DYNAZTY/「Knock You Down」 アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「Knock You Down」DYNAZTYジャケ写
「Knock You Down」
DYNAZTY

11.4.20release

 スウェーデン産バッド・ボーイズ・ロックンロール・バンド:DYNAZTYの、日本デビューを飾る2ndアルバム!

 2008年にスウェーデンはストックホルムで結成、翌2009年夏に1stアルバム『BRING THE THUNDER』をリリース。同郷のH.E.A.Tと同じレーベルに所属する期待のハードロック・バンド:DYNAZTYの本邦デビューとなる2ndアルバム。アートワークのセンスを見ても分かるとおり、彼らも北欧シーンで着々と盛り上がりをみせる80'sハードロック直系のサウンドを披露している。

 キャッチーなハードロックとワイルドで程よいアグレッションを放つそのサウンドは、全盛期のL.A.メタルそのもの。特にSKID ROWやRATT、KIXあたりを強く彷彿とさせる楽曲群は、明るくノリの良いグルーヴ感を常に保持している。その点は北欧特有の叙情的な要素を持つ同郷のH.E.A.TやCRAZY LIXXとは異なり、CRASHDIETやRECKLESS LOVEなどに近いタイプだろう。若さとエネルギーがストレートに反映された楽曲は、シンガー:ニルス・モーリンによるセバスチャン・バックばりのシャウトもあり、SKID ROWからの影響が大きいことを伺わせる。AL『SLAVE TO THE GRIND』ばりのヘヴィでタフなリフを持った「Sleeping With The Enemy」、「The Great Delusion」などは特にそう思わせる要因だ。

 実はそのニルスもイングヴェイ・マルムスティーンやジョン・ノーラム、キー・マルセロから影響を受けたというギターの腕前らしいが、ギタリスト:ロブ・ラヴ・マグヌッソンは上述の3人に加えザック・ワイルド、ウォーレン・デ・マルティーニなどからの影響を公言する人物。派手なスウィープや速いフレーズを交えた難解度の高いプレイをさりげなく決める様は、DYNAZTYの武器の1つとなっている点も特筆しておこう。

 リスナーの心を掴むような“一発”がないことから、既に日本デビューを飾り人気を集めている先陣たちのような“聴かせるタイプ”とは違うものの、楽曲の勢いからは先陣にはないエナジーを感じさせ、まさに全盛期のL.A.バンドが持っていたパッションを発散する。そういった意味で、大きなポテンシャルを感じさせる要注目のバンドであることは間違いない。ライブ・バンドとしても魅力的な素質があれば大化けすると思う。

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