|
|
艶やかなるプリマの美声、ショパンの如く優雅なギター、クラシカルな調べと壮麗なシンフォニック・サウンドに包まれ、美しく刹那のメロディー達が物語を語らう…。国産シンフォニック・メタラー:シェーンベルクの“劇場型”フルアルバム!
シェーンベルク劇場にようこそ!!まさにこのフレーズがぴったりな壮大で美と浪漫に溢れた傑作の登場である。私は長年彼らを応援してきたので手前味噌になってしまうが、まさかここまで完成度の高いアルバムリリースになるとは!メロディアスヘヴィメタルの様式に、日本語の言葉がもつ神秘さに徹底的にこだわるナルの圧倒的歌唱力!ストーリーテラーをも担う彼女の、時として勇気を与える表現力に驚かない訳にはいかないだろう。山口百恵の再来かと思ったりと。
クラシカルなオープニング「聖ロサREVELATION -紋章にかかる綾-」から連なるスピードチューン「ロサ・シリウス」への完璧な流れに涙が溢れる。ここでのギターによるハーモニーは絶品だし、ミディアムテンポで色気(良い意味で)ムンムンなキラーチューン「暁」のアルバム中での絶妙な配置、名曲と名高いメロスピ・チューン「ロサ・クライシス」、ピアノをバックに優しい歌声が心を癒すバラード「旅人達のソワレ 〜 EPILOGUE」、全てが完璧に練られている。
またデモから愛聴してきた「ロサ・ギガンティア」も劇的に生まれかわった!HELLOWEEN的(彼らは喜ばないか)ともいえるポップでキャッチーなこの曲は、アルバムで異彩を放ちながらインパクトを与えてくれる。コンパクトにまとめられた高みに駆け上がるようなギターソロも素晴らしいの一言!
変幻自在なリズム隊!弾くフレーズ1音1音に飽くなき情熱を込めたギターサウンド、メタルファンのみならず様々な人に聴いてもらいたい。そして是非とも手にとって歌詞を片手にジックリと聴いて欲しい。ここには聞き流す音は存在しないはずだから。 (y.takahashi) |
|