MANIGANCE/「RECIDIVE レシティーヴ〜再犯〜」アルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「RECIDIVE レシティーヴ〜再犯〜」MANIGANCEジャケ写
「RECIDIVE
レシティーヴ〜再犯〜」
MANIGANCE

11.1.19release

 フランス産、高品質メロディック・パワー・メタラー:MANIGANCE、ひさびさのニューアルバム!

 2002年リリースの初のフルレンスアルバム『ANGE OU DEMON』における完成されたメロディック・メタルが、耳の肥えた日本のリスナーからも一気に支持されたMANIGANCE、5年ぶりの新作。非常に安定したソングライティングとプレイによるサウンドは、“フランス語詩”というマイナス要素を負いながらも楽曲の良さがそれを優に補う。久しぶりの彼らの新譜情報が入ったときは、期待に胸を膨らませ前述の1stを聴きながら待っていた。

 嫌味のないネオ・クラシカルなギターを中心に、プログメタル的なアレンジとモダンさを伴った整合感のあるメタルに、声量豊かなハイトーン・ヴォーカルがフックのあるメロディーを歌い上げるサウンドは健在。デビュー作からサウンドプロダクションに大きな変更もみられないものの、至ってモダンに聞こえる点も“完成”されている証だろう。

 アグレッシブな曲調から一転、キャッチーなサビが高揚感を生むミドルチューン「Dernier Allie(最後の味方)」,「Delivrance(解放)」。例えばVANDEN PLASのようなプログ・メタル的アレンジを楽しめる「Mercenaire(傭兵)」,「Chant De Bataille(戦歌)」。CHILDREN OF BODOMをメロディック・メタル風に仕立てたモダン・メタルチューン「Sentiers De La Peur(恐れの道)」,「En Seigneur(君主として)」。そして、メタル好きなら誰をも興奮させるであろうキラーチューン「Recidiviste(再犯者)」。なんかが筆者的ハイライト。日本盤ボーナス1曲含め、全16曲というヴォリューム感は唯一難点か/苦笑。

 プログレッシブかつダークな要素をちりばめつつ、持ち前のメロディーセンスと程よいモダン・ヘヴィネスで楽曲を彩る楽曲郡は、まさにこれまでのMANIGANCEを総括する内容。名曲「Ange Ou Demon」のような一撃必殺チューンは見当たらないが、安心して聴いていられる期待通りかつ待ったかいのある力作だ。“脱フランス語”を図れば間違いなく英語圏で相応の成功を収めるであろうが、そこを敢えて母国語にこだわっている点がまたニクイ。

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