SCHONBERG(シェーンベルク)/「SPLENDID ROSA BIRTH」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-


「SPLENDID ROSA BIRTH」/SCHONBERG(シェーンベルク)画像
「SPLENDID ROSA BIRTH」SCHONBERG

11.7.20release




シェーンベルクOfficial Myspace
▼アルバムトレイラー
 艶やかなるプリマの美声、ショパンの如く優雅なギター、クラシカルな調べと壮麗なシンフォニック・サウンドに包まれ、美しく刹那のメロディー達が物語を語らう…。国産シンフォニック・メタラー:シェーンベルクの“劇場型”フルアルバム!

 シェーンベルク劇場にようこそ!!まさにこのフレーズがぴったりな壮大で美と浪漫に溢れた傑作の登場である。私は長年彼らを応援してきたので手前味噌になってしまうが、まさかここまで完成度の高いアルバムリリースになるとは!メロディアスヘヴィメタルの様式に、日本語の言葉がもつ神秘さに徹底的にこだわるナルの圧倒的歌唱力!ストーリーテラーをも担う彼女の、時として勇気を与える表現力に驚かない訳にはいかないだろう。山口百恵の再来かと思ったりと。

 クラシカルなオープニング「聖ロサREVELATION -紋章にかかる綾-」から連なるスピードチューン「ロサ・シリウス」への完璧な流れに涙が溢れる。ここでのギターによるハーモニーは絶品だし、ミディアムテンポで色気(良い意味で)ムンムンなキラーチューン「」のアルバム中での絶妙な配置、名曲と名高いメロスピ・チューン「ロサ・クライシス」、ピアノをバックに優しい歌声が心を癒すバラード「旅人達のソワレ 〜 EPILOGUE」、全てが完璧に練られている。
 またデモから愛聴してきた「ロサ・ギガンティア」も劇的に生まれかわった!HELLOWEEN的(彼らは喜ばないか)ともいえるポップでキャッチーなこの曲は、アルバムで異彩を放ちながらインパクトを与えてくれる。コンパクトにまとめられた高みに駆け上がるようなギターソロも素晴らしいの一言!

 変幻自在なリズム隊!弾くフレーズ1音1音に飽くなき情熱を込めたギターサウンド、メタルファンのみならず様々な人に聴いてもらいたい。そして是非とも手にとって歌詞を片手にジックリと聴いて欲しい。ここには聞き流す音は存在しないはずだから。 (y.takahashi)
▼各曲解説

01.聖ロサREVELATION-紋章にかかる綾-

:
ミステリアスなオーケストレーションに導かれるスリリングな序曲

02.ロサ・シリウス
 【Sample
:シンフォニックアレンジとキャッチーなメロディー、そして中間部のプログレッシブなインストパートが印象的。冬の夜空に輝く蒼白のシリウスを描いたスピード・メタル・チューン。

03.黒薔薇のシセロ
:イントロに荘厳なチャーチオルガンを配し、デスメタル風の攻撃的なギターリフと妖艶なヴォーカルが特徴。怪人ルシウスが夜な夜な血の鼓動を求めて繰り広げる惨劇を描いたアグレッシブチューン。

04.vin rouge blue(s)
:郷愁漂うブルージーなギターインストで、次曲のイントロダクション的役割も持つ小曲。

05.暁 【Sample
:哀愁のメロディが印象的なハード・ロック・チューン。

06.ロサ・ギガンティア
:一貫してポジティブな雰囲気でアルバムを折り返すキャッチーチューン。

07.ヴェルサイユに咲く-薔薇の香りは全ての始まり-
08.La Reine
 【Sample
:優雅なメロディーから一転、怪しい旋律を響かせるクラシック小曲から、儚くも華麗に散ったフランス最後の女王“マリー・アントワネット”の気高く駆け抜けた一生を歌うネオ・クラシカル・メタルの組曲。

09.物語の始まりは・・・-遠い遠い月の国のお話-
10.月燈りのシェヘラザード

:ストーリー・テリングを擁す小曲から、ピアノ,ヴァイオリンの旋律と共に日本人の琴線に触れるもの悲しいメロディーを擁したプログレッシブ・チューンへ流れる組曲。

11.黒蝶のワルツ
12.ロサ・クライシス 【Sample
:ゲーム音楽にも通じるミステリアスかつコケティッシュなインストに続く、劇的な展開と一際キャッチーなサビが印象的なシンフォニック・スピード・メタル。

13.旅人達のソワレ〜EPILOGUE
:たおやかなメロディーが優しく包み込む、ピアノとヴォーカルのみのバラード。アルバムイントロダクションのテーマが再び登場して最後を括る。

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