FARCRY/「OPTIMISM」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「OPTIMISM」FARCRYジャケ写
「OPTIMISM」
FARCRY

11.8.24release



Optimism - FARCRY
 ニュージャージー産メロディック・ハードック・バンド、FARCRYの本邦でニューアルバム!

 2009年に「HIGH GEAR」でデビューした5人組の2ndアルバム。前作は輸入盤でのリリースのみだったが、その爽快なメロディック・サウンドが日本のマニアの間でも話題となったFARCRY。本作で日本デビューを飾る。
 サウンドは、一昔前に“ニュージャージー産”の代名詞とも言えた(!?)アメリカン・ハードロックを基調にしたもの。いわゆるAORに近いメロハー系のバンドは今も多いが、このFARCRYは例えばDANGER DANGERやTYKETTOのように爽やかな面とマイナーキーの叙情性をあわせ持ったスタイルで、今となっては貴重な存在だと言えよう。欧州産でこの手の若いバンドが多く出てきたのに感化されてか、欧米からも彼らのようなバンドが出てきていること自体、個人的にも非常にウレシイ状況だ。

 ギターリフのエッジと爽やかなメロディーが心地よい、いかにもアメリカ的な「Satisfaction」、「Over And Over (Again!)」、「Too Hot To Hold」、「When The Lights Go Down」、ロッカ・バラードの「Better Than This」は否応なく聴き手のテンションを上げてくれる佳曲。そして、フックのある叙情的なバースやサビが印象的な「Nothing You Can Do」、ギターリフやサビの雰囲気が妙に懐かしい「Now That It's Over」など、マイナーキー・ハードロックも◎。
 微妙にピッチがふらつく図太いハスキーヴォイスが好みを分けるかもしれないが(現在は既に脱退している様子)、これも“アメリカン・ハードロック的!”となにかと好意的に受け取ってしまうのは、全体を包み上げる煌びやかなキーボード・サウンドや、何よりも楽曲のクオリティーがそれを優に補ってくれるから。懐かしくも愛すべきアメリカン・ハードロックの秀作だ。

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