DEVILDRIVER/「BEAST」 アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「BEAST」DEVILDRIVERジャケ写
「BEAST」
DEVILDRIVER

11.2.23release

 ツインギターを擁するカリフルニア産エクストリーム・メタラー:DevilDriverの5thアルバム『BEAST』!

 元COAL CHAMBERで、両腕はおろかアゴや首にもタトゥーだらけのカリスマ・シンガー:デズ・ファーラー率いるDevilDriver、およそ1年ぶり5thアルバム。オープニングチューン「Dead To Rights」のMP3を無料配布したり、発売前に計4曲を公開するなど作品に相当な自信を覗かせていただけあり、これまでで最もブルータルかつ細部まで練り上げられた力作に仕上がっている。

 野獣の雄叫びの如く、恫喝するデズのパフォーマンスはこれまで以上に気迫に満ち、強靭ながら緩急のあるギターリフの充実はスラッシュ・メタルの構築美にも通じる。かと言って、タイトな音作りと強烈なグルーヴを放つ全体像はいたってモダン・エクストリーム・メタルなので、この手のメタル・ファンにとっては美味しいどこ取りの作品だろう。
 全体を通してのアグレッションのなかに導入される展開の充実さと どこかメロウにも写るコード進行が印象的な「Dead To Rights」、変拍子を取り入れたリズムアレンジやメロディアスなギターソロが冴える「Hardened」、複雑なギターリフが何とも言えぬ緊張感を生む「The Blame Game」、キャッチーなテイストが欧州メロディック・デス的な哀愁を漂わす「Black Soul Choir」,「Crowns Of Creation」などは、中でも耳を引くチューン。

 強烈なアグレッションを保ちながら、絶妙なメロディアスさを垣間見せる瞬間や巧みなリズム・アレンジからはANNIHILATOR的なプログレッシブ・テイストも味わえる本作。カリスマシンガーを支えるインスト陣の巧みなプレイが、緻密なサウンドを作り上げているのは間違いない。

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