しめるミステリアスな楽曲。この手の曲を歌わせたら右に出るものはいないジョン・オリヴァ(SAVATAGE)とのデュエットも斬新だ。トーマスのシングル・コイルによる枯れたギターサウンドも◎。

5.Hunter's Season
:トーマスのなくなった母フィリスに捧げられたミドルチューン。ブリッジの展開が新しいがサビではKAMELOT節が炸裂する佳曲。ガス・G(OZZY OSBOURNE)のギターソロも楽曲に華を添える。

6.House On A Hill
:シモーネ・シモンズ(EPIC)とのデュエットを披露している、こちらもKAMELOT十八番の哀愁バラード。ガット弦ギターを導入したギターソロ後の展開は鳥肌モノ。

7.Necropolis
:ヘヴィなリフをフィーチャーし“NECROPOLIS=死者の都”を歌ったヘヴィチューン。中間部のスリリングなアレンジがよいフックを生み、最後まで飽きさせない。

8.My Train Of Thoughts
:カーンのファルセットがメロディーのフックを際立てる、地味ながら味わい豊かな楽曲。

9.Seal Of Woven Years
:ドラマティックなイントロからオーケストレーションが盛り上げながら、メロディーの表情が様々に移り変わっていく楽曲。これまでのKAMELOTにはなかったような中間部のアレンジも聴きどころ。

10.Poetry For The Poisoned Pt. I - Incubus
11.Poetry For The Poisoned Pt. II - So Long
12.Poetry For The Poisoned Pt. III - All Is Over
13.Poetry For The Poisoned Pt. IV - Dissection

:トータル10分弱の組曲。本作のキモとなるアレンジの幅広さを一気に集約したかのような楽曲で、目まぐるしく楽曲が移り変わっていく様はユーロ・ロック/プログレッシブ・ロックにも通じる。シモーネも劣らず情感豊かに歌い上げるミステリアスながら儚いドラマティック・バラードのPt.IIは涙なしでは聴けない。一気に場面チェンジを繰り返すPt.III〜IVはまるで映画を観ているかのようだ。

14.Once Upon A Time
:そして、本編ラストにして登場するフック満載のスピードチューン。ミステリアスな要素はここでも貫かれており、一気に広がる高揚感のあるサビは新たな名曲として名を連ねるクオリティーだ。4分弱で終わるのが惜しまれる。

15.Thespian Drama
:キーボーディスト:オリヴァー・パロタイが書いたプログレッシブ・メタル的なインストチューン。中間部の現代音楽的なピアノも印象的ながら、メタリックなギターが全編で活躍。日本盤ボーナストラック。

「POETRY FOR THE POISONED」
KAMELOT

10.9.1release





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