AFTER THE BURIAL/「IN DREAMS」 アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「IN DREAMS」AFTER THE BURIALジャケ写
「IN DREAMS」
AFTER THE BURIAL

11.1.19release

 プログレッシヴ・エクストリーム・メタラー:AFTER THE BURIAL、日本デビュー作となる3rdアルバム!

 ハイテク/プログレッシヴ・デスコア系バンドを多く抱え、2006年設立ながら一部では既に熱い支持を集めるアメリカの新興レーベル“Sumerian Records”。ここで紹介するAFTER THE BURIALもそんなレーベルが一押しするバンドのひとつで、本3rdアルバム『IN DREAMS』にて本邦デビューを飾る。

 サウンドの基盤は8弦ギターによるヘヴィ・リフと難解なリズムパートが複雑に絡み合うエクストリーム・メタル。ギタリストはかなりの腕前で、次々に繰り出されるテクニカル・フレーズは、フィル・アンセルモを彷彿とさせるシンガーの存在をも凌ぐ勢いだ。しかし、あくまでも聴かせどころは、複雑でテクニカルなアンサンブルと共にアグレッシブに、そして時にキャッチーな表情をみせる楽曲そのもの。例えばMESHUGGAHの難解さにSOILWORKの持つキャッチーさが加わったかの音楽性は、エクストリームであり複雑ながら、聴き易さをも備えている。最近で言えばPERIPHERYなどの志向を更に推し進めた感覚に近い。

 耳で追いかけようとするも先の展開・拍子が予測できず、そこに出現する独特の浮遊感がトリップ効果を生む楽曲群。そんな中で、叙情的なメロディーが冴えるプログレッシブ・メロデス・チューン(!?)の「Pendulum」や、スクリームがなければプログレ・メタルな「To Carry You Away」、キャッチーとさえ言えるメロディアスなサビが印象的な「Promises Kept」、ボートラながら強烈な高揚感を生む「Berzerker」などは特に耳を引かれる佳曲だ。

 エクストリーム系パートでは一本調子になりがちなのがたまに傷ながら、技術においてもソングライティング/メロディーにおいても光るセンスを持っているAFTER THE BURIAL。“度肝を抜かれた”とはまさにこのことだろうが、更なる進化を期待したい!

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