SEPULTURA/「KAIROS」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「KAIROS」SEPULTURAジャケ写
「KAIROS」
SEPULTURA

11.7.20release



Kairos - Sepultura
 ブラジルの至宝:SEPULTURA、2年半ぶりとなる12thアルバム!!

 現在CAVARELA CONSPIRACYで精力的な活動をしているマックス・カヴァレラ(Vo&Gt)、イゴール・カヴァレラ(Dr)兄弟を欠いた後も、アンドレアス・キッサー(Gt)が率い活動を続けるSEPULTURA。一時は“バンド再興人”と囁かれた(!?)かのロイ・Zをプロデューサーに迎え制作された12枚目のスタジオ・アルバムだ。前作、前々作と2作続けてトータル・コンセプト・アルバムとなっていたが、本作はサウンド的にも非常にシンプルな楽曲が並んでいる。

 コンセプト作ではないものの全体を通して“時”をテーマに持っているということで、「2011」,「1433」,「5772」,「4648」といった時を表す小曲(全て30秒以下)が随所に並んでおり、小休憩的な役割を担う。しかし、どれも明確な“音楽”ではなく、日常音を録ったもので、何を意味しているのかハッキリ言って良くわからない。。
 確かに『Chaos A.D.』や『Roots』期の全盛期を彷彿させるグルーヴを持った曲は多いが、ミドルテンポ中心のストレートな楽曲で埋め尽くされた本作は、整合感のあるサウンドのせいもあってかあまり強靭さを感じられない。よく言えば耳障りがよい音なのかもしれないが、果たしてファンは彼らにそれを求めるのか個人的には疑問に思う。

 弾けんばかりのエネルギーを発散するCAVARELA CONSPIRACYとはまったく違う路線を行くのは前作同様ながら、全体を包み挙げる明確なコンセプトがない分、少々マッタリしてしまうかもしれない。「Dialog」のような変化球があってからのアルバム後半は、盛り返すものの、どこか物足りなさはデリック・グリーン(Vo)の遊び心の少なさもあるのか…。

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