LIGHT THIS CITY/「STORMCHASER」レビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
ヘビーメタル、ハードロックアルバムレビュー
-2011-
「STORMCHASER」LIGHT THIS CITYジャケット写真
「STORMCHASER」
LIGHT THIS CITY

11.6.15release



Stormchaser - Light This City
 女性デスヴォイス・シンガーを擁する米産エクストリーム・メタラー:LIGHT THIS CITYの本邦デビューアルバム!

 2003年デビューの米サンフランシスコ産:LIGHT THIS CITYの4thアルバム。本国では既に2008年にリリースされており、しかもバンド解散後のリリースだったといういわく付き。未発表1曲に加え、CARCASSの「Heartwork」、Bruce Springsteenの「Born To Run」と名曲2曲のカバーをボーナストラックとして追加し、今回初の日本リリースとなる。

 注目はローラ・ニコルなる女性シンガーで、デス・ヴォイスを貫くそのスタイルはARCH ENEMYのアンジェラ・ゴソウ系。さすがに貫禄は若干劣るものの、女性なりの繊細な表現力を持ち合わせており、男性デス・ヴォーカルと違い耳馴染みが良いのもLIGHT THIS CITYの武器だろう。
 そのヴォーカル・スタイルも然ることながら、メロディック・デス・メタルを基調にしつつベイエリア・スラッシュのザクザク感やハードコアのアグレッション、エモ系のキャッチーさなど、サウンドもバラエティーに富んでいる。初期MEGADETH風の「Firehaven」、IRON MAIDENをメロデス風にしたかのような「Wake Me At Sunset」、ANNIHILATOR風の「Bridge To Cross」などは、メンバーが往年のヘヴィ・メタルに精通していることを伺わせるチューン。また、「The Anhedonia Epidemic」,「Beginning With Release」,「A Desperate Resolution」、「Sand And Snow」,「Self Portrait」などで聞かれるギターソロは、テクニカルかつメロディーセンスを感じさせるもので、アルバムの中で良いフックを産んでいる。

 宅録/趣味感バリバリの「Heartwork」に期待するとこけるが、ローラが非常に美しいデス・ヴォイスを披露し、曲調にマッチしているのは特筆すべきだろう。なぜ今日本リリースかは不明だが、ソレに値する安定したクオリティーであるのは確か。興味ある方は是非!

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