AGINCOURT/「ANGELS OF MONS」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「ANGELS OF MONS」AGINCOURTジャケ写
「ANGELS OF MONS」
AGINCOURT

11.7.20release

 NWOBHMを体現する純英国産ヘヴィ・メタル・バンド、AGINCOURTの結成20年目にしてのファーストアルバム!!

 NWOBMをリアルタイムで体験したリチャード・E・トイ(Vo&Gt)を中心に1991年に結成されたAGINCOURT。当時、NWOBHMサウンドを奏でるバンドは当然ながら皆無に等しかったなか、自主制作EPが好評を博したり、契約前にも関わらず行われたBBCでのライブセッションやイギリス国内で多数エアプレイを獲得するなど、着々と知名度を伸ばしていった。しかし、周知の通りグランジムーヴメントによりシーンはガラッと変わり、彼らも解散へと追いやられていったという。

 NWO“T”HMムーヴメントが盛り上がる中、そのルーツであるNW“B”HMまんまのサウンドは、“T”ではあまりみられないPRAYING MANTISやGASKINなどを髣髴とさせる、どちらかというとハードロックよりの系統。メロディアスなツインギターをはじめ、あくまでキャッチーなヴォーカルを主体とした楽曲群は、エネルギッシュなENFORCERやWHITE WIZZARDにはないメロディーセンスを持っているのも特徴だ。

 良くも悪くも当時を映し出したかのサウンドプロダクションや、良く言えばOZZY OSBOURNE的な個性豊かなリチャードのヴォーカルは、昨今のNWOTHMから入った若いファンは戸惑うかもしれないが、往年のファンにとっては愛すべきB級サウンド。そのオジー的な「Going Insane」や「Captured King」など、随所から80’sメタルの香りも漂い、NWOBHMがその後のメタルシーンにどれだけの影響を与えたかも本作の音楽性から分かったりする。泣きのブリティッシュ・ハードロック「This Life」を筆頭に、TOKYO BLASEの復活に喜んだ方にはオススメチューン満載だ。

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