POMPEI NIGHTS/「Rather Die Than Livin' In Boundaries」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「Rather Die Than Livin' In Boundaries」POMPEI NIGHTSジャケ写
「Rather Die Than Livin' In Boundaries」
POMPEI NIGHTS

11.8.24release



Rather Die Than Livin' In Boundaries - Pompei Nights
 スウェーデン産、メロディック・ハードロッカー:POMPEI NIGHTSのデビューアルバム!!

 WIG WAMやH.E.A.Tの活躍で欧州産のハードロック・バンドが増えるなか、ここ最近でも話題となったバンドの中にCRASHDIETという名前があったと思うが、そこのギタリスト:マーティン・スウィートが本作をバンドと共同プロデュースおよびミックスを手掛けている。そんな影響もあるせいか、このPOMPEI NIGHTSも彼らのようにバッドボーイズ・ロックン・ローラー風のヴィジュアルであり、バンドロゴからもグラムロック的な華やかさを感じさせるが、サウンドは意外と硬派であり渋さもあるハードロックを聴かせてくれる。

 一聴して耳に残るのはシンガー:J.エデンの声質だ。とても1991年生まれ(!)とは思えないワイルドでセクシーなシャガレ声は、他に多い透明感のある欧州メロハーバンドと一線を画す。しかもこの手のシンガーは声域が狭く、メロディーの抑揚がない楽曲を歌いがちだが、本作におけるフックを伴うメロディー展開は80'sハードロックのビッグバンドの手法であり、そこに欧州ならではの哀愁を取り込むコーラスラインが絡み全体をギュッと引きしめているのも特筆すべき点だろう。

 全員20歳の若いバンド故に音作りやアレンジの単調さが目立つなど、まだまだ随所に蒼さを残すのは否めないが、欧州らしいメロディーでフックをつけるサビが印象的な「Mistreated」などにみられるメロディー・センス、そしてJ.エデンというインパクトの大きなシンガーは間違いなくバンドの武器になっている。今後の成長が楽しみなバンドだ。

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