SUICIDE SILENCE/「Black Crown」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-

「Black Crown」SUICIDE SILENCEジャケ写
「Black Crown」
SUICIDE SILENCE

11.7.20release



The Black Crown - Suicide Silence
 米カリフォルニア産エクストリーム・メタラー:SUICIDE SILENCE、およそ2年ぶりとなる3rdアルバム!!

 2007年のデビュー作『THE CLEANSING』が初週でビルボード総合94位にチャートインするや、再結成CARCASSをはじめKILLSWITCH ENGAGE、LACUNA COIL、CHIMAIRAなどのビッグバンドと共演。2009年の2nd『NO TIME TO BLEED」』リリース後には、SLAYERとMEGADETHが共演した“Canadian Carnage”への参加、ANTHRAXとの共演をはじめ、“Download Festival”へ招かれるなど、ここまで大躍進を続けるSUICIDE SILENCE。3rdアルバムとなる本作は、HATEBREEDやTHE DILLINGER ESCAPE PLANなどを手掛けてきたスティーヴ・エヴェツをプロデューサーに迎え制作された。

 往年のスラッシュ/デス・メタルを基調とするギターリフと、ハードコアのアグレッション、およびエクストリーム・メタルの多彩なアレンジ力を兼ね備えたそのサウンドは、オールド・スクールのスラッシュ・メタル・ファンからモダンなエクストリーム・メタル・ファンまで、広くに受け入れられるに相応しいもの。メロディーがドラマティックに演出する「Slaves To Substance」を筆頭に、メロディック・デスの要素をもチラつかせるなど、各曲の細部に様々な要素を消化し、隅々まで練り上げられた構築美があるのも特徴だ。変則的なリズムではないものの、MESHUGGAHのようなウネリを発散する場面も見られる。

 浮遊感のあるメロディーが一際不気味さを演出する「Witness The Addiction」にKORNのジョナサン・デイヴィス、「Cross-eyed Catastrophe」にEYES SET TO KILLのアレクシア・ロドリゲス、「Smashed」にSUFFOCATIONのフランク・マレンがそれぞれヴォーカルで参加するという、豪華ゲストの顔ぶれも彼らへのシーンの注目度の高さが窺える。この手のジャンルではたいていアグレッション一辺倒のものが多いが、各曲に新旧バンドから受け継いだ多用なエレメントが内包されている。アルバム通して聴いても飽きさせることがない力作だと思う。

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