LECHERY/「In Fire」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「In Fire」LECHERYジャケ写
「In Fire」
LECHERY

11.12.14release

 元ARCH ENEMY、ARMAGEDDONのマーティン・ベンソン率いる、正統派80’sメタラー:LECHERYの2ndアルバム!

 ARCH ENEMYの初期2枚や、クリストファー・アモットのプロジェクト:ARMAGEDDONにベーシストとして参加していたマーティン・ベンソン率いる、LECHERY4年ぶりの2ndアルバム。マーティンはここではVo&Gtを務めている。
 サウンドは、アンプ直のザクザク感を前面に押し出したシンプルなギターリフの上に、キャッチーなヴォーカル・ライン/コーラス・ワークがのるピュア・メタル。マーティンの独特の声質や、ギターリフの組み立て方などからはACCEPT(そこまで深みはないが/苦笑)などを彷彿とさせる場面もある。アートワークにも象徴される熱いメタル魂をストレートに映し出した楽曲群は、良い意味で全体的に荒々しいもの。随所で導入されるツインギターもなかなか効果的で、程よいドラマテイックさを演出している。見方によっては80's USメタル的にも聴こえるが、ヴォーカルラインの性質はやはりスウェーデン産であることを感じさせる。若干の憂いをもつキャッチーなメロディー・ラインが本バンド最大の魅力と言って良いだろう。

 いかにもメタル・アンセム的なコーラスワークが冴える「Mechanical Beast」「Heart Of A Metal Virgin」「Carry On」「We All Gonna Rock Tonight」などの秀曲が多い中、スピードチューンにもうひとつフックが欲しいのは正直なところ。唯一のバラードで、楽曲としてはかなり良い線いっているのにボーナストラックである「Fail And Fall」では、マーティンのヴォーカルの弱さが露骨になっていてもったいない。良い楽曲が揃っているのに何となくこじんまりしてしまうのもやはりそのせいなのだろう…。ただ、ものすごくライブ映えしそうな曲ばかりで欧州ではそれなりに人気があるのかもしれない。とにかくストレートでキャッチーなピュア・メタルが好きな方は楽しめると思う。

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