MERGING FLARE/「Reverence」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「Reverence」MERGING FLAREジャケ写
「Reverence」
MERGING FLARE

11.7.20release



Reverence - Merging Flare
 注目の“フィンランド産ジャーマン・メタル”バンド、MERGING FLAREのデビューアルバム!

 GAMMA RAYトリビュート・バンド:GUARDIANS OF MANKINDのマティアス・パルム(Vo)、カスペリ・ヘイッキネン(Gt)を擁する、フィンランド産メロディック・パワー・メタラー:MERGING FLAREの1st。カバーバンドとしてはカイ・ハンセンにお墨付きを持っており、カスペリはヘニュ・リヒターの代役としてGAMMA RAYのステージにも立ったことがあるとか。ちなみにそのカスペリはAMBERIAN DAWNでもネオ・クラ系のリード・ギターを披露している人物。そして、御大カイ・ハンセンは本作に4曲にゲスト参加している。

 当然ながらキーパー系サウンドを基盤としつつ、JUDAS PRIEST風のヘヴィ・メタル然としたギターリフなどは、昨今のGAMMA RAYサウンドもフォローするもの。しかしながら、本家以上にドラマティックかつ多彩なアレンジあり、ネオ・クラシカルなギターをフィーチャーしたりと、あくまでバンドのオリジナリティーを押し出している点が本作の聴き所。ヘタウマ・シンガーの声の質感からはヴァイキング・メタル風味も時折感じさせるが、それもまたオリジナリティとなっている。

 キーパーサウンド+DRAGONFORCE+ACCEPT風の「At Daggers Drawn」、SONATA ARCTICAなどの新世代メタルを取り込んだメロパワ・チューン「Faker」、モダン・メタルのヘヴィチューンでありながら中間部にQUEEN直系のオペラ・アレンジを配した「Terrordome」、MAIDEN風のリズム・アレンジとヴォーカル・クワイアの組み合わせが印象的な「Pride And Bravery」、自国のヨーロピアン・テイストが反映された「Star Odyssey」などは、いわゆるジャーマン・メタル・ファンにアピールできる曲。また、フュージョン風のギターソロ・パートがユニークなヘヴィチューン「Killing Ground」、キャッチーなジャーマン系クワイアをフィーチャーしつつクロマチック進行でメランコリックさをも演出する「Under The Fire」などでは、MERGING FLARE独自のカラーを持っている。

 “一発キラーチューン”はないものの、総じて良く練られた佳曲が並べられた本作。多彩感がありつつもわりとコンパクトにまとめられている点も○。カイ・ハンセンが見初めたのも分かる非常に魅力的なバンドだ。

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