CRIMES OF PASSION/「To Die For」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「To Die For」CRIMES OF PASSIONジャケ写
「To Die For」
CRIMES OF PASSION

11.8.24release



To Die For - Crimes Of Passion
 英国産ドラマティック・ヘヴィメタラー:CRIMES OF PASSIONの2ndアルバム!!

 元々TENやTYKETTO、FIREHOUSEなどのイギリスツアーをサポートしたDEADLINEなるハードロック・バンドが前身となり、2005年に結成されたというCRIMES OF PASSION。本バンドではドラマティックなヘヴィ・メタル・サウンドとなり、時にシンフォニックかつプログレッシブなアレンジも見せるが、DEADLINE時代に培ったと思われるメロディー・メイカーぶりはなかなかのもの。一聴して耳を引くメロディー、楽曲が多いのが最大の特徴だ。

 HELLOWEEN、BLIND GUARDIAN等でお馴染みのチャーリー・バウアファイントをプロデューサーに迎えたことも、本作の方向性を想像させるもの。映画のサントラばりのオーヴァーチュア「Be Still My Beating Heart (Intro)」に続く、「I Dare You To Try」のドラマティックぶりは見事で、これ一発で本作への興味を一気に引き上げる。まさに英国に相応しい堂々っぷりと、BLIND GURDIANの持つ大仰さが相まった名曲だ。
 劇的なメロディーが胸を締め付ける激情パワーバラード「Love Is To Die For」、メロハーとモダンメタルが融合した「Body And Soul」など、派手さはないもののしっかりとキメどころがあるし、DOKKENを髣髴とさせるギターリフが特徴の「Accidents Happen, Even Here」はアンディ在籍中のPINK CREAM 69にも通じる。

 確かに捨て曲はなくないし、アルバム後半に行くに連れ色んなところへ手を出しすぎた散漫感もあるし、弾きまくりのギターソロも時折耳障り。さらにこのチープなアートワークと…マイナス要素も多いが、個人的には非常に愛せる作品。ドラマティックなサウンドとハスキーなヴォーカルの声質からVANDEN PLASにも通じる部分もあるが、こちらのシンガーの方がより“ダミ声”的で好みが分かれると思う。が、敢えてメタル・マニアにはプッシュしたい!

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