SOLERRAIN/「FIGHTING THE ILLUSIONS」 アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「FIGHTING THE ILLUSIONS」SOLERRAINジャケ写
「FIGHTING THE ILLUSIONS」
SOLERRAIN

11.4.13release

 ロシア産、正統派メロディック・デス・メタラー:SOLERRAINの本邦デビューアルバム!

 2004年に結成したという前身バンド:DARK SIDEを母体に、メンバーチェンジを経て2006年に誕生したSOLERRAIN。2010年には母国語で歌われた同名タイトルの作品でロシアデビューを果たしているが、今回、英語バージョンの本作にて世界に先駆け本邦デビューする。

 ツインギターとキーボードを擁する彼らのサウンドは、まさに“メロディック・デス・メタル”という言葉が想像させる音そのもの。煌びやかなキーボードや哀愁のメロディーラインを伴う楽曲群は、共演をしたこともあるというNORTHER…というか、初期CHILDREN OF BODOMを強く彷彿とさせる。ちなみに本作(ロシア版?)は両バンドのプロデューサーとして知られるアンシ・キッポによってミックスが行われたそうだ。

 フィンランドとロシアで、似た気候のせいかメロディーの性質もほぼ一緒。というわけでオープニングトラック「Fighting The Illusions」を筆頭にメロディー面のクオリティーはなかなかのもの。スウィープを多用したメロディアスなソロもさすがにアレキシ・ライホのレベルまでは遠いながら、良い雰囲気を作りだしているのは確か。ただ、ツインギターをL⇔Rにキッパリ振り分けていることもあり、音の分離がかなり良く、プレイの荒々しさが目立つ。また楽曲を追うごとに表現力の乏しさが現れてしまうのは次作の課題だろう。一時代を築きあげた北欧メロディック・デス・メタラー達が、こぞってモダンなサウンドに変化していくなか、逆に“あの音”を懐かしむファンには躊躇なく楽しめる作品だろう。

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