DEICIDE/「TO HELL WITH GOD」 アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「TO HELL WITH GOD」DEICIDEジャケ写
「TO HELL WITH GOD」
DEICIDE

11.4.20release

 フロリダ産デス・メタルの重鎮、ラルフ・サントーラをフィーチャーした10thアルバム!!

 1990年に『DEICIDE』でデビューしたデス・メタルの重鎮、DEICIDEの通算10作目となるニューアルバム。当初は2009年にリリースされる予定だったが、2年遅れでこの度無事に発表されることになったという。グレン・ベントンの地を這うようなグロウル・ヴォーカルは聴き手を怒号するかのような勢い。その凄まじい迫力はデビュー当時から変わらないものの、20年間にわたりデスメタル・シーンを支えリードしてきた存在であるからこそ、ここにきて更なる迫がついてる。世間では“デス・メタル界のレミー・キルミスター”とされている、かは分からないが個人的にはそう称したい。

 スラッシュ・メタルを1.5〜2.0倍スピードアップした強靭な楽曲群は衰えることを知らず、むしろトゲトゲしさを増強している。そこへ新たな聴き所を用意するギターソロだが、これはラルフ・サントーラによるもの。ラルフと言えば哀愁メロディアスハードの名手としても知られ、EYEWITNESSやMilleniumという素晴らしい名バンドを率いる人物でもあり、またソロ名義ではマイケル・シェンカーばりの泣きから、クラシカル、フュージョン系まで幅広い楽曲を収録したインスト・アルバムを作るほどのギタリストなのだ。
 そんな劇的なギターをフィーチャーしつつも、決してメロディック・デス・メタル的ではなく、むしろ全体像はメロウさをかき消すほどアグレッシブだ。そういった意味でも初期からのファンを裏切ることのない仕上がりだろう。10曲が文字どおり怒涛の如く過ぎ去っていくアルバムだ。

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