Black Stone Cherry/「Between The Devil And The Deep Blue Sea」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
Black Stone Cherry/「Between The Devil And The Deep Blue Sea」ジャケ写
「Between The Devil And The Deep Blue Sea」
Black Stone Cherry

11.6.22release



Between the Devil & the Deep Blue Sea - Black Stone Cherry
 米産モダン・サザン・ハードロック・バンド:BLACK STONE CHERRYの3rdアルバム!!

 20代前半の若いバンドながら、土着文化をしっかり吸収し独自のサウンドを構築。2008年の前作『FOLKLORE AND SUPERSTITION』で一気に知名度をあげた、米ケンタッキー州の4人組:Black Stone Cherryのおよそ3年ぶりとなる3rdアルバム。サザンロックを基調としたサウンドはそのままに、そこへヘヴィさを増幅させたことでよりモダンな作風に仕上がった。

 オープニングを飾る1stシングルの「White Trash Millionaire」に代表されるように、モダンなヘヴィロック感は続く「Killing Floor」や「Such A Shame」,「Change」にも受け継がれる。が、そこにキャッチーなサビが入ってくることによってBlack Stone Cherryらしさの健在が確認できる。アメリカンTOP40に入っても違和感のないパワーバラード「In My Blood」,「Stay」、メロハーファンの喜ぶ叙情系の「Won't Let Go」、アメリカン・ハードロックの王道的「Blame It On The Boom Boom」など、相変わらず楽曲がバラエティーに富んでいるのも普通の“モダン・ロック”には味わえない魅力の一つだ。

 シブい声質のベン・ウェルズのヴォーカルはさらに説得力を増しており、彼ら最大の武器であることは従来どおり。ただ、若干メインストリーム系に趣をよせた楽曲群は、彼の声がチャド・クルーガーに聴こえてしまうのも事実。コレを理由に過去2作品の土着臭が好きだったファンは少し物足りなさを感じるかもしれない。より大衆受けのするメジャー感を身に付けたのは確かだが、その反面失ったものも存在すると思う。これを良しとするかどうかは好みの問題であり、作品的には確実にクオリティーアップを遂げているし、曲によってはNICKELBACKをも髣髴とさせるので新たなファンを獲得することは間違いない。程よいヘヴィ&グルーヴが味わえるヘヴィ・ロックが好きな方は、躊躇なく楽しめる作品だろう。

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